埼玉県で一番の観光都市といえばたいていの方が「川越」か「秩父」を挙げるでしょう。 間違いないと思います。 どちらが一番でどちらが二番かは指標によって違ってくると思いますが。 じゃあ三番目はどこだ? となったときに一番に思い浮かぶのが行田市です。 ぼくは自信を持って行田市を推します。 肌感覚だと上記の通りなんですが、埼玉県の都市別観光入込客数のランキングを見ると、さいたま市がダントツ一位で二位が越谷市なんです。 その数なんと年間約5000万人。 京都で約8700万人ですから、信じられない数字ですよね。 越谷市が観光都市だなんて思う人はほとんどいません。 答えを書いちゃいますと、この数字はほとんどが「レイクタウン」なんです。 政府が掲げる観光指標の「観光地点」にショッピングパークが入ってしまっているので、こんなことが起きてしまいます。 同じように「三井アウトレットパーク」を擁する入間市も、川越市の660万人より多い730万人という数字がはじき出されています。 入間や越谷の方には悪いですが、どちらも川越をしのぐ観光都市だと思う方はほとんどいらっしゃらないでしょう。 ショッピングパークを観光の地点とするのは間違ってないとは思うのですが、こういうおかしな数字が出てきてしまうのがなんとも、なんです。 行田の観光資源はザッと思い浮かべただだけで、「」「」「」「足袋蔵」「」そして「B級グルメ」の「フライ」と「ゼリーフライ」があります。 「フライ」も「ゼリーフライ」も、足袋工場で働く女工さんたちが食べやすいように考えられたという経緯があります。 すべてがつながっている歴史ある町ならではの重厚さです。 統計上の「入込客数」だけみれば年間150万人くらいしかありませんが、行田市が有する観光資源と気合いの入れ方を見れば、これからとても期待できます。 平成29年4月には埼玉県で初めて日本遺産に選定されたのも追い風になるでしょう。 「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」だそうです。 しかも、2017年10月からは行田市の足袋製造会社の奮闘が描かれるドラマ『陸王』がTBSの日曜劇場で放送されます。 主演は役所広司、原作は半沢直樹の池井戸潤。 半沢直樹のスタッフ再集結だそうでTBSも力が入っています。 人間本来の走り方をサポートする、みたいなコンセプトのランニングシューズの開発物語だそうです。 行田市全面協力。 前置きが長いですが、そんな行田市が誇るB級グルメが「フライ」です。 フライとは、【お好み焼きとクレープの中間の食べ物と形容される事もある。 フライと呼びながらも油で揚げることはなく、鉄板で焼くのが特徴。 やや緩めに水で溶いた小麦粉を鉄板の上で薄く伸ばし、店舗によっても異なるが豚肉や長葱、干海老、切りいかなどお好み材料を載せて焼く。 黄身を崩した目玉焼き状の玉子を入れたり、キャベツを入れる店もある。 焼き上がりに醤油もしくはウスターソースを表面に塗り、青海苔を振りかける。 生地を2つ折りにして、その中にウスターソースを浸した揚げパン粉を挟む店もある。 】-Wikipediaより。 ぼくは2009年から2010年にかけて「フライ」と「ゼリーフライ」を食べるために行田に通い詰めた時期がありました。 フライとゼリーフライで合計30店舗くらい食べたと思います。 余談ですが、その途中で熊谷の「慈げん」に出会いました。 今やかき氷で全国的に有名なお店になってフライはやっていません。 フライは行田だけでなく、近隣の吹上や熊谷にも伝わっていて、そっちにまで足を伸ばしました。 広がり方とアレンジの仕方を考察するととてもおもしろいんです。 食べ歩いた結果、フライには「行田フライ」と「吹上フライ」の2タイプがあることがわかりました。 熊谷のフライは双方あって、双方のハイブリッドもあります。 「行田フライ」は当然行田の伝統的なフライです。 「」はその「行田フライ」を代表するお店で、たぶん一番美味しい「行田フライ」を提供しているお店です。 ホントに前置きが長くてすみません。 そんな、行田で一番旨いフライ屋さんで、ぼくらは「ミックス」の中(550円)をいただきました。 「」のフライの特徴は甘めのソースです。 小麦粉の生地がモチモチとして弾力があり、ミックスなので中に焼きそばが入っているのですが、これに甘めのソースが絡んで死ぬほど旨い。 食べたのは7年ぶりでした。 本当に旨かった。 誇張で無く死ぬほど旨かった。 この日は、「」と「」を取材に来た日で、忠次郎蔵で蕎麦を食べていたのでした。 忠次郎蔵の人と「」の話をしていたら、「持ってきてくれるよ!」とおっしゃいます。 ええ?確かに「忠次郎蔵」と「」は隣合わせですが、まさか出前しくれるとは。 で、遠慮無く「」に出向いて、忠次郎蔵で蕎麦を食べていること、お店の人に後で「深町」のフライを食べて帰るんだと話したら「持ってきてくれるよ」と教えてくださったこと、をお話して出前をお願いしました。 ですので、フライの写真は「忠次郎蔵」で撮影しています。 本当に旨いフライでした。 お皿は回収に来てくださるそうでそのまま忠次郎さんに置いて帰りました。 行田の上級者になった気分でした。 ありがとうございました。 因みにですが、「吹上フライ」を代表するお店は「フライ・焼そばの店 山下」と「仙道フライ」です。 仙道は埼玉県が生んだローカル歌手「さくまひでき」さんのご実家ですね。 吹上フライも旨いですよ。
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文末に記載していたリンクを消したら、食べログのシステム変更のため上に来てしまいました。 「投稿日を更新する」なんてボタンいつからできたん?? 目新しいことはありません。 ------- 2010年9月 第二稿 ------- 具材は少ないけど、とても旨い 他店に比べて具材は少ないですね。 でも、やっぱりほんのりと甘みのついた生地は他店ではお目にかかれません。 同行者は「よりも旨い」と申しておりました。 一番と言われると躊躇してしまいますが…。 先に「」で食べてきたので、お腹はそれほどすいていませんでしたが、それでもクイクイと胃袋に収まっていきます。 表面に振りかけられた揚げパン粉というか天かすが、サクサクと歯触りよく甘めのソースとよく合うんです。 ここのフライならいくらでもいけちゃう。 モチモチした生地がほんのり甘くて、本当に旨いフライです。 前回、クレープに近いと書きましたが、今回はそれほど感じなかったかな。 それでも他店よりもおやつに近い感覚。 生地に重曹やヤマイモ等を混ぜるとは聞いたことがありますが、味をつけているお店は唯一無二だと思います。 忙しいときの焼きそばは作り置き? 焼きそばをテイクアウトでお願いしてフライを食べていたら、やっぱり焼きそばも食べたくなって(小)をオーダーしました。 これがアッというまに出て来ました。 ものの30秒。 忙しい時間帯は作り置きしているのかもしれません。 まあ、あれだけ繁盛していて一人前ずつ焼く非効率さはわかりますが…。 テイクアウトしたのでその写真も載せておきます。 経木に包んでくれるあたり、「」と同じですね。 ------- 2010年6月 第一稿 ------- フライは行田だけじゃなかった フライは奥が深いです。 のフライがとてもおいしくて、自分の「フライランキング」でもトップに据えているのですが、行田のフライを食べ歩いてみると、似た感じのフライが行田市にはまったく無いことがわかってきました。 お隣の旧吹上町(現在は合併により鴻巣市)にもフライがあって、行田とは違うらしいのですね。 更に熊谷市にもあって、こちらもまた違うフライらしい。 山下は旧吹上町ですから、行田フライと違うのは当然といえば当然だったわけです。 仙道フライは、行田以外のフライ生息地-旧吹上町-の人気フライ店です。 すばやい仕事に感嘆 かなり広めの店内にはすでにお客さんがたくさんいらっしゃいました。 テイクアウトの方は厨房の裏口からも来るようで、目の回るような忙しさです。 不安がよぎりました。 覚悟はして行きましたが、相当待たされるだろうなと。 しかし、注文してものの10分で料理が出てきたのにはびっくりです。 混雑していて厨房を覗けなかったのですが、かなり大きな鉄板で大人数で焼いているのか、それとも仕事が上手なのか…。 ほんのりと味のついた生地にびっくり 生地にほんのりと味がついています。 これは行田ではありえないこと。 ほんのりとした甘味で、よりおやつに近い感じでしょうか。 ほくほくモチモチとした食感は、 和風のクレープを食べているような感じでした。 具材は、行田とほぼ同じですが、行田ほどネギがたくさん入っていません。 山下と同じくパン粉のようなモノが振り掛けられていました。 こちらのパン粉(のようなもの)は、火が通っているようで、少し茶色く変色して香ばしい。 ソースは甘めで、行田のようにたくさんかけて、更に焼き上げてはいません。 このソースがまたおいしい。 山下のフライと似てはいますが、やっぱり違うフライです。 生地は決定的に違うかな。 根本的に行田とは違うかも お店は、幹線道路に面していて、駐車場もかなり広めです。 店構えも行田のフライ店のように入りにくい感じではないですね。 店内も広め。 ただし、テーブルや椅子は行田と同じ 笑。 よく、公民館や寂れた会議室で見るような折りたたみ式のテーブルと今にも壊れそうな椅子。 ちょっと安心したり 笑。 メニューはシンプルに「フライ」と「焼きそば」のみ。 これらの大中小。 行田のように、焼きそばをフライで包むメニューはありません。 見ていると、男性はフライと焼きそばを同時に注文しているようです。 旧吹上町にフライ店がどれだけあるか、まったくわかりません。 一説によると、熊谷市のフライは行田と旧吹上をミックスしたような感じらしいし。 こうなったら、とことんフライを追求してみたくなりました 笑。 いくつかの補足情報 で修行された方が開いたお店だそうです。 山下さんを先生と呼んでいらっしゃるとか。 ネットで調べると、旧吹上町には、山下と仙道のほかにも何店かあるようです。 どれも、揚げたパン粉が振り掛けられているようです。 どうも、これが吹上フライの特徴らしい。 益々、探求心が沸き上がってきます 笑。 歌手の「さくまひでき」さんのご実家だそうです。 【さくまひでき公式サイト】 (いきなり音が出るので注意!).
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知り合いのおばちゃんが「ここのフライが好きなのよ!」と聞いていてから暫く時間が経ちました。 お店も見た事はあるんですが、時間が合わず今日に至るまで寄った事はありませんでした。 念願叶ってやっと来店。 お昼近かったせいか、店内も半分くらい埋まってました。 テーブルが4つ、座敷にもちゃぶ台みたいのが6つあるので、思ったより広かったです。 そしておじいちゃん、おばあちゃんが案外多かったのに驚き。 長く愛されてるんでしょうね。 とりあえず焼きそば中とフライ小を注文。 小350中400大450と、過去の口コミを見ると少し値上がりした様です。 とりあえず焼きそば中とフライ小を注文。 注文してから焼きそばが直ぐ出てきて驚きと嬉しさと。 熱々だったので作り置きという訳では無いようです。 シンプルながらちぢれ麺とサラッとしたソースが相性よく、美味しく頂きました。 フライは他店の物と比べてネギくらいしか具が見当たらず、物凄くシンプルなフライです。 これが正統なフライなのかもしれません。 店内で食べたり持ち帰りだったりとひっきりなしにお客さんが来ていたので、味は間違い無いんじゃないでしょうか。 店員さんの対応もキビキビしていて良かったですし。 今度は焼きそば大を注文したいです、ごちそうさまでした! 仙道フライ関連キーワード:レストランby.
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