口裂け女 口裂け女とは、その呼び名の通り 「口が裂けている女性」のこと。 口裂け女は見た目が恐ろしいだけではなく、口裂け女に遭遇した人々に危害を加えるというのです。 口裂け女に出会った小学生 ある小学生が学校から帰宅するべく家路を歩いていたときのことです。 1人の女性がその子に声をかけてきました。 「アタシ、キレイ?」 その女性は口に大きなマスクをしており、容姿を問われた小学生は戸惑いました。 しかし、小学生はなんとかその場をしのごうと、 「…キレイです。 」 と答えたそうです。 すると、おもむろにその女が口を覆っていた大きなマスクを引き剥がし始めました。 そのマスクの下に隠されていた、耳まで裂けている口が露わになったのです。 衝撃を受けた小学生。 畳み掛けるようにその女が聞いてきました。 「コレデモ、キレイ、カ?」 どう答えるべきなのか小学生にもわかりました。 ここで変なことを言えば、大変なことになる。 「…き…きれいです。 」 あまりの恐怖に目を瞑りながら搾り出した言葉。 目を開けるとその女は消えていたといいます。 あの女こそ、世を騒がせた口裂け女だったのです。 1979年に流行 この都市伝説が日本中に広まったのは、なんと 1979年。 昭和54年のことです。 ちなみに一般消費者向けのパソコンが開発されたのは1976年のアメリカ。 1979年時点では、当然日本人のほとんどがパソコンなど持っておりません。 インターネットを通じて口裂け女伝説が広まったわけではないのです。 口裂け女伝説は当時の小学生を恐怖のどん底に陥れ、 パトカーの出動、 集団下校の措置がとられるなど、今では考えられない規模の社会現象を引き起こしました。 口裂け女への対処 上記の物語で、口裂け女は小学生に質問をしてきました。 口裂け女の都市伝説に欠かせない要素の一つに、 「口裂け女からの質問」が挙げられます。 「アタシ、キレイ?」 まず最初に、 「アタシ、キレイ?」 と聞かれるのです。 このとき口裂け女は大きなマスクで口を隠しております。 口裂け女はこの質問への答えがまともに返ってこないことがわかっているのです。 そして口裂け女と出会ったのが普通の人であったら、以下のように答えるはず。 「いや、ちょっとそういうのは。 」 「…キレイです。 」 お世辞です。 わからないけど、世の中をうまく回すために、口裂け女を傷つけないために、ジェントルな回答をします。 「コレデモ、キレイ?」 そんなジェントルな答えが来るとわかっていたかのように、口裂け女は口元のマスクをはずします。 そして露わになる裂けた口。 口裂け女はその口を見せた状態で質問してきます。 「コレデモ、キレイ?」 口裂け女の遭遇者にとってこの質問にどのように対処するかが重要。 先の物語では、お世辞を曲げず、嘘をついて 「きれいです」 と答えることでことなきをえています。 一方、 「汚い」 「きれいではありません」 と回答すると、口裂け女は隠し持っていたカマやナタ等で引き裂いてくるとのこと。 これは避けたい結末です。 ちなみに逃げると口裂け女は秒速16mの速さで追いかけてくるそうです。 もはや目にも止まらぬスピード。 思考すら追いつかないでしょう。 口裂け女・模範解答集 しかし、必ずしも「きれいです」と答えた人が救われるというわけではなく、「きれいです」と答えた人も犠牲になったとの噂も。 そこで、今回は生存率が極めて高いと思われる回答を以下に記したく存じます。 口裂け女の模範解答集です。 「それなりに」 まるで仕事や勉強に没頭している最中に聞かれた質問に答えるような回答。 一見、全うな答えを望んでいるように見える口裂け女ですが、実はそういう 放置プレイが好きなのかもしれません。 「ふつう」 上記に引き続き、口裂け女放置プレイシリーズ。 しかしこの回答からは、口裂け女は「ふつうである」ことを望んでいるようにも思えます。 口裂け女、 キャンディーズのメンバー説浮上。 「ハゲ、ハゲ」 口裂け女の特徴である口を敢えて無視していくスタイル。 口裂け女は自分の口の事ばかり気にしており、ヘアスタイルに対する批判がくるとは思っていなかったというのでしょうか。 口裂け女、 カツラ説。 「ニンニク、ニンニク」 ここからはもはや回答ではなくなります。 ニンニクは恐らく口裂け女が苦手なもの。 口裂け女は ヴァンパイアなのでしょうか。 それとも、口裂け女がかつて ラーメン屋で働いていたときのトラウマでも残っているのでしょうか。 「犬が来た、犬が来た」 これも「ニンニク」同様、口裂け女が苦手なものを唱える対処法でしょう。 しかし「犬」だけではダメなのです。 「来た」まで言わなければならないのです。 口裂け女は通常は主語、述語の関係を気にする女性なのかもしれません。 口裂け女、 国語教師説。 物を使って対処することもできる 先ほどは口裂け女からの質問の答えを挙げさせていただきました。 しかし、いざ口裂け女に遭遇すると、頭が真っ白になり、まともに答えることができないかもしれません。 そこで以下に、物を使った対処法を示したく存じます。 これさえ持っていれば口裂け女は怖くない! 1. 手に「犬」と書いておく 手に「犬」と書いておいて、口裂け女と遭遇した際に見せ付ければ、口裂け女は去っていくそうです。 「犬が来た」という模範解答があることから、口裂け女はかなり犬が苦手なようです。 口が裂けた原因に犬が関係しているというのでしょうか? 2. ポマード もはやワックスにその座を奪われつつある整髪剤ポマード。 ダンディな男性がたまに髪につけている薬です。 なんでも、そのポマードを投げつけることで口裂け女を退けることができるとのこと。 「ハゲ、ハゲ」という模範解答から、口裂け女の旦那さんはハゲているのでしょうか。 口裂け女に育毛剤を投げると、どうなるのでしょうか? 3. べっこう飴 口裂け女にべっこう飴を投げつけると、喜んで去っていくようです。 噂には必ず出所がございます。 口裂け女の噂はどこから広まったのでしょうか。 岐阜県説 口裂け女のルーツは岐阜にあるのではないかと言われていることが多いですが、岐阜だけでも何説ございます。 塾に通わせられない家庭が広めた説 岐阜では発祥当時、小学校でも比較的裕福な家庭の子供のみが学習塾へ通っておりました。 あまり財力のない家庭が子供に塾通いを諦めさせるために「 夜道を歩いていると口裂け女に襲われる」と夜の外出を怖がらせたとのこと。 私にとっては塾に行かなくてよいなんて、素晴らしいことだと思いますが、岐阜の小学生達は勤勉だったのですね。 ともあれこの説によると口裂け女は空想上の人物なのです。 教育ママ説 上記のように、教育に熱心な家庭が増えてきた時代。 口裂け女は岐阜県美濃加茂市近辺の教育熱心で怖い母親のだという説もございます。 こちらについては地域がかなり限定されておりますね。 さらに、この母親は精神病院からの脱走者だとか。 教育熱心で怖い母親でも、口は耳元まで裂けていないような気はしますが。 バス事故の亡霊説 口裂け女はバス事故の犠牲者の亡霊であるという説もございます。 問題のバス事故が起こったのも岐阜県。 1968年8月18日、飛騨川バス転落事故現場の川から白骨化した頭蓋骨が発見されたそうです。 その頭蓋骨を用いて、 復顔したところ口が耳まで裂けていたとか。 口裂け女はこのバス事故の犠牲者の亡霊だというのです。 江戸時代説 昭和に広まった口裂け女伝説ですが、実はそのルーツは江戸時代に遡るという説がございます。 ずぶ濡れ女、口裂け女説 大窪百人町という、今の東京都新宿区にあたる場所であったとされる怪談です。 権助という十代後半の男が雨の中を傘をさして歩いていると、雨に濡れてしまっている女が道端にたたずんでいたそうです。 権助が傘に入るよう言うと、振り向いた女の顔は、口が耳まで裂けていたとのこと。 権助は腰を抜かし、気がつけば老人のように歯が抜けた呆けた顔になり、言葉も話せなくなった挙句、息を引き取りました。 これも確かに口裂け女ではありますが、妖術を使って権助の生気を吸い取る等、よりスーパー・ナチュラルな感じになっております。 口裂け遊女説 遊郭で有名な吉原での怪談。 吉原遊郭の廊下を太夫(最上級の遊女)が歩いておりました。 その太夫を客が引き止めると、振り向いた太夫の顔の口は耳まで裂けていたそうです。 客はそのまま気を失い、その遊郭へ行くことは二度となかったといいます。 口裂け女を見た際の反応としてありえます。 あまりのショックに気絶する。 しかし、気絶したという話はこの口裂け遊女説以外ないのです。 ところで、昭和の口裂け女がこの口裂け遊女と同一だとしたら、口裂け女は口以外は超絶美人なのでしょう! 整形手術失敗説 口裂け女は美容整形手術に失敗し、口裂け女になってしまったという説もございます。 とはいえ、噂が広まった1979年には美容整形手術はそれほどメジャーな技術ではなく、この整形手術失敗説が広まったのは1990年代とも言われております。 ちなみに先ほどの口裂け女対処グッズで紹介したポマードは、美容整形を執刀した医師がポマードをべっとりつけていたから口裂け女の弱点となったとのこと。 韓国に渡った口裂け女 今日こそ、様々な都市伝説の影に隠れてしまった口裂け女。 世間からの注目を浴びることが出来なくなり寂しくなったのでしょうか。 なんと口裂け女は海を渡り、韓国で大暴れしているとのことです。 韓国での呼び名は 赤マスクの女 ・・・口裂け女は世界制覇をしようとしているとでもいうのでしょうか。 まとめ この危機を救うのは、YES! 高須クリニック! 最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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見知らぬマスクをした女性が、通りがかりの子どもに尋ねる。 「私、きれい?」。 おびえた子どもが「はい」と答えると、「これでも?」とマスクを外す。 近年では、海外でも日本発の怖い話として有名だ。 「『口裂け女』 は恐らく純国産『都市伝説』の第1号でしょう」と現代における口承文芸を研究する国学院大学文学部の飯倉義之准教授は言う。 「口裂け女」をはじめ、そもそも都市伝説はどのように生まれて、変化してきたのだろうか。 「口裂け女」は不審者情報 飯倉氏によると、1978年の暮れごろ、岐阜の八百津町 諸説あり で農家のおばあさんが、庭の隅に口が耳まで裂けた女が立っているのを見たといううわさが広がり始めた。 「79年初めに岐阜日日新聞が口裂け女のうわさを報じ、それが子どもたちの間で繰り返される間に話に尾ひれがついていきました。 マスクをつけている、赤いコートを着ているとか…。 さらに鎌を持っている、100メートル6秒で走る、ポマードが嫌い、べっこうあめをあげると見逃してくれるなど諸説ありました」 「口裂け女」のうわさは、半年ほどで岐阜から青森、鹿児島まで伝わったという。 「その背景にあるのは、当時塾通いをする子どもが増えたことです。 それまでは学区を越えてうわさが広がることはあまりなかった。 塾には複数の学区から子どもたちが集まるので、『うちの学校でこんなことがあった』 と話すと、『それは怖い、こっちにも来るかもしれない』と自分の学校で話を広めるわけです。 親戚などにも電話で伝わり、他の新聞やテレビでも報じるようになりました」 子どもたちにとって、口裂け女は恐怖の対象であり、不審者情報だった。 「塾は夕方から始まるので、(塾が終わると)子どもは集団で夜の街に放り出され、それまで見たことのない種類の大人たちの姿を見ました。 これから夜の仕事に出向く女性たちや、ひどい酔っぱらいもいる。 この中に自分を傷つける人がいるかもしれないという不安が、口裂け女に投影されているのです」 「最初のうちは教師や親も心配して、パトロールや集団下校を実施したようです。 79年の夏休みが始まるころには、うわさは沈静化しました。 ただ、その強烈なキャラクターはみんなの記憶に残って、お化けの一つとして定着したのです」 岐阜市柳ケ瀬商店街に設けられた「口裂け女」をテーマにしたお化け屋敷「恐怖の細道」。 「都市伝説」という言葉を日本に紹介したのは、1988年日本で翻訳刊行された米民俗学者ジャン・ハロルド・ブルンヴァンの著書『消えるヒッチハイカー』(81年)だ。 当時気鋭の日本人若手研究者たちが、昔話や伝説など古い形態ばかりを対象としていた口承文芸研究の世界に、現在の世間話、うわさの背景を探ることで現代の都市の在り様も探れるのだと一石を投ずる意図で翻訳したのだという。 ブルンヴァンは、「都市的な生活を背景として友人の友人ぐらいの人に起こったとされる新奇な話」を「都市伝説」と定義した。 例えば、ヒッチハイカーが幽霊だったとか、ベッドの下に殺人鬼がいるといったような話だ。 幽霊のヒッチハイカーは、元をたどれば1800年代の辻馬車時代にまでさかのぼるモチーフだが、車社会に移行する過程で変化を重ね、新聞などメディアの発達がその伝播を加速した。 例えば、新聞のコラムで読んだりラジオで聞いたりしたネタが、あたかもわが町で起こったかのように伝えられていき、米国全土でその地方ごとの特徴を加えられた同様の話が広まったという。 「80年代後半の日本では、若者たちの間の口コミが注目されていました。 アイスクリーム専門店のホブソンズや、サーティーワンに行列ができたり、ボストンバッグがはやったりとか、中高生が何かに急に殺到する現象が話題になりました。 ファミレスやコンビニができて高校生、大学生がバイトをするようになってお金に余裕ができ、バブル経済に向かう中で中学生も含め子どもたちの購買力が上がったことが背景にあります。 子どもたちの口コミを分析するマーケティングが本格化しました」 マーケティングが成功した代表的なものに、ロッテのビスケット菓子「コアラのマーチ」がある。 「眉毛のあるコアラを見つけたらその日ラッキー」といううわさが、女子高生の間の口コミで広がった。 それがきっかけで同社はコアラの絵柄を増やすなど工夫を重ね、2019年には発売35周年を迎えるロングセラーとなっている。 「その他当時流布したうわさに、佐川急便の配送トラックに描かれたキャラクターの飛脚の赤いふんどしに触ると幸せになれるとか、上野公園の不忍池のボートにカップルで乗ると、その2人は別れることになるとかがありました。 雑誌などがこうしたうわさや口コミを投稿で集め、『都市伝説』という言葉を使って特集を組むようになったんです」。 ライターたちがこうしたネタを拾い意図的に話を盛ってブームを作り上げていく。 代表例が、人気雑誌『ポップティーン』で紹介された「人面犬」だ。 人の言葉を話し、中年のおじさんのような顔をしているとか、100キロを超えるスピードで車を追跡するなどといわれた。 「こうした都市伝説は、平成の初め、90年代初頭が人気のピークで、95年にはいったん沈静化します。 阪神淡路大震災、オウム真理教の地下鉄サリン事件が起こり、お化けの話などしている場合ではないという空気になったからです。 メディアは心霊ネタなど一切取り上げなくなりました」 第2次ブーム=ネット主導で生成される怖い話 21世紀を迎え、再び都市伝説はネット主導のブームとしてよみがえる。 「1次ブームでは、子どもたちのうわさ話をテレビ、雑誌などのメディアが拾って盛り上がりました。 2000年以降はテキストサイトの全盛期に、まずブログがきっかけとなります。 昔はやった都市伝説を集めるブログが人気になり、やがて書籍化され、以後、都市伝説本が続々と刊行されました。 当時学生だった人にとっては懐かしく、当時のブームから外れていた世代が面白がって再注目するようになったのです」 また、「2ちゃんねる」に出現した面白い話を雑誌、テレビが取り上げて、新たな都市伝説が作られていった。 小学生が田舎の田んぼで発見する不吉な白いモノ「くねくね」、呪いがかけられた小箱「コトリバコ」、身長2メートル以上の女の化け物「八尺さま」の話などがよく知られている。 「ほとんどが口伝えで語れる範囲を超えた長さの怖い話です。 こうした話が次々にネットで生成されていきました」 2010年ごろからSNSを中心に参加型の話が出てくる。 中でも「きさらぎ駅」は、「2ちゃんねる」からツイッターへ拡散の舞台を変えて10年以上語り継がれている。 きっかけは04年の「2ちゃんねる」への投稿だ——「新浜松駅から電車に乗った。 いつも使っている通勤電車だったのに、聞いたこともない無人駅に到着してしまった。 どうしたらいいでしょうか」。 相談の形で提示された投稿に、どんどん応答が書き込まれて話がつづられていく。 「ある程度の長さになると誰かが『まとめサイト』にして、それがまた転載されていきます。 即時的に参加して話をつなげ、都市伝説ができあがっていく。 これがウェブ時代の2次ブームの特徴です。 また、怖い話が多い。 「口伝えは毎回記憶で話すので、少し違っても大筋は変わりません。 ネットの場合はそのままコピペができますが、変えようと思えばいくらでも変えられる。 広まり方も即時的で物理的な距離は関係ありません。 外国の話が紹介されるスピードも速まりました」 2000年以降、「口裂け女」もネット経由で海外に伝わり再注目された。 例えば韓国では、女のマスクの色が赤に変わっているなど、日本とは違う特徴がある。 「沖縄、台湾、韓国、中国などでは魔物は直進しかできないという伝承があるので、韓国では口裂け女は角を曲がれなくなったし、階段も上れなくなった。 スキンヘッドでマスクをした口裂け男のボーイフレンドができたという話もあります。 現代の都市的生活を背景にしている国に都市伝説が輸入されると、その国の文化に合うように少しずつ手が加えられていくんです」 サイトの「タコツボ化」とフェイクニュース 都市伝説の2次ブームでは、都市伝説を「芸」にするタレントも登場した。 「2006年ごろから人気の出た元お笑い芸人の関暁夫さんが代表的です」。 元々はバラエティー番組で芸能人が都市伝説を披露するコーナーで注目された。 『信じるか信じないかあなた次第です』の文句が有名になり、現在も『やりすぎ都市伝説』などの番組やライブで活躍中だ。 最近では、人気ユーチューバーが都市伝説を検証する動画が人気を呼んている。 「例えば、『異世界エレベーター』という話があります。 10階以上ある建物のエレベーターに1人で乗り、決められた順番でボタンを押すと異世界へ行ける、というような話です。 これを実際にやってみるわけです」 かつて「友達の友達」レベルで身近に本当に起こったこととして語られた都市伝説は、デジタル時代により早く、より広く、人気ゲームのように拡散しているようだ。 だが、近頃では都市伝説として生み出されて多くの人の目に触れるものが減ってきていると飯倉氏は言う。 「その要因には、ウェブにおけるタコツボ化があります。 一つのサイトを見る人は、意見の均一な人たちでまとまっていて、他のまとまりと交流がないという傾向が目立ってきています。 また、真偽を論じることなく、気にいるものだけを信じて、気に入らないものはうそだと言い放つ人が増えて、本当かうそか曖昧なところにあった面白さが認められなくなってきています」 現在は、不安感を現実の相手に投影する政治手法が世界的にはやっていると飯倉さんは嘆く。 「その対象は不法移民、中国、韓国、あるいは日本だったりします。 不安感を口裂け女や幽霊に投影するのは、現実の人間がそんなことをするわけはないという安心感や前提があるからこそ。 世界的に、都市伝説が生まれる土壌が失われつつある気がします。 世界中に閉塞(へいそく)感が広がり、漠然とした不安の中で、確かなものにすがりたいという気持ちがあるのかもしれません。 そんな中で、研究者が都市伝説と呼びたいような偽の情報、フェイクニュースにすがっている人たちが増えているという印象があるのは皮肉ですね」 バナー写真=PIXTA.
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1979年の冬頃に語られるようになり、特に翌年の夏にかけて日本を席巻し、全国の小中学生を恐怖に陥れた。 出動騒ぎや集団下校が行われ、模倣したイタズラも起きるなど社会問題にまで発展する。 しかし8月に入ると急速に沈静化し、噂としては風化していった。 「自分たち数人が、塾をさぼりたいがためについた嘘が広がってしまった」と告白する人物もいれば、「子供の寄り道などを防ぐ目的で親たちがでっち上げた創作の存在」とする説もあるなど、真相は定かではない。 概要 夜、外を歩いていると大きなをした若い女性が「ねぇ、私綺麗?」と聞いてくる。 そこで「綺麗」と答えると、マスクを外し「…これでも?」と耳元まで裂けた口を見せるのが定番。 この辺りまでは、ほぼ日本全国共通だが、彼女が何故このようなことになったのか、持っている刃物の種類、その他の細かい設定 実は口裂け女には姉妹がいる等 は、地域により様々なパターンが存在した。 現在では・用の大型マスクが広く普及していることに加え、以降はが世界規模で感染を拡大している影響もあり、 男女を問わず外出の際にはマスクを着用することが半ばとなっているが、当時は小型のガーゼマスク 主に子供・老人が使用 が一般的であり、医療従事者以外、しかも若い女性が屋外で顔を大きく覆うマスクをしているのは、それだけで恐怖心を煽られる状況だった。 性格 極めて。 上記の事から自身のに絶対的な自信 もしくは強烈なコンプレックス があり、貶されるとキレる。 ただ、 地方にもよるが 「綺麗」と何度も言われるととても喜ぶともいうので、一種のと言えない事もない。 こうした性質は「濡れ女子」 ぬれおなご と言う日本のと共通するが、関係は不明。 対処法 これも地域により様々なパターンが存在し、下記はあくまで一例。 全国的に有名になったため、地方によって伝えられる対処法が全く異なる場合がある。 聞かれても無視をする。 甘い声で「綺麗だよ」とずっと言い続ける。 を外した瞬間、口の中にを入れる。 うまい事と会わせる。 べっこう飴を差し出すと悪さをしない。 或いはべっこう飴を嫌って逃げるとも。 「ポマード」と三回唱える。 顔を見せられた時に「まあまあです」と答えるとしばらくたじろぐため、いきなり襲われずにすむ。 「綺麗です」と答えると家の近くまでついてきてしまい、家の一歩手前で殺されてしまうケースもある。 余談 八百津町が発祥地という説が有力である。 また隣県の信楽に伝わる民話が元になっているのではないかとも言われている。 口裂け女が流行る2~3年ほど前ので、「私、きれい? 」と尋ね「きれい」と答えると、ケロイドだらけの顔を見せて追いかけてくる「整形オバケ」という噂が流れていたという。 口裂け女の噂はなんと海を越えてやにまで伝わったという。 現代人からすれば一笑に付す話ではあるが、が無かった時代の人が噂の真偽を確かめる術もなく、噂が恐怖と共に伝播したのであろう。 『』にも登場するが犬を模したマスクを付けた口裂け女が登場する。 時が流れ、『学校のコワイうわさ 新・花子さんがきた』では時代の流れか老いてと変わり果てた口裂け女が登場している。 『』の第三話はこの口裂け女の話になる予定であったが、口唇口蓋裂 唇に裂け目ができる先天性異常 の団体から抗議が出たため放映中止 EDには登場 となった。 そのせいか、現代都市伝説の妖怪が解禁されたでも、人面犬や花子さんが登場する中、彼女だけは未登場である。 しかし、ポプラ社版学校の怪談ではOVAという事もあってか、マスクを常備して登場している為、条件さえ整えば登場できるようだ その代わり口を見せられないので、主役のエピソードは来ないに等しいが。 のOPにもちらっと出ているが…やっぱりマスクは付けたままだった。 第5話では怪奇や都市伝説が生まれる原理の一例として口裂け女が紹介されており、なんとマスクを外した姿まで披露している。 関連イラスト.
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