2020-07-17• 2020-07-17• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-15• 2020-07-15• 2020-07-15• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-13• 2020-07-13• 2020-07-13• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-10• 2020-07-10• 2020-07-10• 2020-07-09• 2020-07-09.
次の
『君に届け』(椎名軽穂)30巻を読了しました。 これが最終巻です。 いやー素晴らしかった。 この漫画は本当に濁っている心を綺麗にしてくれますね。 心の洗濯機です。 爽子とくるみ、そして風早のそれぞれの結果は…!? 少女まんがの金字塔はついにクライマックス! <関連記事> たまに11巻以降は蛇足だという意見を聞くけど、自分はそうは思わんかな。 まあ確かに風早くんと爽子が付き合うまでの方がきゅんきゅん度合いは高かったけど、付き合ってからも 産みたて卵みたいにピュアッピュアッなやり取りで頬を緩めること多数。 心が綺麗になる(ような気がする)こと無数。 あと青春群像としても面白かったし。 個人的に一番の注目だったのはやのちんとピンです。 前巻の29巻が 最高アンド最高すぎました。 やのちん最高すぎた やのちん 『君に届け』は風早くんと爽子よりも、ちづと龍よりも、やのちんの恋愛模様が心の琴線に触れまくりでした。 やのちん成長したよなー。 最初はギャルっぽかったし大人びて精神年齢高いお姉さんキャラかと思ったのに、ピンに惚れてから 一番子供っぽい姿を見せるのが一番「女の子」してました。 恋する乙女に卍解してからは甘酸っぱいドキドキ感満載。 そのギャップが可愛すぎた。 そして勝機は無いと分かっていながら最期にカミカゼ特攻する姿は素直に感動です。 「受験の結果報告」と「愛の告白」のコンボはなかなかどうして。 恋してるが故になかなかピンに会いに行けないやのちん。 遅くに報告に来たので落ちたと思ったピン。 特攻するやのちんは過去最高の可愛さを叩き出して「散ればこそいとど恋はめでたけれ」を見せてくれた。 普通に泣きそうになった。 大満足です。 だってさ、すごくポジティブな玉砕なんだもん。 ピンめ…同じ笑顔を向けて振って励ますとはやりおるわい。 最初に「心配すんな!大丈夫だ!!」って言った時はピンの顔が見えないように描写してたんだけど、やのちんが思い出せば 実は振った時とまったく同じ表情でしたってのは上手すぎると思うと同時に意味深すぎるぜ。 絶妙に「…」や思うことがありそうな顔してたピン。 一度もピン視点で描かれなかっただけに本心は読者が想像するしかないんだけど、私はまんざらでも無さそうに見えましたね。 また、10年後にどーなってるか思案して、このピンの笑顔を思い出して自分は大丈夫って自信を持つやのちんがええのう。 同時にこの笑顔はバッサリ振られた笑顔でもあるからね。 やのちんを泣かせて笑顔にしたのが同じ表情という。 素晴らしいエピソードであった。 ただ まだ食い足りない! ドキンドキンドキン だって修学旅行で爽子に聞かれたじゃん。 「(キスって) 心臓はれつする?」って。 しないって答えたのに 目の前で心臓破裂するぐらいドキドキしてる爽子を見てしまったじゃん。 あれ絶対自分も体験してみたいの前振りだったじゃん。 そのアンサーが的なイベント欲しかったような。 「ドキンドキン」してたけど心臓破裂レベルではないよね。 まだやのちんは心臓はれつを体験してないよなー。 故に 「10年後」に期待が高まりました。 だがしかーし!30巻で10年後が描かれることは無かった。 くー! 10年後の2人が見たいです。 まあ食い足りないぐらいが丁度いいのかもしれんけどさ。 間違いなくやのちんとピンは 超最高だったと断言できる。 28歳やのちんの心臓破裂ドキドキにご期待ください(想像で)。 最終30巻 30巻は表紙がええね。 1巻から30巻までのアレコレを踏まえて2人がこうなりました的な意味で。 今まで似た構図の表紙はけっこうあったけど、服装まで同じで1巻表紙を踏襲してる。 戸惑ってた2人が目をつぶって笑顔で向き合う。 もうくっ付いてからは太陽拳のように眩しいイチャコラっぷりで見ているこっちが恥ずかしくなるほどで何度も何度も身悶えしまくりでしたからね。 それが30巻は 歴代最高のイチャイチャを見せつけてくれました。 イチャイチャイチャ 風早くんの引っ越しを爽子が手伝うというなの蜜月の仲を描いたようするにイチャイチャラブラブしっぱなしなのが30巻です。 そのイチャつきようときたら、 目も覆いたくなるような有様でした(誉めてます)。 「風早くんだいすきだよ」「チュッ」「…俺も大好き」「黒沼だけだいすき」とか2人とも気持ちのタガを外して 完全にリミットブレイク状態でした。 甘ったるくて、小っ恥ずかしくてもう見てらんない。 頬は緩んで緩んで落ちるかと思いましたわ。 想像以上のイチャラブっぷりを見せたのに、 予想以上のイチャラブっぷりを披露したのである。 ぶっちゃけ 一線を越えました!爽子め…この最終局面で最終奥義 「帰りたくない」を唱えるとは恐れ入ったわ…。 !? ファーッ!? えぇ…ちょ…マジで 合体しやがった!いやこの局面になっても風早くんのことですから手を出さないで、手を繋いで一夜を過ごすとかぬるい程度だろとか舐めてた読者をあざ笑うようにいったー! この2人だから婚前交渉…童貞と処女のまま結婚すると思ってただけに衝撃は半端なかったです。 斎藤一の「悪・即・斬」を超える 「愛・故・合体」である。 行きつくところまで行ってしまいました。 爽子のポエムもすごかったけど、風早くんがすごいよね。 最終話「君に届け」 君に届け 1話「プロローグ」(エピソード0)からの最終話「君に届け」(エピソード123)を比べると胸が熱くなるな。 というか対比させるように描いてるよね。 なんたって1話は爽子視点で風早くんへの想いからチャンジして風早くん視点で「いつか君に届くんだろうか」から始まって、最終話は風早くん視点(手紙)で爽子への想いからチェンジして爽子視点で「私はあなたに届きたい」「届け」ですからね。 「君に届け」だって?とっくに届いてたんだなー( 過去形)。 他にも最終話は色々と過去のエピソードを拾ってて読み応え満載です。 「ともだちになりたい」(エピソード7)のアンサーで「友達になれて良かった」とか涙腺クリティカルヒットでした。 何より一番は「名前」ですかね。 1話 みんなに貞子としか呼ばれなかった中ではじめて「黒沼爽子でしょ?」と名前を呼ばれることを「…初めてだよ」と乙女の顔をしたのを踏まえると駅のシーンは破壊力抜群でしょ。
次の
ここどこだ?? 星詠は絶賛迷子であった。 「伏見に行くつもりが、なんで金閣寺の近くなんだろう?てか僕はどこに今いるんだろう??」 もう時刻は既に20:00。 お腹空いたなー。 そんなことを考えていると不意に風を感じた。 僕は誰かに導かれているのだろうかと錯覚をした。 なので、導かれるままに歩み始めた。 伏見稲荷神社に着いた。 ここまで来れば家までの道はわかる。 黒い綺麗な髪を後ろでショートポニーテールにし、目を閉じながらフルートを吹いていた。 綺麗な子だなぁ。 僕は見惚れていたけど、音色が悲しそう。 聞いていてこっちまで胸を締め付けられる。 「なんで、そんな悲しそうに吹くの」 居ても立っても居られなくなった。 振り返った彼女は、 彼女の瞳は潤んでいた。 頰には涙が道を引いていた。 涙を流しながら演奏していた。 だから放って置けなくなった。 だってこの子は 僕にとって大切な女の子だったのだから ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「なんで、そんな悲しそうに吹くの」 突然聞こえた声に驚き振り返るとそこには黒くて長い髪が風に靡いて月の光を受けてキラキラしていた。 顔は可愛らしいけれど、どこか不思議な雰囲気を醸し出していて妖艶な香りもする。 右手には頑丈そうな黒いケースを持っていた。 「なんで、涙を流しながら吹いているの?辛いの?辛いのにフルートを吹くの?音楽は悲しいから吹くものじゃないよ。 」 声からして男の子だけど、明らかに外見女の子っぽいし、でも 「君はなんでフルートを手に取ったの?」 この子の喋り方はどこか懐かしく感じる。 『のぞみちゃん!のぞみちゃん!いっしょにフルートやろう!!』 幼い時、まだ私が幼稚園児だった時、フルートを初めて見た時、初めて夢を持った時、初めて恋をした時。 「よみくん?」 私はつい今しがたまで忘れていた名前を呟いた。 忘れられない思い出を作ったのに忘れないって、誓っていたのに、ずっと側にいたいと願った。 想い人が今目の前にいる。 「僕はまだのぞみちゃんとの約束覚えてるよ。 」 彼ははっきりと私の名前を呼んだ。 大切なのに、忘れちゃダメだったのに、約束まで破ったのに、そんな私なのに 「ただいま、のぞみちゃん」 こんな私がなんでこんなにも幸せな気持ちになっているんだろう。 視界がボヤける。 頰を伝う感触。 暖かいものが溢れ出してくる。 「頑張ったね。 辛かったよね。 傷ついたよね。 苦しかったよね。 泣いて良いんだよ。 涙は流すためにあるんだから」 彼は優しく抱きしめてくれた幼い日のあの頃のように、だから、 「おかえり。 よみくん」 私は笑いながら泣いた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー しばらくして、のぞみちゃんは泣き止んだ。 「服を汚しちゃってごめんね。 よみくん」 「ううん、気にしなくていいよ。 」 「久しぶりにおもいっきり泣いた気がするな。 少しスッキリした!」 のぞみちゃんは笑顔でそう言う のぞみちゃんには笑顔が一番似合ってる。 改めてそう思った。 「よみくんはいつ帰って来たの??」 「今日帰って来たばかりだよ。 」 「えっ?!でもでもなんでこんな時間にここにいるの??」 「えーっと、道に迷ったんだよね。 のぞみちゃん僕の家ってどこだっけ??」 男として情けなく感じる。 「えっ?!携帯とかは、持ってないの?」 「解約しちゃったからもう持ってないです。 」 「そうなんだ。 それは災難だったね。 よしっ!それじゃよみくんの家に行こう!」 我ながらすごく情けない、女の子に家まで送ってもらうなんて、 そんなことを考えながら僕らは歩き出した。
次の