怖い話って本当に好きな人が多いですよね。 私はどちらかと言えば苦手なんですが、それでも小説であれば視覚情報がないだけマシで、ホラー・サスペンスホラーはもっぱら小説で済ますことにしています。 そう、苦手な人も本なら読める……こともある。 というわけで今回は、あっと驚く結末のホラー・サスペンスホラー小説に迫ってみようと思います。 もちろん最後には大どんでん返しが待っている小説もご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。 1|お見世出し(著者:森山東/角川ホラー文庫) もうこの本は表紙が怖い。 ホラーが嫌いな人はこの表紙で敬遠してしまいそうですが、そこを頑張って買ってみましょう。 そして中を読んでさらに怖い思いをしてください。 京都を舞台にした、かなり怖めの3編の短編小説集。 変な話、京都というだけでちょっと怖いのは、なぜなんでしょうかね。 2|天使の囀り(著者:貴志祐介/角川ホラー文庫) 言っておきます、怖さに耐性のない人は、読まない方がいいです。 文章表現だけでここまで恐怖を演出することができるというのはさすがは貴志祐介という感じなんですが、とにかくもう本当に怖い。 アマゾンの探検家が次々と自殺をしていくという、ただそれだけの話なのに、もう。 最後まで読めたら、すごい。 3|ぼぎわんが、来る(著者:澤村伊智/角川ホラー文庫) 謎の存在「ぼぎわん」に振り回される、そんななぞしかないお話。 これもかなり怖いお話で、最後までしっかり読み切るのは、かなり恐怖体勢がないと無理だと思います、でもそれだけに面白い。 第22回ホラー大賞を受賞した、選考委員絶賛の傑作でもあります。 4|夜行(著者:森見登美彦/小学館) 森見文学の中でも、怖さではトップクラスの作品がこれ。 また京都ですよ、京都、本当に京都という場所はオレだけでなんとなく怖いから困りますよね。 もちろん森見作品では、京都は当たり前の舞台なのですが、怪談を基本軸にしたこの作品だとより京都の威力が増します。 ただ、怖さより不思議な感覚を覚える作品です。 5|アミダサマ(著者:沼田まほかる/光文社文庫) 人間の欲望をえぐるように描いたサスペンスホラー。 発端は産廃処理上の冷蔵庫から発見された子供というのですから、もうその発端だけでゾクリとします。 もちろん怖いだけではなく、仏教の死生観を感じることのできる、重厚さも持った作品です。 そういう点で、怖いだけではない、人間に対する気付きのようなものが得られる作品で盛ります。 6|おしまいの日(著者:新井素子/中央公論) 人間の正気と狂気の境のあいまいさやあやふやさ、そんなところに注目した作品。 幸せ満載の生活を送っていた主婦が遭遇する、その正気と狂気の境目、そして段々とその境目が見えなくなっていく恐怖。 当たり前の日常のもろさを感じたとき、そこにあるのは綱渡りの恐怖。 だからこそ感じる、当たり前の大切さがそこにはあります。 7|夜市(著者:恒川光太郎/角川ホラー文庫) 2編の小説からなるホラー作品。 あちら側の世界とこちら側の世界のほんの小さな、そして些細な違いをクローズアップすることで、そこにふとあちらに行ってしまいそうな穴を感じさせてくれます。 その、絶妙な加減が本当に怖い。 第12回日本ホラー小説大賞の受賞作らしく、まさに恐怖の味わいがある作品です。 8|深く深く、砂に埋めて(著者:真梨幸子/講談社文庫) 男を狂わせる女の恐怖、まさに現実に潜む恐怖としてはかなり怖い部類のもの。 この作品は、そんな女お恐怖をありありと描き出す、男だったら誰もが震えるそんな小説です。 そして、やはり注目はラストシーン。 このラストシーンを読むためだけのこの本を買って読む価値がある、そう思わせるゾクリと震えるラストが魅力です。 9|赤いべべ着せよ…(著者:今邑彩/中央公論) 鬼女伝説が伝わる街、そこで起こった幼女殺人。 そこに妖怪やお化けが絡んでいるならまだしも、そこにいるにはどこにでもいる普通の人間たちで、なのにそこにあるのは普通ではない凄惨な事件。 最も怖いのはやはり人間。 普通の生活のすぐそばにありそうな恐怖の最終形ともいえる、圧倒的に現実感のある恐怖です。 10|黒い家(著者:貴志祐介/角川ホラー文庫) またしても貴志祐介の作品。 こういう描写のうまい作家にホラーを書かせたら、その怖さの桁が数段あがるので本当に怖いですし、また面白いから怖くても読んじゃうんですよね。 第4回日本ホラー大賞受賞作でもありますが、そんな肩書を考えなくても、貴志祐介作のホラーというだけで、怖くて面白い作品です。 11|汚れた檻(著者:高田侑/角川ホラー文庫) 実際にあった事件をモチーフにしているため、かなり現実感を伴た恐怖が襲ってくる一冊。 埼玉県で起きた愛犬家連続殺人事件がその題材で、もちろんアレンジされていますが、これが現実で似たようなことがあったと思うだけでもうぞっとします。 しかも、リーダビリティが素晴らしく読む手が止まらない。 困った作品です。 12|うなぎ鬼(著者:高田侑/角川ホラー文庫) こちらも、高田侑の作品。 というかこれもかなり表紙が怖いので、ホラーと知らずに買うことはないだろうなという作品なんですが、当然知って買ったとしても十分期待以上の怖さを感じます。 こういった作品にとって大事なことは、人間性の掘り下げ。 もちろん本作はそれにしっかり成功していて、だからこそ人間の真の恐怖を見ることができます。 13|黒面の狐(著者:三津田信三/文芸春秋) 探偵が活躍するミステリー作品の側面を持つホラー作品。 こういう探偵もので怖い作品は、ホラーが苦手な人でも引き込まれるように読めますので、チャレンジしたい人にはお勧めかもしれません。 そんなこの小説の舞台は、北九州の炭鉱。 しっかりとした知識に裏付けらえれたその描写は、ホラーを超えた価値があります。 14|死霊列車(著者:北上明彦/角川ホラー文庫) 怖さで言うとそこまででもないですが、スリルで言うとかなりの秀逸な作品である本作。 狂犬病をモチーフにした作品で、蔓延する病を止めるためにタイムリミットのあるいわゆる時間制限モノのホラー小説です。 物語の構成がエンターテインメント性が高いため、かなり面白く読めます。 ある意味、ホラー初心者におすすめの作品と言えるかもしれません。 15|祝山(著者:加門七海/光文社文庫) かなり怖いです、要注意です。 この作品はいわゆる肝試しモノですので、ある意味ホラーの世界では全世界的に王道中の王道と言えます、が、その怖さもまさに王道。 あなたのすぐそばにある、恐怖、そんな作品です。 16|ついてくるもの(著者:三津田信三/講談社文庫) 全7編からなるホラー短編集。 いわゆる本当にあった怖い話の体裁を取っている短編集で、もちろん作り話ではあるのですがそのリアル感が何とも言えず背筋をなぜるような恐怖を味わわせてくれます。 そこにあるのは、がッと来る怖さではなくゾクリとくるこわさ。 ある意味、一番眠れなくなる類の恐怖です。 17|記憶の食卓(著者:牧野修/角川書店) 同時進行で進んでいく二つのお話が絡み合う、ミステリー。 普通にホラーとしてではなく読んでも面白い作品ですが、同時に、ホラーとして読んでも満足感が味わえる恐怖をしっかりと感じさせてくれます。 詳細は言いませんが、チャーハンが嫌いになりそうです。 詳細は言えませんけどね。 18|私のクラスの生徒が、一晩で24人死にました(著者:日向奈くらら/角川書店) タイトルのインパクトがもうすごい。 そしてこのインパクト満載のタイトルが、全然比喩や暗示ではなく、まさにその者の話が展開されていくという、これでもかといった具合に胸の悪い小説です。 とにかく衝撃と恐怖が目白押し。 読み終わった後、ぐったりしてしまう小説です。 19|隣の家の少女(著者:ジャック・ケッチャム/扶桑社) とにかく後味の悪さで言えばぴか一の小説。 本当に、ただただ怖くてそして、何とも言えないやるせない気分に陥ってしまう、かなりヘビーなホラーです。 その特徴は、人間の狂気を余すところなくリアルに描写し続けるその偏執的な描写。 もはや、一番怖いのは作者だ、と思いたくなるような、かなり上級者向けの小説です。 20|乙霧村の七人(著者:井岡瞬/双葉社) 人気ミステリー作家によるホラー小説。 ですので当然ミステリーとしても秀逸で、読みやすさと面白さにおいてはかなりのレベルの作品であることは間違いありません。 その点で言えば、もちろん怖いのですがちょっとおもしろさが勝っている感じがしますね。 初心者におすすめです。 21|パラサイト・イヴ(著者:瀬名英明/新潮社) 第2回ホラー小説大賞の受賞作で、ゲーム化もされた人気作。 バイオホラーとしての地位は、まさに日本を代表するといっていいレベルの出来で、娯楽小説としてかなり高いレベルで面白い小説です。 しかし、そこにあるのは人間の根源の恐怖。 自分は本当に自分の意思で生きているのか、その恐怖はまさに根源です。 22|血の季節(著者:小泉喜美子/宝島文庫) 「このミステリーがすごい!2014年版」の企画である、「復刊希望!幻の名作ベストテン」第2位作品。 その特徴は、現在のミステリーとは一味違うその作風。 まさにオカルティックなマニア性を感じるその文体と構成は幻の名作とまで言われる圧倒的存在感。 ひとつの小説として、ホラー抜きで読んでほしい作品でもあります。 23|1303号室(著者:大石圭/河出文庫) おなじみのホラー大作呪怨の作者が書き上げた、本格的ホラー。 もうそれだけで怖いことは確定のような作品ですが、その怖さたるや個人的には受音を超えるものを感じまsた。 とにかく、足の先から頭の先まで恐怖にしっかりと入り込める作品。 ホラーの名手が、怖いという感情を突き詰めたら、ここまでの恐怖が生まれるのか、という作品。 24|粘膜人間(著者:飴村行/角川ホラー文庫) 第15回日本史ホラー小説大賞、長編賞受賞作。 特徴は何と言ってもタダのホラーではなく、いわゆるグロ系、そう、気持ち悪い系のサスペンスホラーであるということ。 小説自体は読みやすくていいのですが、内容が読みにくい。 といっても、だめ作品というのではなく、グロ耐性がないとかなり厳しい作品です。 25|リカ(著者:五十嵐貴久/幻冬舎文庫) サスペンスホラーとホラーの分類はなかなか難しいのですが、これはまさにサスペンスホラーの名作。 第2回ホラーサスペンス大賞受賞作でもありますし、その内容の怖さと面白さは折り紙付きの作品です。 出会い系サイトで知り合ったリカの狂気と、その狂気が迫ってくる恐怖は、まさにサスペンスホラーの傑作です。 26|二重螺旋の悪魔(著者:梅原克文/角川ホラー文庫) 日本を代表するバイオホラーのうちの一つ。 ただこの作品に関しては、ホラー好きというよりもSF好きにこそ読んでほしいそんな作品でもあります。 そうまるで、ハリウッドのSF対策のような世界観。 サイバーパンクな雰囲気もあって、SFファンでもしっかりと楽しめる作品です。 怖さは、まあまあですかね。 27|玩具修理者(著者:小林泰三/角川ホラー文庫) 怖い、とにかく怖い。 取りあえず恐怖耐性のない人には、いくらなんでもおすすめできないレベルで怖い小説ですので、ぜひホラー好きさんに読んでいただきたい小説です。 特徴としては、ダイレクトな恐怖。 そういう言い方は不適切かもしれませんが、恥も外聞もなく殴りつけるように怖がらせに来る小説です。 28|ダイナー(著者:平山夢明/ポプラ文庫) ここらでひと休憩といった感じで、怖くはあるのですがかなりライトに怖い作品。 なぜか殺し屋が集う裏社会のダイナーでウエイトレスをすることになった主人公の体験する、その店に集う客たちの様々なトラウマ話。 そんな中で、恋までしてしまう主人公の物語。 で、特徴としては、ハンバーガーの描写がやたたらうまそうです。 29|ぼっけえ、きょうてえ(著者:岩井志麻子/角川ホラー文庫) 色々な意味で注目を浴びる作者の出世作。 第13回山本周五郎賞、第6回日本ホラー小説大賞 の両方を受賞している稀有な作品で、小説としての完成度も高く、そして怖いというお得な作品。 貧しさと怖さという二つの関わり合いの中で、リアルな描写がそそります。 30|鼻(著者:曽根圭介/角川ホラー文庫) 早稲田大学卒、サウナ店従業員から漫画喫茶店長、その後無職になって作家という異色の経歴の作者の代表作 こわさ的にはそこまでのことはありませんので、ライトな読者にも受け入れられる作品ですが、その特徴は、ホラー小説の常識を超える文章力のたかさと文学性。 とはいえ難解さもなく、満足した読書タイムを満喫できるホラーです。 怖いは楽しいにたどり着くためには? ホラー小説の醍醐味は恐怖なんですが、恐怖というのは人によっては本当にきついものだったりします。 でも、中には本当に名作もありますので、ぜひ恐怖耐性を鍛えて読んでいただきたい。 怖さの向こうにしかない小説の良さもあるのです。
次のみなさんも人生において、一度や二度は、恐ろしい体験をしたことがあると思います。 中でも本当に恐ろしいのは、身近に危険が迫ったとき、エゴや保身といった人間の持つ闇の部分があらわになることかもしれません。 今回は、そんなヒヤリとさせてくれるサスペンス漫画を17作品紹介します。 次々と凄惨な場面が現れる映画のようなサスペンスから、絵面は穏やかなのに心理的な恐怖に追いつめられるサイコホラーまで、その内容はさまざま。 ぜひ、好みのサスペンス漫画を見つけてみてください。 では、 を差し上げています。 気になった方はご利用ください。 二重人格の大学生を主人公にしたサスペンス漫画です。 とある秘密を抱えながら、「人生は楽しんだもん勝ち」をモットーに明るく生きようとしている大学生の浦島エイジ。 ある朝、彼が目覚めると、大学でも評判の美人・雪村京花が、同じベッドに寝ていたのでした。 突然の展開に驚くエイジに、京花は 「『付き合おう』って言ったのエイジ君じゃあ〜ん!! 」 とかわいく怒ってみせます。 携帯の日付から、エイジは自分がいきなり3日後に飛んでいることに気づきます。 つまり、その間の記憶がないということ。 そんな時、エイジの前に現れたのが、同じ大学の女性・真明寺麗。 問題はエイジの知らない間に、もう一人の自分が何をしていたかです。 京花と付き合えるようになったのはいいことですが、押し入れの中に3000万の大金と血まみれの金属バットがあったり、悪名高きギャングチーム「SKALL」と知り合っていたりと、かなりヤバい男になっている印象。 そして、 エイジの記憶がない間に、女子大生の惨殺事件が起こっていたのでした。 15年前に世間を騒がせた女子大生連続殺人、「LL事件」。 見つかった死体は、それと全く同じ殺され方をしていました。 最後は犯人の自殺という形で終わったLL事件。 しかし、彼は息子を残していました。 それこそがエイジだったのです。 もう一人の自分は、本当に犯罪者なのか?謎を解き明かそうとするエイジは、SKALLに接近。 どんどん危険な領域へと入り込んでいきます。 二重人格、15年前の事件との関係性、被害者女性とエイジの意外な繫がりなどなど、さまざまな謎が絡み合って、スリリングなストーリーが展開していきます。 エイジのもう一人の人格が全く描かれていないのもサスペンスの度合いを高めている、続刊が待ち遠しい作品です。 主人公は、5歳の時に父・母・兄を殺された経験を持つ高校生・中條千里。 それから13年、 犯人を探し出し復讐することだけを目的に、彼は生きてきました。 手がかりは犯人の右腕にある4本の傷。 漢字の「火」に似た形をしていたことから、千里はまだ見ぬ犯人を「火の男」と呼びます。 犯行時、一人だけ収納に隠れていて助かった千里。 そんな彼がなぜ犯人の腕の傷を知っているかというと、双子の兄・一登と視覚を共有できたからです。 身体的な痛みを伴った時だけに起こる「共有」。 それによって、「火の男」が両親を殺した上で、一登をどこかに連れ去ったことを、千里は知っていました。 そしてその数年後、最後の「共有」が起こります。 それは一登が覆面をした「火の男」にナイフで斬りつけられ、目の前が真っ暗になる場面でした。 偶然、ニュース映像に映り込んだ「火の男」の腕。 それを手がかりに、千里は本格的に追跡を始めます。 すると、彼の前に次々と現れる裏社会の男達。 さらに、兄・一登の生死の真相も絡み、巻を追うごとに謎が深まっていくことに。 巧みなストーリーテリングは、さすが三部先生です。 復讐のためだけに生きる千里は、ハードボイルドな少年。 不良3人組と手を組み同級生達をだまして金を作ったり、目的のためならダーティな手段も厭わないアンチヒーローです。 そんな彼の荒んだ生き方を心配する少女・江南が、本作のヒロイン。 不良3人組もいいキャラで、千里と男の友情で結ばれています。 ヤクザや警察といった大人達は完全にクセ者揃いで、ヒリヒリとした言葉の応酬がかっこいい。 硬派なサスペンス漫画を探している方にオススメです。 斉藤唯一(サイトウユイチ)は社会に適応できない自分を悲観し、自殺しようと廃墟のラブホテルに入り込んでいきます。 死のうとした部屋で、死体とその脇に転がる銃を発見したことが、彼の運命を変えました。 その場に押し入ってきた刑事と撃ち合いのような形になり、それがきっかけで体が入れ替わってしまったのです。 唯一が入れ替わったのは、イケメンにして大金持ちのエリート刑事・光宗朔太郎。 捜査一課でもトップ級の実力を持ち、人望も厚い光宗はまさに完璧人間(パーフェクト・ヒューマン)で、そんな男と入れ替われたことを唯一は素直に喜びます。 しかし、光宗の裏の顔を知って、気分は天国から地獄へ。 彼は、自宅の屋敷に何体もの死体を保管するシリアルキラー(猟奇殺人鬼)でした。 光宗の屋敷に監禁されていた少女・峯村アンを救った唯一は、彼女とともに、唯一の姿となってどこかに潜伏している光宗を探し出し、捕まえる決心を固めます。 しかし、根はダメ人間。 子供のアンの方がしっかりしているくらいで、本物の殺人鬼である光宗と、対等に戦える予感は全くありません。 しかし、鍛え抜かれた光宗の体は強靱で、唯一は少しずつ勇気と自信を身にまとっていきます。 唯一の体に入った光宗は、どんな形で唯一とアンの前に現れるのか?1巻は緊迫感たっぷりの場面で終わり、続きが気になって仕方ありません。 ドラマ化もされたの神崎裕也先生の作品ということで、今後に期待です。 巧みなストーリーと、なかなか見えてこない真犯人の姿を巡って、多くのファンの注目を集めている作品です。 1989年、北海道の音臼村で、小学校の児童と教師合わせて21人が毒殺されるという無差別殺人事件が起こりました。 その犯人として逮捕されたのが、村の駐在・佐野文吾。 裁判では無罪を主張しましたが、判決は死刑。 しかし、28年後の現在も刑は執行されず、佐野は刑務所で生き続けています。 主人公は、佐野の実子である心(シン)。 殺人犯の息子として過酷な人生を送ってきた彼は、今は田村と姓を変えひっそりと生きていました。 物語は、彼が、生まれてきた子供と引き換えに最愛の妻・由紀を失うところから始まります。 殺人犯の息子と知りつつ愛してくれた由紀は、音臼小事件を克明に調べ、ノートにまとめていました。 そのノートを手に、心は廃村となった音臼を訪ねます。 すると不思議な霧が発生し、彼は1989年にタイムスリップしてしまったのでした。 そこで、自分自身が生まれる前の父、母、姉、兄との出会いを果たした心。 彼は正体を隠して、半年後に起こるはずの音臼小事件を阻止すべく、行動を開始します。 しかし、目的を果たす前に現在に戻ってしまい、自分が過去に干渉したことで現在の姿も変わっていたのでした。 心が二つの時代を行き来するごとに、変化していく事件の様相。 真犯人は必ずいるはずなのに、なかなか姿を現しません。 犯行の告白をカセットテープに吹き込む犯人の声だけが吹き出しで描かれ、早くその正体を知りたいという読者の欲求を刺激します。 また、ずっと憎んでいた父との融和も物語のポイント。 心が出会った1989年の佐野は正義感に溢れた警察官であり、明るい父親でした。 巻が進むと、現代の佐野も登場。 引き裂かれた家族の再生のドラマとして、感動のクライマックスを期待したい作品です。 最初のターゲットとなったAV女優は入札者によって「焼死」と決められ、その指定通り、顔をバーナーで無残に焼かれた全裸死体となって発見されます。 衝撃的なニュースはTVやネットで一気に広まり、サイトの存在を知った金持ちの好事家達が群がって、入札額は億単位に膨れ上がっていくのでした。 いったい誰がサイトを運営しているのか? その目的は? 捜査を担当することになった警視庁捜査一課の警部補・佐伯美冬の目を通して、事件の全貌が解き明かされていくというのが、本作のストーリーです。 そしてもう一人、事件に深く関わるのが、IT企業の若手社員・宗谷です。 「赤いオークション」のプログラムを担当し、やがて殺されてしまった会社の先輩から、オークションのあらゆる情報にアクセスできるパソコンを受け取っていた宗谷ですが、身の危険を感じて、警察に全てを明かすことができません。 佐伯が宗谷を根気強く説得する中、「赤いオークション」によるむごたらしい殺人が重なっていきます。 現在3巻まで進み、ターゲットとなる被害者、実際に手を下す殺人者、オークションの運営者、そして入札の参加者それぞれの人物像が見え始めてきたところ。 残忍な殺人オークションを通して、現代の狂気を描く意欲作です。 父と兄はニート、妹はパート掛け持ちで働きづめのシングルマザー、樹里本人は失恋直後で失業中という、問題の多い大家族ではありますが、それなりに平凡に暮らしていた、はずでした。 ところがある日、甥と兄が誘拐され、身代金を要求する電話が掛かってきます。 すると、祖父が謎の術「止界術」を使って時間を止め、2人の救出を計画。 実は、犯人の目的は金ではなく、その止界術の奪取だったのでした。 森羅万象が日常のひとコマのまま静止している時間の止まった世界で、平々凡々たる一家とカルト集団が戦うSFサスペンスです。 何も知らなかった主人公が、超能力世界や暴力的なチンピラ、人を握りつぶす巨体の化け物(敵いわく「神ノ離忍」)といったものに向き合い、手探りでサバイバルせざるを得なくなります。 いわゆる「巻き込まれ型」のサスペンスですが、緊迫したストーリー展開の中に、どこか呑気でシュールな佑河一家のやりとりがあり、一気に読み進められる面白さがあります。 伏線を回収しながら、人間性への信頼や家族の絆を感じさせて清涼感と共に終わる構成も見事な作品です。 作者の堀尾省太先生は、本作が連載デビュー作。 水木しげる先生や伊坂幸太郎先生をはじめ、の花沢健吾先生などからも絶賛されました。 電子版のでは、単行本未収録の描き下ろし番外編が無料で読めます。 警視庁サイバー犯罪対策課のエリート警部補・吉野絵里香はキレ者ぶりを発揮してシンブンシを追いつめていきますが、最後に犯人の思わぬ目的が明らかに……。 3巻完結でよくまとまっている、構成の巧みなサスペンスです。 現代日本の社会的病理や、ネット社会の群集心理、犯人側の葛藤なども盛り込まれ、社会派ドラマ、人間ドラマとしても読みごたえがあります。 犯人の真の狙いに気づくラストでは、驚きと悲しみがありながら、簡単に人を叩き炎上するネット社会において、人の心とは何かを考えさせられます。 生田斗真さん主演で映画化され、東山紀之さん主演のオリジナルストーリーもテレビドラマ化されるなど、注目度の高かった本作。 主人公の淵累(ふち かさね)は、伝説的な女優であった美しい母とは似ても似つかぬ醜い容貌の持ち主。 しかしある日、母の美貌の秘密は相手の顔を奪うことのできる口紅によるものだったことを知ります。 その口紅によって美しい女性の顔を手に入れた累は、天性の演技力を磨きあげ、女優としてのし上がっていくのでした。 美しかった母や自分の醜さへのコンプレックスから、後戻りのできない嘘を重ね、スポットライトと人々の称賛を求める累。 その心の声は率直かつ悲痛で、まるで自分自身の闇を覗き見ているかのように、目を背けたくなりながらもいつしか惹きこまれてしまう魅力があります。 累だけでなく他の女性キャラにも、美への渇望や同性への妬み、注目への欲求や忘れられる恐怖など負の感情があり、それらがせめぎあう様はサイコ・サスペンスとしても読みごたえたっぷり。 口紅の効果が短時間で切れるため、「いつバレてしまうのか」というハラハラ感や、顔を提供する影武者との危うい関係もスリリングです。 松浦だるま先生自身が執筆した本作のスピンオフ小説『誘』では、累の母親の話が前日譚として綴られています。 では、『累』の創作秘話や、松浦だるま先生がずっと描きたかった「一コマ」も明かされていますよ。 ある日、トラックにひかれて無残な死を遂げたにも関わらず、その場ですぐに生き返ってしまったことから、不死身の「亜人」だと判明します。 実は、亜人は「人間ではない」と考えられており、残酷な人体実験の対象とされる身。 圭は友人の海斗に助けられながら逃げ出しますが、家族にも見捨てられ全国に指名手配された上、多額の賞金をかけられ追いつめられていくのでした。 それらが畳みかけるように描かれ、アクションやバイオレンス描写も相まってホラー的な恐怖をかきたてます。 劇場版アニメが3部作で公開されるほか、テレビアニメ化も決まっており、今後さらに注目が高まりそうです。 その管内で「ドッグフードの刑」「母の痛みを知りましょうの刑」などと銘打たれ、生きながら損壊された無残な死体が相次いで発見されます。 沢村は刑事の嗅覚で犯人に狙いをつけますが、実のところ犯人の狙いは沢村にあり……。 狩るはずの警官が狩られる側だったという恐怖、そこからスピードアップする激しい展開、ダレることなく全3巻で締めくくった構成の見事さなど、巴亮介先生の力量にうならされるサスペンスホラー作品です。 何より不気味なのは、殺人行為を表現と捉え、自身をアーティストだと言う猟奇的な犯人「カエル男」の異常な美学。 縛りあげた西野刑事を屋上から突き落としながら「おめでとう西野君 二階級特進だ」と言う場面には背筋が凍ります。 そんなカエル男にさらわれた沢村の妻子は無事なのか、というハラハラドキドキ感から、裁判員裁判の危うさを指摘する硬派な問題提起もあり、奥が深い作品です。 2016年には小栗旬さん主演で実写映画化が公開予定です。 さまよえる「冥奴様」の恐怖 主人公の卯月勇人は、父の転勤で生まれ故郷の田舎町に帰ってきた高校生。 しかし、町はすっかり様変わりし、午後6時3分の鐘が鳴ると朝まで家から出てはいけないという掟ができていました。 それを知らなかった勇人は、徘徊する異様なモノ「冥奴様」に襲われ、さらに父も血まみれの携帯電話を残して行方不明となってしまいます。 勇人は父を救おうと、夜間にも関わらず捜しに出るのですが……。 正体の知れない冥奴様が、ゾンビのように徘徊する様が不気味で、「次はどこからどのような手で襲ってくるのか」という震えが止まらない、本格的なホラー・サスペンスです。 6時3分の鐘が鳴ると勇人を襲う怪しい頭痛、父の態度の不可思議さなど、閉鎖的な田舎町に潜む多くの謎が、少しずつ真相に近づく過程が気になり、ページをめくる手が止まらなくなります。 架空の薬という設定だけで、これほど人の弱さ、ずるさ、嫌みさ、けなげさ等がえぐり出せるのかと、感心すること確実な1冊。 作者の小出もと貴先生が「期待の新人」と呼ばれているのも納得です。 戦場を舞台とした短編もありますが、グロさを強調したシーンはあまりありません。 心理描写からほの見える人間のダークサイドに薄ら寒くなったり、「アイデンティティとは何か」という根源的な不安を覚えたり、という話がメインになっています。 出色なのは「ホスト」という一編。 借金がらみでヤクザに追いつめられるドキドキ感と、アイリウムを活かした締めくくり方が実に見事です。 全1巻で完結している作品なので、ぜひ気軽に読んでみてください。 「物体に小さな穴をあける」という能力を持つ主人公が、自分自身の出自をめぐる秘密に触れ、やがて大きな陰謀に巻き込まれていきます。 平凡な田舎町「丸神の里」に伝わる因習を軸に、失踪した大学教授の行方や、人間の頭をえぐって殺すという不可解な殺人事件、そして、主人公の能力に隠された事実など、張り巡らされた複数の謎が、ラストで見事に解き明かされます。 超能力によって殺された人間の体の断面が克明に描かれるなど、岩明先生ならではのタッチでビジュアル面の恐ろしさも充分。 全4巻なので、一気読み推奨です。 少女漫画の名手・篠原千絵先生の代表作にふさわしく、読み始めると止まらないストーリー構成です。 仲良しだった双子の姉妹・流風と流水が、同じ男性を想ってしまったが故に敵対しあう展開は究極的に切なく、ウイルスによって悪意が増幅されて殺人を繰り返す流水は、恐ろしくも共感する部分が多いです。 敵の感染者も魅力的かつキレ者で、先手を打って善なるヒロインを追いつめていく展開もスリリングです。 死神のノートを使って人を殺せる少年・月(ライト)と、月を追う探偵たちとの息のつまる攻防を描いた、サスペンス漫画の定番と言える作品です。 殺人者という正体が知られてしまえば、死刑は必至の月。 名前をノートに書かれてしまえば死んでしまう探偵たち。 両者が繰り広げるスリリングな頭脳戦が話題となりました。 原作漫画は既に完結していますが、完全オリジナル新作の映画「デスノート 2016(仮)」や、ハリウッド映画化も予定されており、まだまだ目が離せません。 最後に 血しぶき飛び散るホラーから、深層心理を抉るものまで、一口に「サスペンス」と言っても、その内容はさまざま。 謎の解明に重点を置いたミステリー漫画とはまた違う魅力を持った、ゾクゾクするサスペンス漫画は、一気読み必至です。 謎解き要素をメインで味わいたい方は「ミステリー漫画」をどうぞ!• もっと「怖さ」を味わいたい方は「ホラー漫画」をどうぞ!.
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ホラーに近い概念に、サスペンスがある。 果たしてホラーとサスペンスの違いとは何なのか? 筆者はホラーやサスペンス作品が好きで、ホラー系漫画も描く漫画アート芸術家。 ホラーやサスペンス作品を描くためには、これら要素の違いを把握している必要がある。 そんなホラー&サスペンスを愛する筆者がホラーやサスペンスについて、ホラーとサスペンスの違いなどを解説していこう。 1:未知なものに対する恐怖 2:闇に対する恐怖 3:死の恐怖 4:強大な存在に対する恐怖 以下から、一つ一つホラーの要素をみていこう。 ホラーの要素1:未知なものに対する恐怖 人が恐怖を感じる要素に「未知なものに対する恐怖」がある。 例えばホラーの代表格と言える幽霊。 人通りの少ない夜道を車で走っている時、ふとバックミラーに映った後部座席に座る女の姿。 振り返ると誰もいない… この状況は…怖い。 なぜ怖いかと言えば、「女がバックミラーに見えた理由が分からない 未知 」からだろう。 バックミラーから後部座席に女が見えたのに、後ろに誰もいないのはなぜなのか? この場合、バックミラーに映った女は未知な存在である。 未知な存在に対して、人は恐怖を感じる。 もう一つ例を挙げよう。 夜道を一人で歩いているとする。 向こうから人影のようなものが、こちらへ向かってくる。 近づく内に影は大きくなり、見上げるような大きな影が目の前に立っていた…。 この場合、目の前にいる大きな影に恐怖を感じるだろう。 でも相手が何なのかは分からない。 このように対象が何だか分からず気味の悪い現象に対して、人は恐怖する。 夜道で出くわした謎な影が、となりに住んでるおばさんだとしたら、怖くない。 となりに住んでるおばさんは、知っているからだ。 その対象が何者か分からないから、人は恐怖を感じるのだろう。 スポンサードリンク ホラーの要素2:闇に対する恐怖 人は暗いところを、怖いと感じる。 例えば電灯一つない夜の墓場、真夜中の学校、真夜中の山深い湖…などはホラー作品で使われやすい。 暗さが恐怖を感じさせる理由は、まわりの状況を把握できないからだ。 同じ学校でも人がたくさんいる昼間では、怖さを感じない。 これは明るいために、遠くまで見えて安心感が持てるためといえるだろう。 しかし真っ暗で薄気味悪い場所に自分1人だったら、怖い。 深い闇は、恐怖を生むかっこうの題材である。 場面を暗くするだけで、何かしら怖さを感じさせられる。 だからホラー映画は、暗い場所が舞台になることが多いのだろう。 3ホラーの要素:死の恐怖 人は、死を恐れる。 なぜなら死という状況が、どんなものか分からないから。 死んだら人はどうなるのか?経験した人はそういないだろう。 臨死体験は本や人づてに聞くことはあるけど、確認しようがない。 死を体験したことがないので、想像できない… 死は、未知に対する恐怖なのだ。 痛いのか、安らかなのか、諦めなのか、人によって感じ方は違うだろう。 しかし厳然と存在する死。 死を扱うことで、恐怖を表現できるのがホラーだ。 死んだ後はどうなるかわからないから、「未知に対する恐怖」が存在する。 ホラーの要素4:強大な存在の恐怖 人は自分からみて強大な存在に対して恐怖を感じる。 自分の命は、相手にゆだねられているという状況だ。 恐怖を感じる対象に抵抗できないと、怖さを感じる。 自分が恐怖の状況に陥るのは、多くの方が嫌がるだろう。 しかし誰かが恐怖の状況に陥る様子を、安全な場所から鑑賞するなら、ホラー作品として楽しめる。 「自分が安全な場所から鑑賞」できれば、怖さはエンターテインメントになるのだ。 映画や漫画、小説などなら、客観的に恐怖が楽しめる。 自分に危険は及ばないという安心感があるから、恐怖をみたい欲求にかられる。 今はいろいろなメディアがあるから、自分が危険にさらされなくても、恐怖を体感することができる。 だからホラーという創作ジャンルは栄えたのだろう。 スポンサードリンク サスペンスとは? サスペンスとは不安感や緊張感など、宙づりにされたような不安定な心理状態を描いた作品のこと。 「観客の心を宙づりにする」ことからサスペンスの語源は、ズボンのサスペンダーから来ていると言われる。 サスペンスでは観客の心を緊張させ、不安にさせる。 不安や緊張感を持たせるから、話の続きが気になり、思わず作品を観てしまう。 このような形態の作品は、サスペンスといえる。 視聴者の心理を不安にさせることで、物語の最後や続きに関心を持たせる作品全体を、サスペンスと呼ぶこともある。 「この先どうなるかな?」とハラハラさせる緊張感が主題にあれば、それがアクションや西部劇でもサスペンスといえるだろう。 例えば絶海の孤島に閉じ込められた8人の男女が、毎日1人ずつ消えていく。 どうやら恐るべき殺人鬼が潜んでいるらしい… これはサスペンスに含まれる。 サスペンスといえば、イギリスの映画監督ヒッチコックが有名。 サスペンスとは何かを知りたい人は、ヒッチコックの名作映画を観ると良いだろう。 以下の記事では筆者が感じるホラー&サスペンス系映画のベスト10を書いている。 不安感やドキドキ感は非日常的で、物語の続きを読みたくさせる誘惑があると思うからだ。 不安を感じるような場所、ヤバい状況、先行き不透明な状態に主人公を置く。 その主人公は、これからどうなるのか? 作者も主人公と同じ心境になると、主人公が次にとる行動が見えてくる。 そんなサスペンスの要素は、物語を面白く感じさせる大切な要素だ。 スポンサードリンク ホラーとサスペンスの違い ホラーとサスペンスの違いは「超自然的な恐怖」か、「現実的に直面した恐怖」かにあるだろう。 ホラーが超自然現象的で未知な存在に対する恐怖なら、サスペンスは現実的な状況で体験する不安感による恐怖と言えるかもしれない。 例えば人が落とし穴に落ちて、悪霊に襲われる物語なら、それはホラー。 落とし穴に落ちたら地下世界を発見し、生きて戻れるか不安感を感じさせる要素が主題なら、サスペンスだ。 ホラーにあるのは、人間ではない未知な存在。 「13日の金曜日」のジェイソンや「オーメン」のダミアンなど、人知を越えた不可解な存在が登場する。 幽霊もその正体が分からないために人間に恐怖を起こさせるから、ホラーに属する。 ホラーは、 視聴者に恐怖そのものを感じさせることが目的のジャンルといえる。 サスペンスは人間心理の不安や緊張、ドキドキな状況を感じさせて、先を見たいと思わせるジャンルだ。 なのでサスペンスは、恐怖の対象が人間であることが多い。 あらかじめ殺人鬼が誰かを視聴者に知らせておいて、主人公と絡ませることによりハラハラさせるような展開が、サスペンス作品にはある。 「刑事コロンボ」は、典型的なサスペンスドラマだ。 ホラーとサスペンスが合体した、ホラーサスペンスというジャンルもある。 超常現象的な恐怖があり、かつ緊張感を刺激して先を見たいと思わせる作品だ。 サスペンスホラーは、ホラーとサスペンスの要素が同時に存在するジャンルといえる。 サスペンスホラーは、ホラーとサスペンスのどちらの要素が大きいかで、作品の方向性も決まるだろう。 未知の超常現象による恐怖が優位にあれば、ホラー要素の強いサスペンスになる。 主人公が死ぬピンチを何度も切り抜け、ドキドキさせることに注目させるなら、サスペンス要素の強いホラーとなる。 ホラーとサスペンスを知ることで、物語作りが面白くなる 僕はこれまでたくさんのホラー、サスペンス系の作品に接してきた。 人間には「怖いものが見たい」という好奇心があり、ホラーに惹かれる人が大勢いる。 サスペンスの要素は、物語を最後まで読んでもらうために必要なスパイスだ。 主人公に共感を持たせた上で、サスペンスを仕掛けるのだ。 すると「この先どうなるだろう?」という心理が、物語の先行きに関心をもたせる原動力になる。 サスペンスやホラーの要素は、いろいろな物語で使われている。 今度サスペンスやホラー系作品に接する時は、両者の違いを意識してみると面白いかもしれない。 ホラーとサスペンスの違いのまとめ ホラーとサスペンスの違いや、性質についてみてきた。 ホラーは、超自然的な存在に対する恐怖。 例えば幽霊やジェイソン、悪魔やゾンビなどが、ホラーの恐怖を象徴する存在だ。 サスペンスはこの先どうなるか分からない不安感をあおり、緊張させることによって物語の続きに関心を持たせるジャンルだ。 ホラーでは未知な存在が登場するが、サスペンスでは人間世界が描かれることが多いという違いがある。 サスペンスの目的は観客の心を宙吊りにし、不安や緊張を感じさせることによって、関心を持続させようとするもの。 ホラーは、恐怖そのものを楽しんでもらうジャンルといえる。 恐怖を楽しんでもらうためなら、現実離れした展開も登場するホラー。 「恐怖」は、人間だれもが持つ感情。 危険な事態が起きて、それに対して対策がとれないとき、人は恐怖を感じる。 人が恐怖を感じる4つの要素は、以下だ。 その後、自分の中で漫画とアートは一つとなり「漫画アート」の創作を始める。 2010年~2013年ころにFC2やSeesaa 無料ブログ でブログを書いていました。 2016年9月にワードプレスでブログ「天才漫画アート芸術家」を立ち上げ、今に至る。 漫画描き、絵描き、ブロガー、漫画アートYouTuber、Webライターなどをしています。 これら全部ひっくるめて漫画アートです。 僕にとって生きること全体が漫画アート!漫画アートは僕にとって表現をこえた宇宙であり、生きることそのもの。 詳細なプロフィールページはただいま作成中。 漫画アートで世界を変える(change the world with manga art)!これが筆者が向かうところです。 1000年に一人の天才クリエーターと確信する漫画アート芸術家は、「漫画アートで人類史上の最高傑作を生みだす!」という目的へ向けて、今日も容赦なく爆進していきます!.
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