部首となる偏の種類 [ ] 常用漢字数50以上 [ ] さんずい [ ]。 「海」「湖」「沼」など。 さんずいへんとも呼ぶが、慣例的にさんずいと呼ぶことが多い。 漢字で書くと『三水』であり、三の字に似ていることから名付けられた。 形は水の流れを象形化したもの。 水に関する地形や水の性質、動態に関する漢字が集められている。 全部で1700字以上存在し、偏の中では最も字数が多い。 また、常用漢字数は112であり、これは常用漢字としてはすべての部首で最も多い。 変則「準」。 常用漢字: 汁 氾 汚 汗 江 池 汎 汽 決 沙 汰 沢 沖 沈 没 沃 泳 沿 河 泣 況 治 沼 注 泥 波 泊 泌 沸 法 泡 油 海 活 洪 浄 津 浅 洗 洞 派 洋 消 浸 浜 浮 浦 浴 流 涙 浪 淫 液 涯 渇 渓 混 済 渋 淑 渉 深 清 淡 添 涼 温 渦 減 湖 港 滋 湿 測 渡 湯 満 湧 湾 滑 漢 源 溝 準 滞 滝 溺 漠 滅 溶 演 漁 漆 漸 漬 滴 漂 漫 漏 潰 潟 潔 潤 潜 潮 澄 激 濁 濃 濯 濫 瀬• 主な表外字: 汀 汝 汐 汲 沁 沌 沐 沽 泄 沫 洩 洒 洲 浣 浩 浙 涎 涅 浬 涵 涸 淳 渚 淀 淘 淋 渥 湮 淵 渠 渾 湘 渫 湊 湛 溢 滓 溜 滲 漕 漱 漲 漉 漑 溌 澹 澱 澪 濠 濡 濤 瀉 瀑 濾 瀞 瀕 瀝 灌 瀟 瀾 灘 など にんべん [ ]。 「仁」「休」「個」など。 「人」の字から来ており、主に人間や人の動作に関する漢字が集められている。 常用漢字数90で、教育漢字がその約半数を占め、教育漢字内では上記のさんずいを凌ぎ、最も多い。 常用漢字: 仁 仏 仕 仙 他 代 付 仮 伎 休 仰 件 仲 伝 任 伐 伏 位 何 佐 作 伺 似 住 伸 体 但 低 伯 伴 依 価 佳 供 使 侍 侮 併 例 係 侯 俊 信 侵 促 俗 便 保 侶 俺 倹 個 候 借 修 値 倒 俳 倍 俵 倣 俸 倫 偽 偶 健 側 停 偵 偏 偉 備 傍 僅 傾 傑 債 催 傷 僧 働 像 僕 僚 億 儀 傲 儒 償 優• 主な表外漢字: 仇 什 仗 仆 仔 伊 伍 伽 佇 佚 佃 佑 伶 侃 侑 侘 倚 侠 俄 俚 俐 倶 倦 俯 倭 倖 偲 傭 僑 僻 儘 儚 儲 など てへん [ ]。 「指」「打」「拝」など。 手や手を使う動作に関する漢字を集め、人体を表す偏では最も字数が多い。 常用漢字数86。 常用漢字: 打 払 扱 技 抗 抄 折 択 投 把 抜 批 扶 抑 押 拐 拡 拠 拒 拘 招 拙 拓 担 抽 抵 拝 拍 披 抱 抹 拉 括 挟 拷 拶 指 持 拾 拭 挑 挨 挫 振 捜 挿 捉 捗 捕 掛 掘 掲 控 採 捨 授 推 据 接 措 掃 探 排 描 捻 握 援 換 揮 提 搭 揚 揺 携 搾 摂 損 搬 摘 撮 撤 撲 操 擁 擬 擦• 主な表外字: 托 扮 抉 拌 拇 抛 拗 按 拮 拱 拵 挺 捏 捌 挽 掩 掬 捷 掟 捺 捧 掠 揆 揉 揃 揶 揄 掻 掴 摺 撒 撰 撞 撓 撥 撫 撼 撻 擂 擢 擾 擲 擽 攪 攫 など ごんべん [ ]。 「記」「試」「誘」など。 言葉や話しかける動作に関する漢字に使われる。 常用漢字数63。 常用漢字: 計 訂 訃 記 訓 託 討 許 訟 設 訪 訳 詠 詐 詞 証 詔 診 訴 評 該 詰 誇 詣 詩 試 詳 誠 詮 話 語 誤 誌 説 読 認 誘 謁 課 諸 請 諾 誕 談 誰 調 論 諧 諮 諦 謀 諭 謡 謹 謙 講 謝 謎 識 譜 議 護 譲• 主な表外字:訊 訛 訝 訣 訥 詛 註 詭 詢 詫 誅 誂 誑 誦 誼 諏 諄 誹 諒 諳 謂 諤 諫 謔 諺 諜 諷 謐 謗 謳 謬 譚 讃 讒 など きへん [ ]。 「桜」「株」「柱」など。 木や植物、木を材質とした道具に関する漢字を集める。 常用漢字数61。 全ての中では偏の中で「さんずい」に次いで字数が多い。 常用漢字: 札 机 朽 朴 材 杉 村 枝 松 枢 析 杯 板 枚 枕 林 枠 柿 枯 柵 柱 柄 栃 柳 桜 格 核 株 桁 校 根 桟 栓 桃 梅 梗 械 椅 棺 棋 極 検 植 棚 椎 棟 棒 楷 楼 概 構 模 様 横 権 槽 標 機 橋 樹 欄• 主な表外字: 杖 杣 杜 杭 杵 杷 枇 枷 柑 柩 柘 柊 栂 柏 柾 柚 桓 桂 椛 梳 桐 桔 梱 梓 梢 梯 梃 桶 棍 椒 棲 棹 椋 椀 楯 楔 楕 椿 楠 楓 椰 楢 楊 榎 榊 榛 槙 槍 槌 榧 榜 樫 槻 樟 樋 樺 橘 樽 橙 檜 檎 檄 檀 檻 櫃 櫂 櫛 櫓 欅 など いとへん [ ]。 「組」「織」「縄」など。 織物や糸に関する漢字に使われ、派生的な意味を持つ漢字も多い。 常用漢字数54。 常用漢字: 紀 級 糾 紅 約 紙 純 納 紛 紡 紋 経 紺 細 終 紹 紳 組 絵 給 結 絞 絶 統 絡 継 絹 続 維 綱 緒 総 綻 綿 網 緑 練 縁 緩 縄 線 締 編 緯 縦 緻 縛 縫 縮 績 繊 織 繕 繰• 主な表外字: 紆 紗 紐 紬 絆 絢 絨 絣 綺 綽 綬 綜 綻 綴 緋 綾 縅 緘 縞 緻 縋 縷 縺 繞 繚 繹 繍 纏 など 常用漢字数20以上 [ ] りっしんべん [ ]。 「情」「慌」「憧」など。 漢字で『立心偏』と書き、心という文字を図案化。 人の心情や気持ちを表す漢字を集める。 中でも「恐れ」「憂い」など強い感情を表すものが多い。 常用漢字数31だが、教育漢字ではわずか4しかない。 心部に属し、同部では「感」「想」などの「こころ」、「慕」などの「したごころ」がある。 常用漢字: 忙 快 怪 性 怖 悔 恒 恨 悦 悟 悩 惧 惨 情 惜 悼 慌 惰 愉 慄 慨 慎 慣 憎 慢 憬 憧 憤 憶 懐 憾• 主な表外字: 忸 怏 怯 怩 怜 恰 恍 恫 悍 悛 悋 悸 惚 悴 悧 愕 愴 慟 憔 憚 憫 憮 懊 憺 憐 懦 懺 など にくづき [ ]。 「臓」「腸」「肺」など。 肉を崩した偏で、肉体に関する漢字を表す。 常用漢字数31。 字によっては脚の部分に来ることもある(「腎」「膚」など)。 肉部に属する。 つきへんとは同じ偏の形だが、異なる部首である。 常用漢字: 肌 肝 肘 股 肢 肥 肪 胎 胆 肺 胞 胸 脂 胴 脈 脇 脚 脱 脳 腕 腫 腺 腸 腹 腰 膜 膝 膳 臆 膨 臓• 主な表外字: 肋 肛 胚 胱 脆 脛 腋 腔 脹 脾 腑 腱 腿 膀 膠 膵 膣 膾 膿 臍 など かねへん [ ]。 「銀」「鉄」「針」など。 金属や金物に関する漢字に使われ、字数は非常に多い。 常用漢字数31。 中国ではの部首にもなることもある。 常用漢字: 針 釣 鈍 鉛 鉱 鉄 鉢 鈴 銀 銃 銭 銅 銘 鋭 鋳 錦 錮 鋼 錯 錠 錬 録 鍛 鍵 鍋 鎌 鎖 鎮 鏡 鐘 鑑• 主な表外字: 釘 釧 鉤 鉈 鉋 銑 銛 銚 鉾 鋏 鋲 鋒 鋤 鋸 錫 錆 錐 錘 錚 鍬 鍾 鍼 鍮 錨 鎧 鐸 鑢 鑽 など こざとへん [ ]。 「限」「陽」「陵」など。 部首部分は「阜」という字を崩したものであり、盛り上がった部分(丘)を示す。 常用漢字数30。 常用漢字: 阪 防 阻 附 限 院 陥 降 除 陣 陛 陰 険 陳 陶 陪 陸 隆 陵 階 隅 随 隊 陽 隔 隙 隠 際 障 隣• 主な表外字: 阿 陋 隋 隈 隘 隕 隧 など つちへん [ ]。 「場」「堀」「堤」など。 土や土地、土で作られた物事に関する漢字を表す。 常用漢字数30。 常用漢字: 地 均 坑 坂 坊 坪 垣 城 埋 域 埼 堆 培 堀 堪 場 塚 堤 塔 塀 塩 塊 填 境 増 墳 壊 壌 壇• 主な表外字: 址 坏 坦 垢 埃 埒 埴 埠 堰 堺 堵 塙 墟 壕 壜 𡋗 など おんなへん [ ]。 「婦」「姉」「好」など。 女性の特性や特徴に関する字を集め、「奴」や「婿」など男性に関する字も含め、血縁、姻戚関係を示す字も見られる。 常用漢字数 28。 常用漢字: 奴 好 如 妃 妖 妊 妨 妙 姉 始 姓 妬 妹 姻 娯 娠 姫 娘 婚 媛 婦 婿 媒 嫁 嫌 嫉 嫡 嬢• 主な表外字: 奸 妓 姑 姐 姪 娃 姥 娩 婉 娼 媚 嬉 嬌 嬪 など くちへん [ ]。 「呼」「吸」「唱」など。 人間、生物などの口の動作に関する字や擬音語が集まっており、字数は非常に多い。 常用漢字数 27。 常用漢字: 叱 吸 叫 吐 吟 吹 咽 呼 味 咲 唄 唆 哺 喝 唱 唾 唯 喚 喉 喩 喫 嗅 嘆 嘲 嘱 噴 嚇• 主な表外字: 叶 叩 吋 吠 吻 呵 呟 呻 咀 咄 咳 哨 啄 哩 唖 啜 啖 唸 喀 喰 喧 喘 喋 嗚 嘩 嗟 嗄 嗜 嗤 嗾 嘘 嘴 噌 噂 噤 噺 噛 嚥 嚼 囁 囃 嘯 など のぎへん [ ]。 「稲」「私」「秋」など。 禾とは穀物の穂先のことであり、穀物に関する言葉を表す。 常用漢字数 21。 また、「秘」の旧字体は「」(祕)である(今日では「のぎへん」に含むのが普通)。 常用漢字: 私 科 秋 秒 称 租 秩 秘 移 税 程 稚 種 稲 稼 稿 稽 穂 穏 積 穫• 主な表外字: 秤 稀 稔 稠 稜 穣 穢 など それ以外の主な偏 [ ] 「徳」「往」「御」など。 通路、人が行うべき道に関する字を表す。 常用漢字数 19。 常用漢字: 役 往 径 征 彼 後 待 律 従 徐 徒 得 御 循 復 微 徴 徳 徹• 主な表外字: 彷 彿 徊 徘 徨 など (ひへん) 「晴」「映」「明」など。 太陽や天体、気象、暦に関する字を表す。 常用漢字数 15。 また、ひへん(火偏)と区別するために、「にちへん」とする辞典も多い。 常用漢字: 旺 明 昧 映 昨 昭 時 暁 晴 晩 暗 暇 暖 曖 曜• 主な表外字: 昵 晒 晰 晦 曙 曝 など 「研」「磁」「砂」など。 石の性質や状態、石を用いた道具に関する字を表す。 常用漢字数 13。 中国ではの固体元素を示す固有の漢字が見られる。 常用漢字: 研 砂 砕 破 砲 硬 硝 硫 磁 碑 確 礁 礎• 主な表外字: 砌 砥 砧 硯 碍 碓 碇 碗 碩 磋 磯 礫 など 「猿」「猫」「犯」など。 に属し、「犬」という字を崩したものであり、獣に関する字を表す。 罪人や心理状態などを表す字も見られる。 常用漢字数 13。 常用漢字: 犯 狂 狙 狭 狩 独 猫 猛 猟 猶 猿 獄 獲• 主な表外字: 狆 狗 狛 狢 狐 狡 狽 狸 狼 猜 猪 猥 猾 獅 獪 獰 など 「財」「貯」「賭」など。 古くは貝が財貨に用いられたことから、お金に関する漢字が集まっている。 常用漢字数 13。 その他、貝の部ではとなる字が多い。 頁(おおがい)に対してこがいと呼ぶことがある。 常用漢字: 財 販 貯 貼 賊 賂 賄 賜 賠 賦 賭 購 贈• お酒や発酵に関する字が集まっている。 常用漢字数13。 なお、「ひよみのとり」とは「日読み」(暦)のためのののことで、「鳥」に対しての呼称(鳥偏の字も存在するため)。 常用漢字: 酌 酎 配 酔 酢 酬 酪 酵 酷 酸 醒 醜 醸• 主な表外字: 酊 酩 醇 醂 醍 醐 醗 など (ねへん) 「神」「祈」「社」など。 神や神事に関する漢字に使われる。 常用漢字数 11。 「示」の字から来ており、「祠」や「禊」など、JIS 第二水準の字及び地名で頻用される「祇」は旧字体を用いている。 常用漢字: 礼 社 祈 祉 祝 神 祖 祥 禍 禅 福• 主な表外字: 祀 祇 祐 祠 祓 禄 禊 禎 禰 禱 など (おうへん) 「球」「珍」「環」など。 宝石や貴重な物、あるいは球体に関する意味を表す。 常用漢字数 10。 偏となったときに点が省かれるが、たまへんと呼ぶのが一般的で、玉部に属する。 常用漢字: 玩 珍 珠 班 球 現 理 瑠 璃 環• 主な表外字: 玖 珂 珊 玲 琉 琢 瑛 瑕 琳 瑚 瑞 瑳 瑣 珈 琲 琥 珀 など 「路」「踊」「踏」など。 足の動作に関する字を集める。 常用漢字数 10。 常用漢字: 距 跡 践 跳 路 踊 踪 踏 蹴 躍• 主な表外字: 趾 跌 跋 跪 跨 蹂 踵 蹄 蹉 蹟 蹲 躇 躁 躊 躓 躙 など 「輪」「輸」「軸」など。 車に関する漢字が集まっている。 常用漢字数 10。 なお、車とは車輪を指し、当時の車は、戦争用の兵器、馬車などで牽引する荷車のことである。 常用漢字: 軌 軒 転 軟 軽 軸 較 輪 輸 轄• 主な表外字: 軋 輔 輌 輻 轍 轢 など 「飲」「飯」「飢」など。 食べ物や飢えに関する字を表す字で、常用漢字数 10。 常用漢字外及び新たに常用漢字表に追加された2字は字体が旧字体のままであり、画数も異なる。 常用漢字: 飢 飲 飯 飼 飾 飽 餓 餌 餅 館• 主な表外字: 飴 餃 餞 饉 饅 饒 饑 など 「焼」「燃」「灯」など。 火の性質や状態、火を用いた調理に関する漢字を表す。 常用漢字数 9。 なお、「煮」「焦」などの(れっか)も火部に属する。 常用漢字: 灯 炊 炉 焼 煙 煩 燃 燥 爆• 主な表外字: 灼 炒 炸 烙 焙 煌 煤 煉 煽 熾 燗 燦 燭 燐 燻 燼 爛 など 「精」「粗」「糧」など。 米や米を用いた食材、料理に関する漢字を表す。 常用漢字数 9。 常用漢字: 粋 粉 粗 粘 粒 粧 精 糖 糧• 主な表外字: 籾 粕 糀 粽 糊 糠 糟 など 「補」「被」「袖」など。 着物に関する意味を表す。 常用漢字数 9。 「衣」という字を崩しており、衣部に属し、着物関係の国字も多い。 新字体の「しめすへん」と紛れやすい。 常用漢字: 袖 被 補 裕 褐 裾 裸 複 襟• 主な表外字: 衿 袂 裃 袴 袷 袱 裄 褄 褌 褪 褶 褸 襤など 「眼」「眺」「瞳」など。 目の状態、動作に関する字を表す。 常用漢字数8。 常用漢字: 眠 眼 眺 睡 睦 瞳 瞬 瞭• 主な表外字: 眈 眩 眸 睨 睫 睛 瞑 瞠 瞞 瞰 瞼 など 「駐」「駄」など。 馬の性質や特徴、状態に関する文字と、昔は馬が交通の主役であったことから、交通に関する言葉が多い。 常用漢字数8。 常用漢字: 駅 駆 駄 駒 駐 騎 験 騒• 主な表外字: 馴 馳 駁 駘 駿 騙 驕 騨 など 「強」「弧」など。 弓に関する字を表す。 常用漢字数 7。 「弱」は弓の部に属するが、偏に含まないことが多い。 常用漢字: 引 弥 弦 弧 強 張 弾• 主な表外字: 弘 弛 など 「船」「艦」など。 船に関する字が集まる。 常用漢字数7。 常用漢字: 航 般 船 舶 弦 艇 艦• 主な表外字: 舫 舵 舳 艘 艫 など 「凍」「凝」「凄」など。 常用漢字数 6。 漢字で「二水」と書き、氷の割れる様子を象形化したもの。 氷、冷気に関する字を表す。 古くから二水の字は三水の字と紛れやすく、過去に誤用が多く見られ、意が混同されている字も多い。 常用漢字: 冷 冶 准 凄 凍 凝• 主な表外字: 冴 冽 凋 凌 凛 など 「岬」「峰」など。 山に関する字が集まる。 常用漢字数6。 「峠」など国字がかなり多い。 常用漢字: 岐 岬 峡 峠 峰 崎• 主な表外字: 峙 峻 嵯 峨 嶋 嶼 など (ほうへん) 「旅」「旗」など。 部首部分に加え、右上の部分も同じである。 これは棚引く旗を象形化した字(エン)を元にしたものであり、旗に関する言葉が集まる。 なお、片偏という部首もあるので、紛らわしさを防ぐため、ほうへんと呼ぶ辞典も見られる。 常用漢字: 施 旅 旋 族 旗• 主な表外字: 於 など ・かばねへん(いちたへん) 「死」「残」など。 屍に関する意味を表す。 なお、「死」は偏としては特殊な例で、垂のような配置をしている。 常用漢字: 死 残 殊 殉 殖• 主な表外字: 殆 殪 殲 など 「特」「物」など。 ウシに関する意味を表す。 常用漢字: 物 牧 牲 特 犠• 主な表外字: 牝 牡 牴 牾 など (きんべん) 「帳」「帆」など。 布、反物に関する字を表す偏。 なお、「巾」は布のことを指し、「はば」と呼ぶのは慣用的なものである。 常用漢字: 帆 帳 幅 帽• 主な表外字: 帖 幀 幌 幟 幡 など 「蚊」「虹」など。 虫に関する字を表す。 常用漢字で4つだが、うおへんと同様、字数は多い。 、、など 2 つの字を組み合わせる熟字訓が多い。 また、虫の他、貝類などの軟体生物、爬虫類、両生類、節足動物も主に「むしへん」で表される。 常用漢字: 虹 蚊 蛇 蜂• 主な表外字: 虻 蛆 蛙 蛤 蛭 蛾 蜆 蛸 蛹 蜩 蝦 蝮 螺 蝉 蠍 蟻 蠅 蝋 など• 主な: 蜻蛉(とんぼ)、蜘蛛(くも)、蝙蝠(こうもり)、蟷螂(かまきり)、蟋蟀(こおろぎ)、蜥蜴(とかげ)、飛蝗(ばった)、蝸牛(かたつむり)、牡蠣(かき)など 「町」「畔」など。 田に関する字を表す。 全国の地名では独特の字も見られる。 常用漢字: 町 畔 略• 主な表外字: 畦 疇 など 「孫」「孤」など。 子供に関する字を表すが、字数は少ない。 常用漢字: 孔 孤 孫• 主な表外字: 孜 など 「短」「知」など。 矢に関する意味を表す。 常用漢字: 知 短 矯• 主な表外字: 矩 矮 など (さかなへん) 「鯨」「鰹」「鮭」など魚介類や水棲生物に対する名称、あるいは魚の体格、特徴などを表す字を集める。 常用漢字ではわずかに2 つだが、「鮭」「鯉」「鱗」など日常で一般に用いられる字はかなり多く、全部で 600 以上存在する。 常用漢字: 鮮 鯨• 主な表外字: 鮎 鮒 鮪 鮭 鮫 鮨 鯉 鯖 鯛 鯰 鰐 鰓 鰆 鰈 鰊 鰯 鰭 鰤 鰹 鱈 鰺 鰻 鱒 鱗 など (つのへん) 「解」「触」など。 角の加工品などに対して、漢字が作られた。 常用漢字: 解 触• 主な表外字: 觴 斛 など 「聴」「職」など。 耳、耳の動作に関する字を表す。 常用漢字: 聴 職• 主な表外字: 耽 聘 聢 聡 聯 など 「服」「朕」「朧」など。 肉体を表すにくづきとは区別され、にくづきに含まれないものを包含する。 常用漢字: 服 朕• 主な表外字: 朋 朦 朧 など (らいすき) 「耕」など。 すきとは大型の農具で、農耕に関する意味を表す。 常用漢字: 耕 耗• 表外字: 耘 など (こつへん) 「髄」「骸」など。 骨に関する意味を表す。 常用漢字: 骸 髄• 表外字: 骰 髑 髏 など (かくのかわ) 「靴」「鞄」など。 皮革製品に関する字が集まるが、常用漢字は「靴」のみ(親字を含まず)。 常用漢字: 靴• 主な表外字: 靫 靱 鞄 鞋 鞍 鞘 鞣 鞭 など 「版」「牌」など。 木片に関する意味を表す。 常用漢字: 版• 表外字: 牌 牒 など 「端」「竦」など。 立つ動作に関する意味を表す。 常用漢字: 端• 主な表外字: 站 竣 竦 靖 など 「齢」など。 旧字体では 15 画であり、一般的な偏では最も画数が多い。 常用漢字: 齢• 表外字: 齣 齟 齬 齷 齪 齲 など 「釈」など。 「釆」は手でより分ける意味を持つが、字数は非常に少ない。 常用漢字: 釈• 表外字: 釉 など 「豹」「貌」など。 ムジナ、体つきに関する字を表す。 常用漢字は存在しなかったが、「貌」が新たに追加された。 常用漢字: 貌• 表外字: 豹 貘 など 「躾」「躯」など。 身体に関する字を表す。 常用漢字は存在しない(「射」は寸部に属す)。 表外字: 躯 躱 躾 など 「的」「皓」など。 白い色や明るさに関する意味を表し、色を表す部首としては「くろへん」と並んで字数が多いものの、偏としてあまり認知されていない。 常用漢字 : 的• 表外字: 皓 など 「黙」など。 黒い色や暗さに関する意味を表し、色を表す部首としては「しろへん」と並んで字数が多い。 「黙」は元々「默」であり、書きやすさのために現在の字体に変更された。 常用漢字: 黙• 表外字: 黯 など その他の偏• (こうへん):「巧」など。 字数は極めて少ない。 :低学年向け漢字辞典などにも表記例があるが、字は「野」のみであり、一般に里部は脚の形を取る。 :「韻」など。 音に関する意味を表すが字数は少ない。 :「赦」「赫」など。 赤、怒りに関する意味を表す。 :「静」など。 青色や、すみきっていることに関する意味を表す。 字数は至って少ない。 (ろ・しお):「鹸」「鹹」など。 塩辛さに関する意味を表す。 偏に属するが、慣例的に「へん」と呼ばないことが多い(表記は漢字源より)。 :「羚」など。 ヒツジに関する意味を表す。 :「豌」など。 マメ類に関する意味を表す。 :「致」など。 歩く、目的地に到着するという意味を表す。 :「谺」など。 谷や険しい地形に関する意味を表す。 :「麒」「麟」など。 やその仲間に関する意味を表す。 :「罅」など。 器に関する意味を表す。 :「牆」など。 「将(將)」は寸の部に属する。 :「矜」など。 常用漢字の「務」は力の部に属する。 :「韜」など。 なめしがわとははかくのかわ(革)に対する読み。 :「麭」など。 麦や穀類を原料とした食品に関する意味を表す。 一般には「麺」「麩」などのばくにょうが知られるが、全体では偏を構成する字が多い。 :「鼾」など。 鼻に関する字を集める。 :「靦」など。 顏や表情に関する字を集める。 :「舐」など。 舌に関する字を集める。 :「馘」など。 首に関する字を集めるが、字数は至って少ない。 :「瓱」「瓩」「瓲」など。 度量衡単位の国字のみで、一般的に瓦部は旁や脚を構成する。 (じん):「臨」「臥」など。 :「鴃」など。 鳥は旁が一般的であるが、偏となる字も100字以上存在する。 :「衄」など。 :「鼬」など。 台湾・香港での字体は繞のように右下部から巻き込むが、日本では不明確。 右下部から巻き込む形をとるフォントが多いが、ねずみへんと呼んでいる。 :「豬」など。 ブタに関する字を集める。 字数は100を超える。 :「黻」など。 ふつは「黻」の読みにちなむ。 (じん):「馥」など。 :鼎部に対する呼び名。 「融」は虫部に属する。 :「黐」など。 :「肆」の左半分は長を親字とした偏となる(但し、肆はに属する)。 一般的な字は存在しないが、大漢和辞典などには100字以上の収載がある。 :少数ながら、黄を偏とした字が存在する。 :最多画数の偏。 関連項目 [ ]• (つくり)• (かんむり)• (あし)• (かまえ)• (たれ)• (にょう) 参考文献 [ ]• 『漢字辞典』(京都)編著 表外漢字の例示に際して• 『新漢語林()』・著 部首の成り立ち、字意に際して• 『大漢和辞典』(大修館書店) 諸橋轍次著.
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扌(てへん) スポンサードリンク 部首が 「てへん」の漢字一覧です。 手部に属する部首で左側に位置するとき、「扌」の形になり、「てへん」と呼びます。 手の動作などに関する漢字、「扌」を含む漢字などが集められています。 主にJIS第1水準・JIS第2水準の漢字を対象に記載しています。 +1画• +2画• +3画• +4画• +5画• +6画• +7画• +8画• +9画• +10画• +11画• +12画• +13画• +14画• +15画• +17画• +18画• +19画• +20画• +22画• 背景色の は常用漢字、 は人名用漢字(表一)、 は人名用漢字(表二)を示しています。 スポンサードリンク•
次の部首とは スポンサードリンク 部首とは、 漢字を構成する要素の中で、共通する一部分が集められたグループのことです。 漢字には 必ず一つの部首があり、漢字を分類・索引する際などに用いられます。 漢字の字体は左右や上下などで分解して、その部分から分類することが出来ます。 多くの漢字は位置によって「 偏(へん)、 旁(つくり)、 冠(かんむり)、 脚(あし)、 構(かまえ)、 垂(たれ)、 繞(にょう)」の七種に分けられます。 この中から形の共通するものが振り分けられます。 部首の分類 部首の名前や分け方は正式なものはなく、編集する人によって異なりますが、辞典ごとにそれほど差異はないと考えられます。 一般的な多くの辞典は中国の漢字字典である「 康熙字典」をもとにしていることが多いです。 康煕字典は 214の部首があり、漢和辞典・漢字辞典の多くはこの分類に基づいています。 辞典ごとに部首に違いがあるのは、常用漢字の新字体となった漢字がこれまでの部首ではわかりにくく所属部の変更をしたり、索引の便宜上分類を多くしていることなどが考えられます。 ちなみに部首が分類された最も古い漢字辞典は、「 説文解字( せつもんかいじ)」という中国の漢字辞典です。 説文解字は西暦100年頃に許慎という人物によって作られました。 部首の意味 漢字の部首はその漢字の意味を示す部分が選ばれることが多いです。 例えば、「 みず・ さんずい・ したみず」などの 水部は 水に関係する文字、 河川や水流、液体などに関することを表しています。 「 き・ きへん」などの 木部は 樹木に関係する文字、 樹木の種類や木製品などに関することを表しています。 すべての漢字がこれに当てはまるわけではありませんが、迷ったときに頭に入れておくと、部首がわからないくても推測しやすくなります。 部首一覧• スポンサードリンク•
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