そのソフトは1000タイトル以上と言われ、誰もが知っている名作から、まったく日の目を見なかったものまで、実にさまざま。 第1回のテーマは「プレイリストに入れてずっと聴きたい名曲BGM」。 容量に限界の中で…制作者たちの努力と工夫を感じられるファミコンBGM 近年ファミコンが再評価されるなかで、希少性や難易度などで価値が計られるケースが多いが、そこで使われる音楽が高く評価されているものもある。 ファミコンBGMの魅力についてフジタは、「物事って壮大すぎるものよりも、意外とシンプルなものの方が良かったりするじゃないですか?その最たるものだと思います」と話す。 そこには、「ファミコンは容量に限界があったので、そことの闘いでもあります。 基盤だってチップを1つ載せるか載せないかで表現できることは増えるけど、そこにコストがかかる。 会社からは『コスト下げろ』と言われていたと思いますし、グラフィックと音楽で容量を取り合ったなんて話も聞いたことがあります」というファミコンならではの事情も絡んでいたという。 そういったものも加味して、フジタはファミコンBGMの魅力は「限られたなかで、表現することに挑む制作者の努力とか工夫がすごく感じられるところだと思います。 しかも、いまでこそ音楽もグラフィックも評価されていますけど、当時はそんな裏の話は出てきていないし、評価もなにもなかったですから。 こうして語り継いでいくことが、その制作者の皆さんの苦労に報いることかなと思っています」と語る。 フジタが選ぶ「ずっと聴きたいファミコンBGM」3選 スペランカー(1985年/アイレム) オープニングテーマが素晴らしいです。 電源入れると最初の画面で流れる音楽なんですが、とにかく長い。 スペランカーって無謀な探検家のゲームですが、そのストーリーと全然関係ない、悲し気な音楽なんです。 それがすごくいい。 「なんでこの音楽がオープニングなの?」って疑問もありますが、一般的にもすごく評価されています。 オープニング以外は、普通にゲームに合った音楽ですね。 個人的な話をさせてもらえれば、小学生の頃、学校が終わって誰もいない家に帰って「スペランカー」をセットして、電源を入れるんです。 そうすると、暗い部屋にカセットの赤いダイオード(スペランカーのカセットには赤いダイオードが付いており、電源と連動して赤く光る仕様)がついて、その物悲し気な音楽が流れてくる。 それが自分の置かれたシチュエーションにピッタリハマった。 ゲーム内容はすごくコミカルでバカなんですけど、そのギャップが良かったですね。 今スペランカーは、「史上最弱の主人公」みたいな扱いで、難しいゲームとして知られていますが、原作の主人公はそんなに即死しないんですよ。 ビデオゲームとしてアメリカで発売されていたものを日本の制作会社のアイレムがアレンジしてあの形にしたんです。 でも即死するアレンジをしたから、あれだけ売れて、今も語り継がれているんで、結果良かったんですよね。 原作者の方も、このヒットで巨万の富を得たと言われています。 不如帰(1988年/アイレム) 戦国シミュレーションといえばコーエーのイメージが強いと思いますが、個人的にはコーエー作品はあんまりやってないんです。 戦国シミュレーションは、ナムコの「独眼竜正宗」とこの「不如帰」ばかりやっていました。 内容もいいんですけど、音楽に関しては今も確実に評価されています。 最初の方はすごくポップな音楽なんですけど、物語を進めていくと、10年おきくらいに音楽が変わっていって、どんどん大詰め感が出てきてすごくいい音楽になっていきます。 当時はこの音楽の良さも手伝ってやりまくりましたね。 すごくいい曲があって評価もされてるんですけど、なぜかこの曲のCDは事情があって出せないらしいです。 PSPで「戦国絵札遊戯 不如帰 大乱」が出たんですけど、タイトルと戦国時代を取り扱ったこと以外、画も音楽が全然違う感じになっていて個人的に残念でした。 日本統一を目指していろんな武将からスタートできるんですけど、僕は全武将でクリアしました。 九州の阿蘇惟将(あそ・これまさ)でスタートしたときはきつかった。 九州って島津家や龍造寺家、大友家とか有力大名に囲まれていて、そこからのクリアは大変でした。 ドラゴンクエストIII(1988年)、IV(1990年/共にエニックス) ベタだと言われると思いますが、ドラゴンクエストシリーズは本当に素晴らしいです。 音楽を手がけられているすぎやまこういちさんのセンスが本当にすごい。 物語の世界観に合っていますし、迷宮や街だったり、戦闘だったり、1つ1つがそれぞれのシーンに合ったすばらしい音楽を付けている。 特にIII、IVは秀逸です。 なかでも、IIIのラーミアの音楽(「おおぞらを飛ぶ」)が群を抜いていい。 幻想的で壮大、羽ばたいて空を飛ぶラーミアの雄大さが見事に表現されていると思います。 当時、この曲が好きすぎて、意味もなくいろいろなところをラーミアでさまよって聴いていましたし、その音をウォークマンで録音してテープで聴くくらい好きでしたね。 IVに関してはこの曲ということではなく、「章」仕立てになっているにも関わらず、それぞれ異なるので、いろんな音楽が聴け、それがどれもハマっていました。 IVは人生において、一番寝ずにやったゲームです。 当時学校でも流行っていて、どこまで進んだか友達同士で自慢していました。 それ以降いろいろなゲームをやってますけど、ここまで熱中したゲームはないですね。
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そのソフトは1000タイトル以上と言われ、誰もが知っている名作から、まったく日の目を見なかったものまで、実にさまざま。 第2回のテーマは「容量の限界に挑む グラフィックが美麗なファミカセ」。 前回のBGMに続いて、今回のテーマはグラフィック。 フジタは、「ファミコンソフトでいうと、背景がないことが多いですね。 主人公とか敵キャラが描かれるなか、背景は黒のバックだったり。 ただ、こだわっている作品はすごいですよ。 背景からなにから細かく描かれているものもありますし」と、作品によって大きな差があるという。 「メーカーの姿勢による部分も大きいと思います。 シンプルで安く上げろというソフト会社も多かったと思うんですが、コナミさん、サンソフトさん(後期)、スクウェアさん、エニックスさんなどは特にグラフィックへのこだわりを感じますね。 1986年くらいまでは、出せば売れていた時代で、こだわりのないメーカーもたくさんあったと思うんですけど、それ以降は、どんどん淘汰されていった印象です」。 今回紹介するソフトは、ファミコンの中でも特にグラフィックの美しさを感じるものだが、現代のゲームに比べると、30年のテクノロジーの差を感じてしまう。 だが、フジタは「技術的には今の方がきれいだし、滑らか。 本当に人が動いているように見えるものも多くなっていますけど、それはそれでどうなんだと思うこともあります。 はっきりしすぎない方が、あいまいな方がいいこともあると思うんですよね。 ものによっては、生々しくなりすぎるというか。 ファミコンソフトで出ている作品に関しては、今の技術があったとしても、あのグラフィックだからいい」とファミコンへの愛を語る。 その一方で、グラフィックに関し、こんな問題提起も。 現代に需要が少ないんです。 ちょっと聞いたんですけど、今いろいろなゲーム会社の人って40代以上の人がドットのゲームを出したいという気持ちがあるらしいんですね。 でもドット打てる人がいないからどうしようって話になるらしいんです。 大手でも、その技術がなかなか受け継がれていないようなんです。 「今の技術をもってすれば、当時できていたわけだからできるだろう」と思われるんですけど、繊細で細かいドット打ちというのはなかなか、難しいみたいです。 ファミコンの素晴らしさを伝えていくという立場にいるので個人的には、若い人でドット打ちができる技術者が出てきてほしいですね」。 BGMの時にも話したんですが、当時は容量に限界があって、グラフィックとBGMでその割合を取り合っていたなんてことがあったんですが、『悪魔城伝説』に関してはそれを感じません。 というのも、この作品はBGMも素晴らしい。 グラフィック、ゲーム性、ストーリー、BGM、どれをとってもハイレベルで、前に番組でこのゲームをやった若いADさんが「このゲーム初めて見たんですけど、BGMもグラフィックもすごいですね」と言っていました。 今の子にも伝わるんだと思ってうれしくなった記憶があります。 グラフィックの特徴としては、デフォルメされていなくて本当に怖いんですよね。 例えに出して恐縮なんですけど、『たけしの挑戦状』(1986年/タイトー)って、奥さん、子ども、社長を殺したりしていて、実はゲームの中身は怖いんです。 でも画がコミカルだからそんなに怖さを感じない。 これは逆で、ドクロとかガイコツがリアリティーがあって怖いんです。 なかでも、ドラキュラと死神がかっこよく人気でした。 発売日に買ったんですけど、これもクラスで結構買った人がいて、競っていました。 ドラキュラの前のボスの死神でつまるんです。 「死神が難しいよね」っていう話を僕がしたらクラスで話題になって。 でもクラスメイトで「死神って簡単だよー」って話すやつがいたんですけど、それが違う敵で。 相当バカにされてたという思い出があります。 『ディジャブ』はアメリカで本当にあった話を基にしたリアリティーのあるもの、残りの2作は、ちょっと現実離れしたファンタジー系です。 3作ともキャラが動くわけではなく、画面が切り替わって、コマンドで操作するアドベンチャーゲームなので、基本的に一枚画なんです。 その画がすごくきれい。 一枚画のゲームって今なかなかないですよね。 一枚画だからこその怖さがありました。 特に、主人公が死んでしまうと不気味な画面になるんです。 『シャドウゲイト』は死神、残り2つはガイコツ。 本当に不気味で印象深いですね。 『悪魔の招待状』は、車での事故から目覚めるシーンからスタートするんですけど、早く車から出ないと車が燃えて即死するんです。 敵キャラがあまりデフォルメされておらず、リアリティーがある不気味な怖さがあっていいんです。 余談ですが、『ディジャブ』はジャケット買いをしました。 なにかファイルみたいな大きさのパッケージで注射器の画が書いてあって怪しいんです。 「子供にはヤバいが、大人にはもっと危険」みたいな感じのキャッチコピーにも惹かれたことを覚えています。 (1992年/サンソフト) ファミコン後期の名作ソフトです。 音楽やそのゲーム性も高く評価されています。 グラフィックも本当にすごい。 背景もすごく丁寧に描かれているし、時計の歯車の描写とか、その床が崩れていく様子とか、そんななか敵が出てくる描写とか、相当なクオリティーです。 一画面に入っている情報量が本当にすごい。 そういうときって、画面がチラついたり、処理能力が落ちて重くなったりするんですけど、それも許容範囲でおさえてあって。 当時のファミコンとしては画期的な作品です。 また、以前も紹介させてもらいましたが、今中古ソフト屋で値段が上がっています。 ファミコン後期なので、販売本数が少なく、さらに知る人ぞ知る名作のため、求める人おり、価格が上がっていると考えられます。
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【スポンサードリンク】 部屋はゲームソフトだらけ! ファミコン芸人フジタは、現状のままだと恐らく結婚は不可能であろう。 何しろ、ゲームソフトの所有本数が1万5千本なのである! 最近のゲームもプレイしているらしいが、とにかく昔のレトロなゲームのコレクターぶりが半端ないのである。 同じゲームを複数所有していたりするのだとか。 噂によると、ファミコンソフトの全タイトルをフジタは所有しているのではないかと言われている。 フジタの部屋は、ゲームソフトに囲まれていて自分のスペースが一畳ほどしかないのである。 現状彼女がいるのかはわからないがこの状態で結婚した場合、嫁さんと一体どこに住めばいいのだろうか。 引越しをしたとしても、ゲームソフトの置き場所を考えるだけで嫁さんはウンザリしてしまいそうな気がするのだ。 しかし、ファミコン芸人として活動しているフジタは当然コレクターだけでなく実際にプレイもして達人級の上手さらしいので結婚してもゲームを辞めることはないだろう。 【スポンサードリンク】 狩野英孝と仲が良い フジタはファミコン芸人と言われるだけあって、あまり普通のバラエティ番組には出演することは少ないがゲーム関係のテレビ企画で何気に活躍しているみたいだ。 ガキの使いでレトロゲームを楽しむ企画とか、有野のゲームセンターCXとかに出演したこともあったらしい。 また、芸能界の間ではこのフジタのファンである人が結構多いのである。 やはり、昔のファミコンのゲームソフトはありえないくらい難しいものが沢山あるため、それをクリアできるフジタの凄腕ぶりに尊敬してしまうのではないか。 有名なところでは狩野英孝と仲が良いらしく、先日ツイッターではフジタが結婚する際は狩野英孝が「TRUE LOVE」を歌ってくれるという発言をしていた。 なぜこの曲を狩野英孝が歌うのかはよくわからないが、それだけ仲が良いということだろう。 芸人でゲームというと、今までは真っ先にゲームセンターCXで活躍している有野を思い浮かべていたのだが、今後はこのファミコン芸人フジタが真っ先に頭に来るようになったのは個人的には収穫かもしれない。
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