育て屋を営む兄のレイジもかつては各地のリーグやバトルフロンティアに挑戦するほどのトレーナーであったが、旅立ったばかりのシンジの目の前でに惨敗。 自らの未熟さを思い知らされたレイジはジンダイに再挑戦することなくトレーナーを引退してしまった。 この出来事がきっかけとなりシンジは異様なまでに強さを追い求めるように。 サトシに対して過剰に辛辣な言葉を投げかけていたのはポケモンの絆を尊重するサトシとレイジの姿が重なって見えたことからである。 キッサキを訪れたジンダイに自分は兄とは違うことを証明するためにお互いに対等な条件でのフルバトルを挑むが、あくまでスズナ戦に向け調整した手持ちでドダイトスらが不在だったうえに兄への拘りや焦りから冷静さを欠き普段のバトルが出来ずに惨敗してしまう。 サトシがジンダイに何度も挑んだ末に勝利したことを知ってからはサトシを一人のトレーナーとして認識するようになり、友好的とまではいかないまでもこころなしか態度が軟化した。 に挑むためにヨスガシティを再び訪れたサトシ一行と遭遇。 タッグバトル大会を見ていたためサトシ達のことを知っており、シンジの強さに憧れる一方でサトシのことは当初は軽視していた。 ポケモンを強く育てているシンジに憧れてはいるものの、単純で明るい性格からかシンジのような非情な戦法を使うことはない。 その反面新人ゆえにサトシやシンジに比べデリカシーに欠けているのか、が無条件で配布していたバッジを嬉々として受け取ってしまうこともあった。 かつてのサトシのような無鉄砲さが目立つ直情的なバトルをするものの、ポケモンの鍛え方はなかなかのもので、特にエースのエンペルトに関してはサトシやシンジも一目置くものがあった。 登場当初は相性もいまいち把握しておらず、少し技が外れるだけで酷く動揺し、に一方的に敗北するほど未熟だったが、旅の中での経験を通して成長を続けた。 当初はサトシが挑戦していないジムでバッジをゲットしており、なかなか距離が縮む描写もなかったが、バッジ集め中盤からはサトシが苦戦したジムでも勝利を収め、なんとサトシよりも早く八つ目のバッジをゲットしてリーグへの出場権を手にした。 その頃にはかつてのすぐに動揺する新人らしさは完全に消え去り、技の選択や臨機応変な対応力といったトレーナーとしての地力も、サトシに見劣りしない程に劇的な成長を果たした。 サトシが初めて、追いつかれ追い抜かれる恐怖を体験したトレーナーである。 特にパートナーであるジュカインの能力は突出しており、スピードは勿論のことメガシンカした際のハードプラントの威力は圧倒的でティエルノ達を驚愕させた。 サトシとは度々バトルしては負けていたものの、バッジを8個集めた時点で正式な3対3で再戦。 サトシゲッコウガの突出した能力に依存しかけて指示に雑さが散見していた上、自分に憧れながらも驚異の成長を遂げたショータに焦るサトシは、精神の均衡が崩れた所為でショータに惨敗した。 しかし、ショータも本調子でないサトシに勝ったところで満足はせず、真の勝負はカロスリーグ準決勝戦に持ち込まれる。 前半はサトシのポケモンの長所を活かさせない地形利用や心理誘導でサトシ相手に優位に立ったが、サトシらしい機転と阿吽の呼吸で動くピカチュウによって潮目が変わり、2体抜きやダブルKOを経てゲッコウガVSジュカインの因縁の決戦に縺れ込んだ。 お互いの全力を出し尽くした手に汗握る激闘の末、ショータとジュカインはサトシゲッコウガの放った巨大水手裏剣によって敗れ去った。 本格的に登場するのは第27話。 アニメ版ではスカル団との繋がりは無いようで、開幕早々因縁をかけてきた下っ端3人を容易く蹴散らし、更に野良バトルで相性で不利なカメックスをルガルガンで撃破している。 同話で早々にリーリエと兄妹であることが明かされ、いわく半年ほど前に家を出て行ってしまったという。 久し振りに再会したリーリエに対しては自宅への誘いを断ったりとどこか素っ気無いが、再びポケモンに触れるようになった彼女を気遣う場面もある。 からZリングを授かったサトシに興味を抱き、サトシの誘いに乗る形でバトルを申し込む。 が、最終的にロケット団の妨害が入り、またリーリエがやってきたことでグラジオが立ち去ってしまったため、決着は着かずじまいとなった。 個別項目がないキャラは手持ちポケモン追加してもいいかもな。 後XYのライバル、サンペイはどういう扱いなんだろう -- 名無しさん 2016-05-17 12:21:49• シンジの強さに説得力があったから良かったけど、DPは原作のライバルがアニオリライバルのかませにされてるんだな -- 名無しさん 2016-05-17 12:47:47• 初代のライバルがずっとライバルでなく途中で別の道に行ったってのは凄く変わった構成だよなあ、原作ではラスボスだったというのに -- 名無しさん 2016-05-17 14:23:23• CV大谷育江氏の人間キャラは、ズルいというか否が応でも注目してしまうので、一ライバルじゃなくてラスボスとか最重要ポジションで使っても良かった気がするw -- 名無しさん 2016-05-17 14:45:29• シゲル、シンジ、シューティー、ショウタ、サトシじゃなくてハルカのライバルだけどシュウ・・・・みんな「シ」になってるのは偶然かな?あとアランさんって今後次第で個別項目も出来そうだよね -- 名無しさん 2016-05-17 15:06:44• パキラが手を抜いたってそんなこと言われてたっけ? -- 名無しさん 2016-05-17 15:30:01• あそこでアラン負けたら計画に支障きたすかもだから手抜いた可能性はなくもないけどそんなこと言ってはいない -- 名無しさん 2016-05-17 17:43:19• 手加減して勝たせる意味が無い -- 名無しさん 2016-05-17 22:16:01• ひろしヒロシここの部分違くない?確か5回戦だったと -- 名無しさん 2016-05-17 22:22:24• 金銀みたいに研究所からポケモン盗む(深い事情有り)ライバルとかもそろそろ出てほしいかな。 HGSSみたいに最後博士にポケモン返しに謝罪しに行くけど許されて、全てしがらみが無くなってからリーグでサトシと戦うみたいな -- 名無しさん 2016-05-17 22:35:24• あれDDは? -- 名無しさん 2016-05-17 23:26:23• 項目名「」にした方が良くない? パキラの場合手は抜いてただろうが、アランの奇策と素質に感心したのも事実だったって所じゃない? 勿論利用価値ありという意味でだろうけど。 -- 名無しさん 2016-05-18 00:21:17• ってメリットが欠片もないからそれは無い。 パキラが必死に勝とうとしてなかったのは確かだろうが -- 名無しさん 2016-05-18 00:27:26• これから利用する奴に全力で叩き潰すメリットなんか無いし、勝とうが負けようが、アランの品定めができれば良かったってだけの事だろう。 -- 名無しさん 2016-05-18 00:46:41• 議論するところでもないし、そもそもここパキラの項目でもないからね -- 名無しさん 2016-05-18 01:06:57• 手は抜いてたかもしれないけど妄想の域でしかない、パキラの項目にでも書いてどうぞ -- 名無しさん 2016-05-18 08:46:49• ポケモンに限らず正当なライバルキャラクターってただいがみ合うだけの嫌味な存在じゃなくて接し方はどうあれ互いに実力を認めている様な描写をしっかりしておかないとただの屑キャラになってしまうよなと常々思う。 -- 名無しさん 2016-05-18 10:25:53• 大体なんでそんな描写ないのにパキラが手を抜いていることにしたいの?ねつ造はアニヲタwikiのタブーだろ -- 名無しさん 2016-05-18 10:34:19• 見る限り、特に反対意見もないようなので、項目名を直してみました -- 名無しさん 2016-05-18 20:53:54• シゲルとかシンジとかもポケモン括りだし元の方がわかりやすくない? -- 名無しさん 2016-05-18 21:34:11• セレナみたいな判別しにくい場合除いて ポケモン でいいでしょ -- 名無しさん 2016-05-18 21:36:34• ティエルノはライバルにならないの? -- 名無しさん 2016-05-19 23:22:51• 足りないキャラあれば追加していいと思うけど正直ティエルノが印象に残ってない -- 名無しさん 2016-05-20 11:21:08• XY中盤はむしろシトロンが仲間兼ライバルだったようにも思える。 -- 名無しさん 2016-05-28 17:44:35• XYリーグではサトシvsシンジ級のバトルあるかなー -- 名無しさん 2016-05-28 23:07:44• 嫌いじゃないけどアランもショータもたいして接点ない人達だからそこまで期待してない -- 名無しさん 2016-06-06 15:38:48• 一番接点あるのはシンジだけ -- 名無しさん 2016-07-02 14:13:07• ショータとのバトルは楽しみだな -- 名無しさん 2016-07-02 14:35:29• ナナコってライバルになるの? -- 名無しさん 2016-07-31 11:19:27• ヒロシがいきなり登場してサトシを下した時点で、リーグ=ポッと出に負けるジンクスがついてしまったよね・・・「リザードンが言うこと聞かずに負け」とかいくらなんでも負け方が理不尽だと思ったわ -- 名無しさん 2016-07-31 12:14:06• 誤字やたら多いうえに解説や注釈がくどいので修正、さらっとネタバレも入れるなよ -- 名無しさん 2016-08-02 11:35:49• アランの手持ちヤバイな、メガリザードンX、メタグロス、バンギラス、マニューラ、?、? -- 名無しさん 2016-08-02 22:27:21• ジュンイチは登場回でウツギ博士との電話で去年も出場してた旨の事言ってなかったっけ? -- 名無しさん 2016-08-10 02:05:03• グラジオは最終的にどうなるのか -- 名無しさん 2017-08-15 02:40:47• ジュンイチはライコウの時と違ってかなり強くてびっくりしたわ。 レアコイルでヒノアラシに勝った時は驚いた -- 名無しさん 2018-11-14 19:31:12• しげるほんとにアニメででてほしい -- 名無しさん 2019-08-06 11:55:56• 雷の伝説のopにワンカット出ただけのシルバーや存在レベルで抹消されたミツルくんは泣いていいと思う……シルバーはアニメ世界でサカキがまだロケット団のトップだから設定上出しづらかったのもあるだろうけど -- 名無しさん 2019-09-20 13:02:47• 違反コメントを削除しました -- 名無しさん 2019-10-17 23:03:30• これってグズマやククイ博士も入る? -- 名無しさん 2019-12-20 16:34:08• グズマはともかくククイ博士は強くなるとかリーグ優勝目指してるとかそんなではないから違うと思う、グズマはグズマでそのククイをライバル視してるし -- 名無しさん 2019-12-21 09:07:06• 新無印のライバルは誰になるのだろうか -- 名無しさん 2020-06-30 10:53:19.
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こんにちはタピノ()です。 この度15日放送回でサトシがついにリーグ優勝!とニュースになる程ポケモンファンは盛り上がりましたが、同時に話題を呼んでいるのが サトシの顔変わりすぎ問題 今回は サトシの顔はどれくらい変わったのか過去の顔と比較、なぜ変わったのか? サトシの声優松本梨香も反応。 サトシの顔が変わったことにファンのみんなの反応は?をまとめました。 追記:アニメポケットモンスターの新シリーズは11月17日にスタートでまたまた顔が変わった!!! 私もポケモンを見た事がある部類に入りますが、「誰だあんた…」状態で優勝したことより顔の違いが気になってしょうがなかったです; 明らかに違うのは分かりますよね。 ではどれだけ違うのか、過去のサトシはどんなだったのか過去画像と比較してみましょう。 特に真ん中の右、ポケモンXYの時点が一番イケメン。 上二段は多少の作画担当者の入れ替わりや時代の変化、また少しくらいは歳を重ねてるかも…?と思うと全然気にならないレベル。 どうしたの左下のサンアンドムーン…せっかくのリーグ優勝なのに顔が違うことが気になりすぎている視聴者が多かったよう。 ポケモンの作画崩壊は昔からよくファンの間では話題で、特にちょとした引きの絵やあまり重要なシーンではない時のキャラの顔が酷いとネットで画像付きで話題になることは多々ありました。 これもこれで、たくさんの人が絵を描いているとはいえ皆さんプロじゃないのか?なんでこんな作画崩壊が酷いんだという悲しい、怒りなどの声もありましたが 今回の サトシの顔激変は作画崩壊とかいう話じゃなくてデザインの変化? なんでこのデザインになったのか気になりすぎますよね。 サトシの顔が変わった今回の理由としてはコンセプトの変化、アニメの中にギャグ要素を満載にするという今までと少し違う変化の為にサトシのデザインをイケメンよりも顔を崩しても違和感のないようなデザインにしたのではという説もあります。 追記:11月17日から始まったアニメ ポケットモンスターで「また顔変わった!」と話題になっています。 でも今回はまだいい変化? サトシとゴウのW主人公。 イケメンというより可愛い感じのデザインになってますが今回はギャグ要素はあまり無いのかな?というよりこの即座の変え方、やはりサンムーンのサトシは不評だったんでしょうか… なんか歴代で一番幼い気がする — チョコショコラ 絵心ほしい chocoxxxnext ちなみに右下は最新の映画のサトシ。 M 山下次郎 xxxxxxmani サトシの顔変化に声優松本梨香の反応は このサトシの顔の激変に、サトシ役の声優松本梨香さんはどう反応しているのでしょうか?視聴者の戸惑いの声は届いているようで彼女の思いを投稿していました。 絵の表現はちょっとづつ変化していても、 サトシの魂は変わらないょ。 せっかくイケメンだったのが劣化したように見えるのが気にはなるけど、いろんな変化を受け入れながらアニメを楽しむといいかもしれませんね。 もちろんみんなそれぞれお気に入りのシリーズなどもあると思いますが… サトシ以外にも顔が超変わったアニメキャラクター 時代の流れで流行りの可愛さやデザイン、担当イラストレーターなどでアニメキャラの顔や全体のデザインが変わることはよくあることです。 特に長寿番組ともなれば、技術の進化で細かいディテールなども描けるようになりどんどん変わっているアニメキャラは結構います。 ドラえもんのしずかちゃん、作中ではクラスのマドンナで可愛いというキャラですが、最近は本当に可愛い!!と話題。 昔は陰影などもありませんでした。 引用ー これらの変化はすごく激変と言えるレベルですが、技術の変化が大きいような「よくなっている」と言える変化じゃないでしょうか? なのでやはりみんな「可愛くなった」「カッコよくなった」といった変化は楽しめるようです。 そして今回念願のリーグ優勝。 いや、まだ初のリーグ優勝。 追記:新シリーズで少しイケメンに戻った?可愛い感じですがストーリー内容にどのように影響してくるのか楽しみですね。
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ならば、せめて死傷者が出ないようにとシロナは声を張り上げる。 チャンピオンの言葉を聞いた観客やトレーナー、更には大会関係者はほのおタイプやまもるを覚えたポケモンを出すとキュレムのこごえるせかいに備えた。 「る、ルギア!戦闘、不能!」 カチカチと歯を鳴らしながらもルギアが倒れたことを知らせるべく審判は声と共に旗をあげるが、会場からは盛況が漏れることなく、ただ凍りついた空気だけが流れる。 空にいたにも関わらず問答無用とこごえるせかいが炸裂し、氷に覆われたフィールドへとルギアは倒れる。 空気が静かに爆発したかのような衝撃を持ったその一撃はシロナの予測通りサトシや他の観客達へと僅かながら襲いかかった。 だが、シロナの指示と観客側の素早い対応が功を奏し、死傷者は出なかった。 しかし、ほぼ目の前にいたサトシはどうだろうか。 こごえるせかいにより発生した白い霧からはサトシが立っていることは分かっても、それが凍りついて身体が動かず直立不動立ちになっているのか離れた観客席からは分からない。 「サトシ!」 ヒカリやタケシが呼びかけるとその影はサムズアップし、身体の無事を伝える。 その姿に2人はもちろん、シロナや観客席の人間も安堵する。 しかし、何故無事だったのかという疑問を起こり、目を凝らしてサトシの姿を目視しようとする。 「ありがとなルギア」 至極穏やかな声でルギアに労いの言葉を向けたサトシはモンスターボールを仕舞い、次のポケモンを出すかと思いきや、タクトへの目線を向けた。 その目はタクトへの疑いの目だった。 ルギアを倒すだけなら威力を抑えたふぶきやれいとうビームなどでも良かったはずだ。 しかし、タクトはあっけからんとしており、サトシへと疑問を投げかけた。 「真正面にいたのにどうして震えていないんだい?」 「それは私が飛び出したからだ」 その瞬間、サトシを包んでいた霧が蒸発するかのように晴れていく。 すると中から現れたのは凍傷一つ負っていないサトシと赤い光輪のようなものが腰にある首の長い流暢で尊大な声を轟かせるポケモンであった。 のようなものが腰にある首の長い流暢で尊大な声を轟かせるポケモンであった。 「ありがとうアルセウス。 おかげで助かった」 「構わない。 大丈夫か?」 「あぁ、この通りさ」 笑ってぶんぶんと肩を回すサトシに彼の隣に立つポケモンも微笑みを向ける。 そのポケモンに全く見覚えのないタクトは眉を顰めるが階段から走って降りてきたシロナはフェンスギリギリまで迫るとそのポケモンを見上げた。 「あ、アルセウスですって!!!?」 「ち、チャンピオン!?」 「チャンピオンはあのポケモンを知ってるんですか?」 「えぇ、もちろんよ!ある伝承では、1000本の腕から宇宙を作ったとされ。 またある伝承では、宇宙がない頃に何も無い場所から生まれたとされ。 そして、この世界全てを作ったと言われている幻、いや神に等しいポケモン。 シンオウ地方に伝わる伝説のポケモン、時を司るディアルガ、空間を司るパルキアを生み出したとされ、さらにはアグノム、エムリット、ユクシーも彼によって生み出されたという伝承もあるわ」 近くに座っていた観客に尋ねられ、考古学者の知識を早口で熱弁にさらけ出すシロナに周りは少しばかり引き気味である。 それにこれだけでもとんでもない存在であるが、シロナの知らない話で地球を破壊するほどの物量を持った隕石をたった1匹で破壊するなど、その力はまさに頂点にふさわしいポケモンなのである。 そんな手が届くはずのない存在が、今目の前にいる。 その現実にシロナは幼い少女のように目を輝かせる。 「…なるほど、君も僕の知らないポケモンを持っているわけか」 そう呟いたタクトは「さぁ決着を付けよう」とマントを翻す。 それは勝つのは自分だと自信満々に誇っているように見える。 だが、見る者が見ればそれは蛮勇である。 「あぁ」 サトシは再びタクトに向き直ると帽子を深く被り直す。 準決勝、6体目同士。 これで決着がつく。 だが、アルセウスを知る者にとってはすでに勝敗は決していた。 「キュレム!れいとうビーム!」 普通のこおりタイプのポケモンが放つ威力とは思えない冷気を込めた光線がアルセウスを襲う。 しかし、皮膚を太陽の如く燃やしたアルセウスには効いておらずタクトは「ほのおタイプか…ならば」と次の指示を出す。 「キュレム!りゅうのはどう!」 今大会でタクトが最も多く使用した技であり、今大会1番の規模を持つエネルギーがアルセウスへと放たれる。 しかし、その一撃が当たる前に光輪をピンク色へと変化させたアルセウスはその攻撃を直撃で受けるも全く効いていない。 「ば、馬鹿な……ほのおタイプにドラゴンタイプの技は抜群でなくとも直撃ならダメージが……」 驚愕の表情で目の前のポケモンを見つめるタクトは再びキュレムにりゅうのはどうを撃たせる。 だが、結果は同じでアルセウスは1ダメージも受けていない。 「私の中には命の源と呼ばれる16の力がある。 アルセウスやサトシ達も知らないタイプであり、ドラゴンタイプを無効にする力である。 アルセウスは炎の命、妖精の命を用い、サトシを守り、さらにはキュレムの攻撃を全て受け止めた上で無効化してみせた。 「ば、ばかなありえない。 そ、そんなこと……」 アルセウスの話を聞いたタクトは膝を着いた。 そんなのまるで神ではないか。 そのつぶやきは声に出ることはなくても、タクトの表情が物語っていた。 「サトシ、少し時間を貰っても良いか?」 「え?うん。 もちろん、俺のわがままに付き合ってもらったし」 「そうか。 ありがとう」 サトシに断りを入れたアルセウスは自分を見上げるタクトへと目を向けた。 「タクトと言ったな。 全国各地から伝説や幻のポケモンを手に入れた手腕は見事という他ないだろう」 何を言われるのかと身構えていたタクトに送られたのは賛辞であった。 あまりに唐突な褒め言葉にタクトは首肯する。 「だが、彼らには彼らのやるべきことがある。 それを己の都合だけで捕まえるのは言語道断だ」 しかし、次に紡がれた言葉はタクトを咎めるものであった。 「彼らがいかにして伝説や幻のポケモンと呼ばれているのか。 彼らには歴史に名を残すだけの力があるからだ」 人や普通のポケモンを凌ぐ力はもちろん、天変地異、時を超える、願いを叶える、宇宙空間を生きる、空間を歪める、反転世界を統治する、勝利をもたらす……。 それらの当たり前から程遠い魔法や奇跡に等しい力を持つからこそタクトやサトシが使ったポケモンたちは伝説や幻と呼ばれている。 「そして、彼らには役目がある。 争いをおさめる矛であり盾になる。 海や空を守る。 街を守る。 その在り方はそれぞれだ」 ルギアが海の神と呼ばれていたり、ラティオスとラティアスが守り神と呼ばれているのはそれだけの理由がある。 海の神と呼ばれるルギアがいなければオレンジ諸島の海は大荒れとなり、ラティオスとラティアスがいなければ悪意ある人によっては街は滅ぼされていたであろう。 「お前が捕まえたレックウザやレジギガスにも果たすべき責務があったのだ」 「け、けど、それは、あ、あいつも!」 震えた声でサトシを指さしたタクトにアルセウスは目力を強めた。 「サトシには私達から協力を申し出たに過ぎない」 だからお前と一緒にするなと目が語っており、その威圧感にタクトは尻もちを着いた。 「手に入れた経緯は聞かない。 正攻法だろうが非道であろうが、その入れ物に入ったのは彼らだ。 咎めはしない」 けれども、 「悪夢を見せるダークライや宇宙から来たデオキシス以外にはやるべきことがある。 ラティオスには守り神として。 レックウザには空の王として。 レジギガスには神殿を守る者として。 キュレムにはあの一帯を守る義務がある」 だから解放しろと、それを伝えるべくアルセウスはここまで待ったのだ。 最初は手っ取り早くアルセウスのみでタクトを蹂躙するつもりだった。 けれどサトシは自分達と戦いたいと、純粋で眩しい尊い気持ちをぶつけてくるのだ。 それを無下にするならば、アルセウスは神と呼ばれる器を得てはいなかっただろう。 そうして、サトシの願い通り最後まで戦い抜きアルセウスはその身を晒したのだ。 最も、タクトがサトシにも攻撃を当てようとしたことで、サトシが出すよりも早く出てしまい!かなり怒りを燃やしているが元気そうなサトシを見てそれも和らいだ。 「この世に生まれてきたからには生きる理由がある。 やるべきことがある。 それを分かってくれ」 先程とは違った、諭すような穏やかな声のアルセウスにタクトは少し間を置いてゆっくりと立ち上がりじっとこちらを見つめるキュレムを見た。 確かにダークライやデオキシスと比べるとキュレムやレックウザ、レジギガス達は捕まえにくかったように感じる。 それは彼らがそこから離れられない理由があったからなのだろう。 「現に彼らがいない事で大型の鳥ポケモンやジャイアントホールのポケモン達が暴れている。 それをおさめるために私が毎回赴いて裁きを与えるわけにもいかないのだ」 「……わかった。 ダークライとデオキシス以外は元の居場所に帰ってもらう」 渋々といった様子で頷いたタクトにアルセウスとサトシの表情が和らぐ。 「ならばよい。 私の役目はここまでだ」 アルセウスはサトシの方へと目線を向ける。 すると、サトシは審判に向かってこう言った。 「俺、棄権します」 「オイオイ!どういうことだよサトシ!」 「そうよ!あと少しなのよ!?」 「お前、ふざけているのか!!」 審判に向けて棄権する旨を伝えた時、飛んできたのは疑問と罵声が混じった知り合いからの言葉の嵐であった。 「サトシ、一体どうしたんだ」 これには1番長く旅を共にしてきたタケシも困惑していた。 セキエイこうげんでの敗退での雪辱から今までポケモンリーグで優勝することを目的としていたことをよく知るタケシはサトシがあと一歩という所まで来たというのにそれを投げ出すのが納得できなかった。 それは彼とバトルをしたシンジやジュンも同じである。 「いや、ここまで来れたのはアルセウス達のおかげであって、俺の力じゃないからさ」 そう言ってサトシはアルセウス、ピカチュウを見て、そしてモンスターボールの中で休む仲間達を労うようにモンスターボールをさする。 「もし、ミュウツーが来なくて、あのままのメンバーで行ってたらきっとキュレムの姿は見れなかっただろうし」 ポリポリと頬をかいて笑うサトシにタケシは言葉を失うもヒカリは口を開いた。 「でも、みんなが来てくれたのはサトシだからでしょ?だからこれもサトシの力なんじゃないかな!」 「……ありがとヒカリ。 でも決めてたことなんだ」 ミュウツー、ラティアス、ギラティナ、ピカチュウ、ルギア、アルセウス。 こんな夢みたいなメンバーで戦えるのは今回だけ。 ならば存分に楽しんでそのあとは素直に敗退を認めようとサトシは心に決めていたのだ。 「タクトさんは自分でゲットして、自分で育てたポケモンでここまで来たんだ。 それを今回だけみんなの力を借りて何もしてない俺が決勝に行くのはダメだと思うんだ」 サトシはそう言ってヒカリ達から背を向けるとタクトへと瞳を向けた。 「タクトさん本当にありがとうございました。 今日のこと、俺は絶対忘れません!」 「……待てサトシ」 そう言って深くお辞儀をしたサトシはトレーナーが立つ位置から離れて、スタジアム内部へと姿を消そうとする。 しかし、それをアルセウスが止めた。 「お前の潔さは褒めるべき美徳だ。 お前のおかげで私はまた人を信じることが出来た。 改めて礼を言おう」 「え、あ、うん。 なんか照れるな…」 「そして、これはその返礼だ」 首をかしげるサトシにアルセウスは自分が現れてから雲ひとつなくなった晴天の空を見上げる。 「人にはお前のように心優しくポケモン達に愛を向ける者もいれば、己の私利私欲のためにポケモンを手に入れる不届きな者もいる」 そう語りながらアルセウスの頭部にエネルギーが集中していく。 「私はそのような者が許せない。 だから、タクトがそのような人間でなかったことを本当に心嬉しく思う」 なお、エネルギーの集中は止まらず、サトシやタクトは一体何を見てるのかとアルセウスが見やる方へと視線を向ける。 「しかし!コソコソ隠れて!我々が疲弊したところを狙い!ポケモンを奪おうとする下賎な輩には!私、自らさばきを下してやる!!」 怒号と共に繰り出されたさばきのつぶては何も無いはずの空で爆発し、その場所からは黒煙が上がる。 すると、狼煙からどんどん黒い巨大なコンテナのような巨大な船が現れる。 その船をサトシは知っていた。 「まさか!」 シンオウ地方に来て、何度も遭遇したロケット団よりもどす黒い悪に染まったポケモン強奪、捕獲、売買を行う集団。 そして、狼煙からボーマンダに乗って現れたトレーナーを見てサトシは叫んだ。 「J!!」 シンオウ地方ポケモンリーグ準決勝はサトシの棄権で幕を閉じるかと思われたが、アルセウスの一撃により姿を現したポケモンハンターJ。 彼女の目的は?そして、ポケモンリーグは一体どうなってしまうのか… ……To be continued これまで本文に書ききれなかった 書こうと思ったけど忘れてた 設定というかお話 ・全速力でシンオウ地方に向かってるカスミ、ハルカ ・レジギガス、ルギア登場時点でカメラが全破損 かろうじて音を拾えるくらい ・イッシュ地方の別荘に行くくせに伝承は知らないシロナ様 レシゼクくらいは知ってそう ・アルセウスが強すぎて「も、もうダメだぁ…おしまいだァ…」になってブラック、ホワイトを晒すこともなかったキュレム ・タクトくんはポケモンハンターとかコレクターみたいな邪な気持ちでゲットした訳では無いので許されてる ・ずっとスタンバってたポケモンハンター。 他にもあった気がするけど、なんだっけな…。 まぁいいか。 というわけで、フェアリータイプを獲得して無敵のスーパーアルセウスになった神様 ポケモン の登場とタクトくんの絶望、そしてサトシの敗退宣言でした。 アルセウス様が何もせず終わるなんてこれ、タクトくんが不当な方法でポケモンゲットしてないからですよ。 ディアルガの権能使って過去のこと見られてやばいことしてたら、サトシにこごえるせかい当てた分の代償として"時の亜空シャドーつぶて"でしたからね。 そして、満を持して出てきたキュレムくん。 レシゼクの力持っててウルトラネクロズマとかムゲンダイナくんに比べると能力では劣るけど、見栄えというか「え!?めっちゃかっこいいじゃん!?」ってなる力持ってるのになぁ…。 で、あと2話で終わらせようてしてたけどもうここまで来たら書くか!とサトシ棄権の理由とJ乱入まで書きました。 次回、ラストの予定です。 思い出はパール。 友情はダイヤモンド。 未来はプラチナ。
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