イメージ画像:「Thinkstock」より 人肉はどんな味なのか。 実際に食べてみたいかは別として、そんな疑問を持つことはないだろうか。 禁断の行為であるがゆえ、好奇心が刺激されてしまうということもあるだろう。 事実、人肉食の記述がある過去の文献を調査した英国人シェフが、人肉の味を再現したことを。 そしてまたひとり、人肉の味を解明しようとする英国人が現れた。 英国放送協会の番組で活躍しているサイエンスプレゼンター、グレッグ・フット氏だ。 先月には、生き埋めになったらどれだけ生きていられるのかを実際にだが、今回は文字通り身を削って人肉の味を検証している。 生きている他人の肉を削ぎ落としたら、間違いなく傷害や殺人未遂となるだろうし、遺体を削いでも死体損壊の罪に問われてしまうだろう。 そこでフット氏は生体組織検査用の器具を使って、自分の足から筋組織を取り出すことにした。 画像は「」より引用 苦痛に顔を歪める彼を尻目に淡々と作業を遂行していくドクター、あっという間に数ミリの肉片がフット氏の太ももから取り出された。 彼の苦悶の表情は棺桶の中に入る実験でも見られたが、今回の筋組織の摘出はかなりの痛みを伴うものであり、その体を張る姿勢には日本のお笑い芸人的なスピリットを感じてしまう。 しかしながらこれで無事、人肉を用意することができた。 ここで次の問題に直面する、英国では人肉を食することは違法なのだ。 そこで彼が考えた方法は、採取した人肉を焼いて香り成分を分析し、その香りを豚肉などの他の動物の肉を使って再現するという方法だ。 人間が感じる「味わい」の8割は食べ物の香りから来ているということから、香りを再現すれば実際に人肉を食べたときの味わいが得られるのではないかと考えたわけだ。
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2015年06月16日 06時00分 人間の脳を食べて死に至る脳疾患を克服した一族の驚異的な「進化論」とは? かつて人肉を食べる慣習のあったパプアニューギニアのフォア族では、人肉食が原因で生じる脳の難病が流行し、多くの人命が失われてきました。 しかし、頻発する脳疾患の流行をくぐり抜けて生き延びた人には、ダーウィンの を体現する遺伝的「進化」が発生したことが明らかになっています。 A naturally occurring variant of the human prion protewin completely prevents prion disease : Nature : Nature Publishing Group Diet of human brains helped Papua New Guinea tribe to resist disease Ancient Origins How a history of eating human brains protected this tribe from brain disease - The Washington Post パプアニューギニアの高地に住むフォア族では、かつて死者の魂をなぐさめ弔う儀式として死者の人肉を食べる慣習がありました。 フォア族では死者の肉体は男性が、死者の脳や内臓は女性や子どもが食べる習わしだったとのこと。 なお、1950年代にかつてパプアニューギニアの一部を統治していたオーストラリア政府によって禁じられたことから現在では人肉食は行われていません。 人肉食の習慣のあったフォア族では、致死率が非常に高い脳疾患がしばしば流行しては多くの人命が失われるという状況が発生していました。 なお、によると年間ベースではフォア族の人口の2%がこの病で命を落としていたとのこと。 謎の脳疾患に罹患(りかん)する人の大半が女性であることなどを手がかりに、後に、この病は「クールー病」と呼ばれる の一種の脳疾患であることが分かり、その原因が人肉食にあることが突き止められました。 クールー病を発症するメカニズムは、人間の脳を食べることでタンパク質の変異した感染因子である が体内に取り込まれ蓄積されることで生じるというもの。 クールー病を発症すると、脳や臓器が小さな穴だらけのスポンジ状になり、初期には認知症の症状が現れ、次第に言語喪失、筋肉収縮、記憶喪失などの症状を経て死に至るとのこと。 なお、クールー病の潜伏期間は非常に長かったため、人肉食の慣習が廃止された後も発病する人は継続的に現れているそうです。 の 博士らの研究チームは、クールー病の流行をくぐり抜けてきたフォア族の人の遺伝子を調査したところ、フォア族に特有の遺伝的変異を発見しました。 それは、人間や多くの他の脊椎動物がというアミノ酸配列を持つある部分でフォア族がグリシンではなくを配列しているというもので、この遺伝子配列の違いがクールー病への耐性を持つ鍵だとコリンジ博士は考えました。 By そこで、コリンジ博士らが通常のマウスとフォア族特有の遺伝子配列を再現したマウスの2種類を使って実験したところ、後者がクールー病への耐性を獲得することが分かったとのこと。 また、この遺伝子配列がクールー病に限定されず、クロイツフェルト・ヤコブ病全般に有効であることも分かったそうです。 「フォア族に特有の遺伝的変化はクールー病が流行する過程で獲得した遺伝的進化であり、まさにダーウィンの進化論が人間に生じている顕著な例です」とコリンジ博士は述べています。 フォア族の進化した遺伝的特性は、アルツハイマー病やパーキンソン病などの他のプリオンに起因すると考えら得る脳疾患の効果的治療法の研究開発にも役立つと期待されているとのことです。
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人肉の味はどんな味? 人肉を食した経験のある人の多くが、見た目は牛肉のようだが、その味は豚肉に似た甘さがあると話しており、ときには子牛肉の味とそっくりだと評されることもある。 人肉の味にもっとも精通していたのは、おそらくドイツの殺人犯アルミン・マイヴェスだろう。 彼はインターネットで自分に食べられたい人間を募集すると、応募してきた男性を殺害し、その肉を20kgほど食べている。 刑務所内でのインタビューで、味は豚肉のようで、「やや苦みと歯ごたえがあり、実に美味しかった」と答えている。 こうした味は年齢、食べる部位、調理方法によって変化する。 例えば子供の肉は非常に柔らかく、魚に似た食感がある。 唐辛子などの調味料で焼いたり、煮込んだりするほか、しばらく熟成させて風味を増すといった、美味しく頂く方法が様々な部族で伝えられている。 食人により引き起こされるクールー病 食人行為を行えば、一生を刑務所で過ごすはめに陥るだけでなく、クールーという病気に罹患する危険すらある。 クールーは命にかかわる狂牛病に似た神経変性疾患で、現在のところ治療法はない。 この病気が最初に発見されたのは、50年代のパプアニューギニアにおいてである。 当地域に住んでいたフォレ族には遺体の肉や脳を食べる風習があり、その多くがプリオンというタンパク質に感染していたそうだ。 クールーを罹患すると、振戦、痙笑、ろれつが回らないといった症状がみられ、やがては身体を動かすことや嚥下することが困難となる。 潜伏期間は10〜13年程度で、発症すると多くが1年以内に命を落とす。 興味深いことに、2009年の調査で、大部分の者が遺伝子変異によってクールーの免疫を持つようになっていたことが判明している。 研究者によれば、生き残った者の遺伝子が受け継がれた結果であり、自然淘汰の証拠だという。 エンドカニバリズムとエクソカニバリズム カニバリズムは大きく2つのカテゴリーに分けることができる。 1つがエンドカニバリズム(内食人)であり、部族や家族内の死者に敬意を表するため行うものであり、例えば前述のフォレ族がこれを行っていた。 他方がエクソカニバリズム(外食人)と呼ばれ、命を盗んだり、敵を威圧したりする目的で外部の人間を食するものである。 世界では今日でも行われており、例えばシリアの反政府軍司令官は敵兵士の内蔵を食べたことが報告されている。 ほかにも2014年、中央アフリカ共和国の「マッド・ドッグ」という男は、殺された家族の復讐を遂げるために、犯人のイスラム教徒を殺害し、その足を食べたという。 この地域では、敵の肉を食べると途方もない力を授かるという信仰があるそうだ。 オートカニバリズム 上記のカテゴリーに加えて、オートカニバリズム(自食人)という形態もある。 これは自らの肉を食べるもので、実はある程度は誰もがこれを行っている。 と言うのも、舌や口の内側、鼻血や潰瘍から剥がれた死んだ細胞を知らないうちに飲み込んでいるからだ。 一方で自主的にこれを行う者もおり、中には極端な人体改造の一環としての食人や、吸血行為として自らの血を飲むケースまである。 さらに悪質なケースでは、人に自らの肉体を無理矢理食べさせるものがある。 2003年、国連はコンゴの部族がピグミー族に自らの肉を食べるよう強制しているとして、これを非難した。 最も有名な事件は1934年、米フロリダで起きたケースである。 この事件では2,000人からなる南部白人グループがクロード・ニールという黒人を捕え、焼き殺す前に自分の生殖器を無理矢理食べさせている。 ジョージ・H・W・ブッシュを食べ損ねた日本人 食料不足による困窮ゆえか、エクソカニバリズムとしてかは不明だが、日本兵は戦争捕虜や民間人を食べたと伝えられている(注:海外サイトの原文に忠実に翻訳したものであり、海外ではそのように伝わっているようだ)。 1944年、未来の米大統領である22歳のジョージ・H・W・ブッシュ(パパブッシュ)は、硫黄島から北に240kmの地点にある小さな島で、九死に一生を得た。 8名いた部隊で生き残ったのは彼1人であったが、グアム日本戦争犯罪裁判で証言した日本兵によれば、捕虜となった8名のうち4名はカニバリズムの犠牲となったそうだ。 (注:ただし、グアム日本戦争犯罪裁判での「証言」の反論の機会を与えられていなかったそうなので、この証言が正しかったのかどうかは不明である。 ) 捕虜となった1人、マーションは首を落とされた後、太ももから2. 5kgほど肉が切り取られ、マトバ・スエオ少佐に手渡された。 マトバ少佐は他の士官に酒とともにこれを振る舞い、自らは竹串に刺して焼いた肝臓を醤油で食べたという。 適応形質としてのカニバリズム 進化論の研究者ルイス・ペトリノビッチによれば、人間は飢餓状態にあるときカニバリズムを行うが、これは生き残るために備わった適応形質なのだという。 生存的カニバリズムと呼ばれるこの行為は、大規模な飢饉においてよく見られ、通常は有している食人に対する嫌悪感を克服して生き残るための基本的な本能である。 これに関する最も有名な事例は、1972年にアンデス山脈に墜落した飛行機に乗っていたウルグアイのラグビーチームのものだろう。 彼らは死んだ乗客を食べ、食料がない雪山において2ヶ月間生き抜くことができた。 カニバリズムは長期的には人類という種の生存に不利となるものだ。 しかし短期的で危機的な状況においては、飢えた個人を救う優れた戦略となり得る。 それゆえ歴史上、こうしたことは何度も繰り返されてきた。 自然界でのカニバリズム 多くの動物が共食いを行う。 カマキリやクロゴケグモのメスが交尾した後、オスを食い殺すことはよく知られているが、交尾後にオスを捕食してしまう昆虫は他にも多く存在する。 これは、良好な栄養状態を保ち、卵の発育を促すためであると考えられている。 ある研究ではガラガラヘビの68パーセントが死産の卵を食べることが判明している。 産卵後の体力を回復するために、体重の11パーセント分も子供を食べるそうだ。 またヘビの子供自体も自分より小さな兄妹を食べ、口減らしをすることで、生存の可能性を上げている。 またライオンのオスは、メスの連れ子を食い殺し、自分の子供に群れを継がせる準備をする。 チンパンジーのカニバリズム 人間と98パーセント同じDNAを持つチンパンジーもカニバリズムを行う。 オスのチンパンジーが非常に攻撃的であることは予てから知られていたが、1976年、動物学者ジェーン・グドールは2匹の母娘のチンパンジーが3匹の赤ちゃんチンパンジーを食べるというショッキングな場面を目撃した。 グドールによれば、叫び声を上げて邪魔をしていなければ、4匹目も食べていたはずだという。 また最近でも子連れの6匹のメスが、怪我をしたチンパンジー親子を追い回す場面が観察されている。 こうした争いは、人間によって生息域を狭められたチンパンジーが、限られた資源を確保するために増加しているのだと考えられている。 ヨーロッパの医療カニバリズム ヨーロッパ人はカニバリズムと聞けば反射的に野蛮と見なすが、そんな彼らも中世においては食人を普通に行っていた。 それは医療を目的とするものであり、頭痛から痛風まで、様々な病気に対して人体を材料とした薬を使っていた。 人体の脂肪は傷の回復を早め、関節炎やリウマチに効果があるとされ、また血液はてんかんなどの痙攣性症状を軽減すると信じられていた。 こうした素材を手にするために、死刑執行人にお金を払って死刑囚の血肉を購入していたのだ。 初期にはエジプトのミイラの一部が使われた。 しかし当然その供給量は限られたものであったため、次第に死んだばかりの遺体を、乾燥させたり、塩やハーブで燻したりするなど、防腐処理を施すようになる。 戦場で死んだ屈強な兵士の死体のほか、絞首刑にされた若い男性や処女の遺体は特に高値で取引された。 未経験女性の経血に加え、絞首刑にあった男性は血管収縮を起こす神経が切断されることで生殖器が興奮状態となるため、力強さの象徴として珍重されたのだ。 カニバリズムと精神疾患 カニバリズムは生存や儀式を目的とするもの以外にも、精神疾患の結果として行われることがある。 アンドレイ・チカチーロ、佐川一政、アルバート・フィッシュ、エド・ゲイン、リチャード・チェイスら、多くの食人鬼は統合失調症と診断されている。 また、自身の行為を理解していながらも、罪の意識を全く感じていないことから、精神病質と診断されることもある。 また、カニバリズムには常習性があるという見解も存在する。 精神病質な人間の頭の中でカニバリズムの空想が繰り返されることで、その常習性が次第に強化され始める。 最終的にその空想を実行に移したとき、彼らの脳にはドーパミンが大量に分泌され、快感を感じる。 そして、その感覚を再度味わうために食人を繰り返すようになり、止められなくなるのだという。 彼らに対して共感を教える方法がない以上、食人中毒に陥った人間を治すことはできない。 』という結構驚きの学説が載っている。 ウィリアム・アレンズという学者が言うには、食人風習があるという話はあっても実際の食人風景を撮った写真が一枚もない。 クールー病は死体を食べる際の不衛生な方法(墓場の土がついた手を洗わずに食べる)が原因で食人由来の病気ではない。 などの根拠を挙げ、『結局食人風習なんてのは人類学者たちが自分の研究に注目を集めるために作り上げたでっち上げなんじゃねーの』としている。 もちろん本国ではボッコボコに叩かれている学説ではあるが興味があったら図書館などで読んでみてください。
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