あらすじ [ ] 旅先で病気になってしまい、宿の女中(悠木千帆)に親兄弟があるのか心配された寅次郎は、とらやの人びとの写真を見せ、ついさくらを「奥さん」、満男を「自分の赤ちゃん」、おばちゃん・おいちゃんを「おふくろとおやじ」と見栄を張ってしまう。 久々に故郷柴又に帰ってきた寅次郎を見合い話が待っていた。 本人もすっかりその気になったが、相手の駒子(春川ますみ)は寅次郎と旧知の仲であり、しかも旦那持ちであった。 寅次郎は、駒子の妊娠も知らずに旦那が浮気したと聞くや、二人の仲を取り持つために一肌脱ぐ。 しかし、二人のための結婚式や新婚旅行まがいの宴会やハイヤーの代金をとらやに請求したことが原因で、おいちゃんと大ゲンカしてしまい、いたたまれなくなった寅次郎は再び旅に出る。 旅先の伊勢・で腹を下した寅次郎は、便所を借りに温泉宿・もみじ荘に入り浸り、そこの女将・お志津(新珠三千代)の同情を買って宿に泊めてもらう。 未亡人のお志津に惚れ込んた寅次郎は、宿代がないことを理由にもみじ荘に居着くようになり、住み込みの番頭として一生懸命働く。 お志津の弟・信夫(河原崎建三)となじみの芸者・染奴(香山美子)との仲を取り持つことに奔走して、お志津に感謝され、お志津の小さな女の子を可愛がるあまり風邪を引いて、お志津に看病してもらって、寅次郎は有頂天になる。 しかし、寅次郎の知らないところで、お志津には再婚を考えている相手がいたのだった。 とらやでは、年越しに駒子ら夫婦を招き、新年の門出を祝う。 ちょうど見ていたテレビで、霧島神宮で啖呵売をしていた寅次郎が取材される。 正月を家でこたつに入って祝えず、自分に子どもがいるかのように振る舞い、お志津に向けて呼びかけるような寅次郎の様子を見て、とらやの人びとは涙ぐむ。 しかし、寅次郎は、伊勢で恥をかいて悲しい思いをしたばかりとは思えないほど、桜島の見える船の中で笑いを振りまくのであった。 概要 [ ]• 今回は前作に代わって山田洋次から『時代屋の女房』、『美味しんぼ』などのが監督している。 山田は本作はもういいと思っており脚本のみ書いている。 源公は、本作ではとらやの従業員になっている。 さくら役の倍賞千恵子の出番は非常に少ない。 おいちゃん・おばちゃんが湯の山温泉を訪れた際、寅次郎が働いている宿に泊まり、寅と出会う(さらにマドンナのお志津の存在を知る)という設定になっている。 お志津がとらやを一度も訪れていないことも含め、旅先の寅次郎が中心の話になっている。 劇中ではの設定で年が1969年から1970年に変わる。 スタッフ [ ]• 監督:• 脚本:、、• 音楽: 配役 [ ]• 車寅次郎:• お志津:• 諏訪さくら:• 染奴:• 車竜造:• 車つね:• 諏訪博:• 信夫:• 駒子:• 源吉:• 梅太郎:• 御前様:• 清太郎(染奴の父):• 徳爺:• 信州の旅館の仲居:• お澄:• 為吉(駒子の夫):• 茂造(為吉の兄):• 千代:• 吉井: ロケ地 [ ]• ()、()、、。 記録 [ ]• 観客動員:52万6000人• 配給収入:1億3000万円 受賞 [ ]• 第21回新人賞/• 同・文部大臣賞/ 脚注 [ ] [].
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役名:志津(温泉旅館の女主人) ホットな寅さんに対するクールな反応に、やや冷たさを感じてしまう損な役回りのマドンナ。 独特のセリフまわし、着物姿の所作の美しさを見るに、現代にはこういう女優がすでに絶滅してしまったのではないかと思う。 第3作「男はつらいよフーテンの寅」評論 寅さんを「バイタリティ豊かなバカ」として描く、異色の森崎東ワールド 『男はつらいよ』はで終わると考えていた山田洋次の予想を裏切り、松竹はさらなる続編の製作を決定。 そこで山田洋次は、脚本は書くが監督は他をあたってほしいと会社に訴え、本作は森崎東が監督を務めることになった(代表作は『塀の中の懲りない面々』『ペコロスの母に会いに行く』)。 シリーズ中、山田洋次以外がメガホンを取るのは本作とのみである。 監督が変わることで『フーテンの寅』は他の作品と比べて明らかに異色の作品となった。 しかし、本作をベストにあげる人もおり、森崎東節とも言うべき独特の魅力を持った一本に仕上がっている。 まず、力強いテイストが特徴だ。 真っ赤に彩られた『フーテンの寅』のタイトルバックに、煙を吹き上げ爆走するSLの映像が差し込まれる。 セリフ、演出、映像の随所に、荒々しさが感じられる。 劇中には何度も「貧乏人」という言葉が飛び出し、半身麻痺に侵され酒びたりとなった元テキ屋の哀しい姿も映しだされる。 底辺の暮らしをオブラートに包まず見せることも、他のシリーズ作品ではあまり見られない。 そして、異色作である最大のポイントは、寅次郎を見つめる視点が、山田洋次作品とは大きく違うこと。 本作の寅さんは、徹底して「バカ」として描かれているのだ。 失恋に至る流れを見れば明らかだが、本作の寅さんには共感できるポイントがほとんどない。 現役テキ屋として、元テキ屋の先輩に見せる人情のシーンは見どころのひとつだが、それはアウトロー社会に生きる人間のものであって、一般市民が共感を覚えるのは難しい。 男はつらいよを熱心に見ている我々ファンは、寅さんをどこか自分たちの仲間、友達、味方、あるいは良き理解者として見ている。 それは取りも直さず、各作品で繰り広げられる寅さんの奮闘努力に揺るぎない「共感」を覚えるからだ。 一方、本作における寅さんは、徹底して「バカ」な「あちら側」の人間として描かれており、笑いこそすれ「共感」するまでには至らない。 これが本作を異色作たらしめている最大の要因であろう。 しかしながら、他の作品以上に力強くバイタリティ溢れる寅さんは、やっぱり魅力的だ。 ラストシーンにおける「おまえのケツはクソだらけ!」の大合唱は実に痛快。 このラストシーンにも本作の魅力が象徴されている。
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フーテンの寅さんの自己紹介(口上)は 「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。 帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、 人呼んでフーテンの寅と発します。 わたくし、不思議な縁もちまして、生まれ故郷にわらじをぬぎました。 あんたさんと御同様、東京の空の下、ネオンきらめき、 ジャンズ高鳴る花の都に、仮の住まい まかりあります。 故あって、わたくし、親分子分持ちません。 」 です。 私のお気に入りの口上の一つもご紹介します。 「労働者諸君!稼ぐに追いつく貧乏なし、か? 結構、結構、結構毛だらけ、ネコ灰だらけ 尻(しり)の周りはクソだらけ、か!」 この二つは、有名ですね。 ま、忘れてたので、グーグルで調べたんですけどね。 人のブログを見て書きました。 これ聞くと、寅さんに会いたくなります。 泣けそうです!.
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