第1日程の追試を兼ねる。 さらに第2日程の追試として、2月13、14日に「特例追試」を設定 ・第2日程は47都道府県に会場を設定(これまでは東京と大阪のみ) ・第2日程の受験は、病気やけがなどの理由のほか「学習の遅れ」が理由でも認める ・第2日程の難易度は第1日程と同じとし、得点調整はしない ・各大学の個別試験についても追試の設定を求める ・個別試験では、主に高3で学習する科目で発展的な学習内容から出題しないよう出題範囲の削減や、選択問題を増やすことを大学に求める ・総合型・学校推薦型選抜の出願時、調査書に高3の評定が記載できなくても可とする 日程については、新型コロナの影響で5月末まで授業がなかったり、不十分だったりした高校があり、予定通りだと一部の受験生が不利益をこうむるという指摘が出ていました。 全国高校長協会(全高長)が全国の高校に日程の希望を調査した結果、約7割は「予定通りの実施を」と答え、約3割は「延期を希望」と回答しましたが、全高長は「一番厳しい状況の地域に配慮をするべきだ」として1カ月の後ろ倒しを求める方針を示していました。 全高長のメンバーである私立高校の多くや大学側は混乱を避けるため、後ろ倒しには反対でした。 こうした中、17日夕の協議は文科省が対応案を示したうえで非公開で開かれました。 全高長は文科省案について、「1カ月後ろ倒しという要望もしたけれども難しいということであるならば(追試などで受験生に配慮した)この案はありがたい」と発言したといいます。 総合型選抜は、AO入試だった昨年までは8月1日からの出願でしたが、今年度の予定では9月1日からと、もともと1カ月遅くしていました。 背景の一つは、学生確保のため一部の大学が8月中に合格を発表するなど、AOの早期化が問題視されたためです。 それを今回、さらに2週間、遅らせることになりました。 ただ、合格発表は11月以降で変わりません。 また、学校推薦型選抜は昨年と同じ11月からの出願で、新型コロナの影響があっても日程は変えないと決まりました。 遅くすると、推薦型で不合格だった受験生が一般選抜に切り替えるのに時間が短すぎる、という理由からです。 合格発表は12月以降と決められています。
次の
写真 共通テストは「第1日程の本試験」「第2日程および本試験の追試」、第2日程が病気などで受けられなかった場合の「特例追試」と3段階組まれている。 写真は、今年1月の最後のセンター試験(写真/朝日新聞社) 来年1月、初めて行われる大学入学共通テスト。 新型コロナウイルスによる「学習の遅れ」を理由に第2日程での受験ができる。 本試験で傾向を見てから受験が有利?という見方もあるが、どうなのか。 AERA 2020年7月6日号で分析する。 * * * 今年度の大学入試の日程が、6月19日、ようやく正式に発表された。 新型コロナウイルスによる長期休校に伴う高校の「学習の遅れ」への対応が問題となっており、「9月入学」の議論や、全国高等学校長協会から「入試の1カ月の繰り下げ」の要望も上がっていた。 日程については、総合型選抜の出願を2週間遅らせる以外は、当初の予定と変わらない。 ただし大学入学共通テストについて、本試験の2週間後に行われる追試験を「学習の遅れ」を理由に、「第2日程」として受験可能とした。 従来、追試は病気などのやむをえないケースに限られていた。 浪人生は対象外だが、現役生についても対象者をどう定めるかは検討中だ。 この第2日程の方針が報じられるや、「本試験と、どちらを受験するのが有利なのか」「公平性は保たれるのか」など、さまざまな声が上がった。 とりわけ共通テストは、来年1月が初年度で過去問がない。 2度のプレテストが実施されたが、英語民間試験と国語・数学の記述式問題導入が見送られた後、方針変更を受けたプレテストやサンプル問題の提示もない。 このため本試験で共通テストの傾向を見て、第2日程を受験するほうが有利では、との声も上がる。 駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一部長は、第2日程の受験について次のように見る。 「本試験を見て対策するといっても、2週間ではたいしたことはできません。 私大入試との重複もあるし、個別試験の勉強時間が圧迫されるデメリットの方が大きい。 一般的に追試は本試験よりも難易度は上がります」 関西の公立高校で進路指導を担当する教員(56)は言う。 「共通テストの本試験を受験したら、3日後に予備校の合格ラインの発表がある。 それをもとに面談し、国立大学の出願先を決めます。 出願締め切りは例年のパターンだと2月3日。 第2日程だと受験後、3日しかない。 多少延びても、落ち着いて考える時間はなさそうです。 関西では近畿大や龍谷大が、第2日程の日に一般入試を予定している。 入試を一つだけずらしても無理が多く、実効性に乏しい」 「学習の遅れ」への対応として、文部科学省は入試の「出題範囲の配慮」も大学側に要請している。 高3で履修することの多い科目について、共通テストの出題範囲は変わらないため大学側が科目数を減らしたり、個別試験についても生徒が問題を選択できるようにしたり、発展的な学習内容からは出題しないなどの工夫を求めている。 「中堅以下の大学は対応するが、難関大は変わらないだろう。 センター試験で行っていた、履修状況に応じ選べる理科の選択問題は共通テストではなくなったが、復活させてほしかった」(石原さん) 「大学ごとに出題範囲が違うようであれば、全範囲を勉強せざるをえない」(前出の高校教員) 大学入試センターは2010年、新型インフルエンザが大流行したときに、通常は本試験の1週間後に行う追試験を2週間後にし、会場も全国2カ所から47都道府県に広げた。 今回は、その経験をベースに「専門家の助言を受けながら安全対策の準備を進めている」という。 石原さんは最大の心配は、秋冬に「第2波」が来ないかだと語る。 「新型インフルエンザ流行時には、受験生が優先的にワクチンを接種できる措置がとられました。
次の
大学入試センターは、令和3年度(2021年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施期日と試験出題教科・科目の出題方法等を発表。 試験実施期日は令和3年1月16日(土)および17日(日)。 新型コロナウイルス感染症対策に伴う、大学入学者選抜の日程や試験実施上の配慮等により、 学業の遅れを理由に選択できる試験期日として令和3年1月30日(土)および31日(日)、特例追試験期日として2月13日(土)および14日(日)が追加された。 その中では、大学入試センター試験に代わるテストとして令和3年度から「大学入学共通テスト」を実施すること、マークシート式問題における知識の深い理解と思考力・判断力・表現力を重視した作問への見直し、記述式問題の導入、英語4技能評価にかかる民間の資格・検定試験の活用などが示された。 なお、令和3年の大学入学共通テストにおける記述式問題の導入については、受験生の不安を払拭し、安心して受験できる体制を早急に整えることが現時点では困難であると判断し、記述式問題は実施せず、導入見送りとする判断が令和元年12月に発表されている。 2020年6月30日に大学入試センターが発表した「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」の「実施の趣旨等」によると、大学入学共通テストは、大学(専門職大学及び短期大学(専門職短期大学を含む)への入学志願者を対象に、高等学校(中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の高等部を含む)の段階における基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的として、これを利用する各大学(大学の一部の学部等が利用する大学を含む。 以下「各大学」)が大学入試センターと協力して同一の期日に同一の試験問題により、共同して実施するものとしている。 大学入学共通テストでは、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能のみならず、思考力・判断力・表現力等も重視して評価を行うものとする。 各大学は、大学教育を受けるにふさわしい能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定することに資するため、それぞれの判断と創意工夫に基づき、これを適切に利用するものとしている。 令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出願期間、検定料、試験実施期日等は以下のとおり。 出願期間 令和2年9月28日(月)から10月8日(木)まで 検定料 3教科以上を受験する場合…18,000 円 2教科以下を受験する場合…12,000 円 検定料の算定において、地理歴史および公民については、受験する教科数にかかわらず、受験教科数は「1」として取り扱う。 検定料の払込期間は、令和2年9月1日(火)から10月8日(木)まで。 確認はがき・受験票等の送付 大学入試センターは、出願を受理した入学志願者に対し、 令和 2年10月下旬までに確認はがきを送付し、志願票記入事項の登録内容についての確認を求める。 なお、入学志願者は、受験教科等の訂正が必要な場合には、大学入試センターに届け出る。 受験番号、試験場等を記載した受験票および志願する各大学に提出するための大学入学共通テスト成績請求票等を令和2年12月中旬までに送付する。 試験実施期日 1.令和3年1月16日(土)および17日(日) 2.令和3年1月30日(土)および31日(日) 入学志願者が新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れに対応できる選択肢を確保する。 なお、令和2年度(2020年度)に実施された最後の「センター試験」は55万7,699人が志願し、52万7,072人が受験した。 同年度におけるセンター試験の利用大学・短期大学数は858大学だった。 2021年度 大学入学共通テストの日程・出題教科・科目の出題方法等 令和3年度(2021年度)大学入学共通テストの実施期日は、令和3年1月16日(土)および17日(日)。 入学志願者が新型コロナウイルス感染症の影響に伴う学業の遅れや同感染症に罹患した場合等にも対応できる選択肢を確保するため、 第2日程として令和3年1月30日(土)および31日(日)を設定。 第2日程は新型コロナウイルス感染症の罹患などを理由に1月15日、16日で受験できなかった志願者の追試験追試験日としても実施する。 また、第2日程を選択した志願者が疾病などを理由に受験できなかった場合に備え、令和3年2月13日(土)および14日(日)には特例追試験も行う。 試験日 試験教科・科目 試験時間 1日目 (1月16日 および 1月30日) 地理歴史 ・ 公民 「世界史A」「世界史B」 「日本史A」「日本史B」 「地理A」「地理B」 「現代社会」「倫理」 「政治・経済」『倫理、政治・経済』 2科目選択 9:30~11:40(*1) 1科目選択 10:40~11:40 国語 『国語』 13:00~14:20 外国語 『英語』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』 リーディング 15:10~16:30 リスニング 『英語』のみ 17:10~18:10(*2) 2日目 (1月17日 および 1月31日) 理科 1 「物理基礎」「化学基礎」 「生物基礎」「地学基礎」 9:30~10:30(*3) 数学 1 「数学I」『数学I・数学A』 11:20~12:30 数学 2 「数学II」『数学II・数学B』 『簿記・会計』 『情報関係基礎』 13:50~14:50 理科 2 「物理」「化学」 「生物」「地学」 2科目選択 15:40~17:50(*1) 1科目選択 16:50~17:50 *1 地理歴史及び公民並びに理科のグループ2の試験時間において2科目を選択する場合は、解答順に第1解答科目および第2解答科目に区分し各60分間で解答を行うが、第1解答科目および第2解答科目の間に答案回収等を行うために必要な時間を加え、試験時間は130分とする。 *2 リスニングは、音声問題を用い30分間で解答を行うが、解答開始前に受験者に配付したICプレーヤーの作動確認・音量調節を受験者本人が行うために必要な時間を加え、試験時間は60分とする。 *3 理科のグループ1については、2科目を受験するものとし、1科目のみの受験は認めない。 第1日は「地理歴史・公民(世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、倫理,政治・経済)」「国語」「外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)」を、第2日は「理科1(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)」「数学1(数学I、数学I・数学A)」「数学2(数学II、数学II・数学B、簿記・会計、情報関係基礎)」「理科2(物理、化学、生物、地学)」を実施する。 大学入試センターは、大学入学共通テストの試験問題、正解・配点を試験実施後速やかに発表するとしている。 昨年度までの大学入試センター試験の際は例年、試験第1日の午後6時以降に正解と配点を公開していたが、試験開始時刻の繰下げなどがあった場合は、公開が後ろ倒しされていた。 大学入学共通テストにおける平均点・標準偏差の中間発表・最終発表の日程は以下のとおり。 ただし受験者数が1万人未満であった科目は得点調整の対象としない。 得点調整の実施の有無は、令和3年1月16日(土)および17日(日)に実施する試験については令和3年1月22日(金)(予定)に、令和3年1月30日(土)および31日(日)に実施する試験については令和3年2月4日(木)(予定)にそれぞれ発表する。 令和3年1月16日(土)および17日(日)に実施する試験と令和 3年1月30日(土)および 31日(日)に実施する試験の間では得点の調整は行わない。 令和3年度大学入学共通テストにおける追試験の日程は、雪・地震等による災害その他特別の事情により理由に1月15日、16日で受験できなかった志願者の追試験追試験日として令和3年1月30日(土)および31日(日)を設定。 令和3年1月30日(土)および31日(日)に受験を選択した志願者が疾病、負傷等やむを得ない事情により受験できなかった場合に備え、令和3年2月13日(土)および14日(日)には特例追試験も行う。 詳細を確認できるWebサイト 大学入学者選抜大学入試センター試験を管轄する大学入試センターは、Webサイトに「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等(令和2年1月29日一部変更)」「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針(令和2年1月29日一部変更)」、「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針(令和2年6月30日一部変更)」「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト英語におけるイギリス英語の使用について」「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」をPDFファイルで公開している。 大学入試センターに加えて、大手予備校の河合塾、東進、代々木ゼミナールや「ベネッセ・駿台 データネット」は、令和3年度大学入学共通テストに関する受験情報やアドバイスなどを今後Webサイトに掲載する見込み。 例年、塾や予備校は夏期休暇ごろから最新情報を掲載し始め、試験当日には解答速報や全体概観速報を更新している。 リセマムでは、、に関する情報を随時更新していく。 《田口さとみ》.
次の