認知 革命。 認知革命そして虚構とは・・・|Navy Studio3.0|note

認知革命

認知 革命

10万年前の地球には、少なくとも6つの異なるヒトの種が暮らしていた。 (ホモ・ルドルフェンシス、、ホモ・ネアンデルンシスなど) しかし、私たちは自分たちが唯一の人類だとばかり思っている。 ホモ=ヒト サピエンス=賢い の意味。 認知革命 7万年前から3万年前にかけて、新しい思考と意思疎通の方法が登場した。 狩猟採集 原子共同体 ・古代の狩猟採集民の集団は、 原子共同体で暮らしていた。 原子共同体とは・・・も、一夫一婦制の関係も持たず、各男性には父権さえない。 集団の成人全員が協力して子育てにあたっていた。 生活スタイル ・サピエンス集団のほとんどは、食べ物を探してあちらこちらを歩き回りながら暮らしていた。 ・生き延びるために、縄張りの詳しい地図を頭に入れ、個々の植物の生長パターン、動物の習性についての情報が欠かせなかった。 ・自分自身の身体や感覚という内的世界にも精通するようになった。 ・農耕民よりも、飢えや栄養不足は少ない。 背が高くて健康だった。 必要な栄養素を全て確実に摂取することができた。 ・ 平均寿命は30~40歳。 子供の死亡率が高かったのが原因で、最初の数年を生き延びた子供は、60歳や80歳まで生きる可能性がたっぷりあった) ・多くの専門家は、 「原初の豊かな社会」と定義している ・ 他者との良好な交流と、質の高い交友関係を人生において最も大切にしていた ・一般にが信じられていた とは・・・ほぼあらゆる場所や動植物、自然現象には意識と感情があり、人間と直接思いを通わせられるという信念。 農業革命 ・一万年前、いくつかの動植物種の生命を操作することにサピエンスがほぼすべての時間と労力を傾け始めた ・様々な場所で、それぞれ完全に独立した形で発生していった ・農業革命は、と飽食のエリート層の誕生につながった。 ・平均的な農耕民は、平均的な狩猟採集民よりも苦労して働いたのに、見返りに得られる食べ物は劣っていた。 ・農業革命の神髄は、 以前より劣悪な状況下であってもより多くの人を活かしておく能力である 歴史の数少ない鉄則の一つに、贅沢品は必需品となり、新たな義務を生じさせる、というものがある。 人々は、ある贅沢品に一旦慣れてしまうと、それを当たり前と思うようになる。 そのうちそれに頼り始める。 そしてついには、それなしでは生きられなくなる。 ・ サピエンスの集合的な力の劇的な増加と、表向きの成功が、個体の多大な苦しみと密接につながっている ・未来に対する懸念が生まれ、その根本は農耕につきまとう不確実性 想像上の秩序 ・人類は、数十人から成る小さな生活集団で何百万年も進化してきた。 しかし、数千年で都市や王国や帝国が登場し、争いが勃発した。 本能が欠けていたが、狩猟採集時代に何百もの見知らぬ人同士が協力できたのは、 共有された神話を信じる気持ち=想像上の秩序のお陰。 ・私たちが特定の秩序を信じるのは、それが客観的に正しいからではなく、それを信じれば効果的に協力してより良い社会を作り出せるから。 ・想像上の秩序は、人口の相当部分(とくにエリート層や治安部隊の相当部分)が心からそれを信じている時にだけしか維持できない。 自分の人生をまとめ上げている秩序が、自分の想像の中にしか存在しないことに人々が気づくのを妨げている3つの要因 1、想像上の秩序は物質的世界に埋め込まれている 2、想像上の秩序は私たちの欲望を形作る ・、、資本主義、人間至上主義など ・ごく個人的な欲望と思っているものさえ、大抵は想像上の秩序によってプログラムされている 3、想像上の秩序は共同主観的である ・客観的・・・人間の意識や新年とは別個に存在する ・主観的・・・単一の個人の意識や新年に依存して存在する ・共同主観的・・・多くの個人の主観的意識を結ぶコミュニケーション・ネットワークの中に存在する。 たとえ一個人が信念を変えても、あるいは死にさえしてもほとんど影響はない。 ・既存の想像上の秩序を変える為には、まず、それに代わる想像上の秩序を信じなくてはならない。 逃れる方法はない。 書記体系 帝国は、法律以外にも、業務や税金の記録など膨大な量の情報を生み出した。 しかし、人間の脳は帝国サイズのデータベースの保存装置としてはふさわしくなかった。 脳が保存装置としてふさわしくない理由 1.脳は容量が限られている 2.人間はしに、脳もそれとともに死ぬ 3.人間の脳は特定の種類の情報だけを保存し、処理するように適応してきた (狩猟採集の時代は、動植物や知性にまつわる情報や社会的な情報を大量に保存するように適応していたが、農業革命の後、大量の数理的データを扱う必要に迫られるようになった。 ) 書記の発明 そこで、が大量の数値的データを扱うようにできているシステム、「 書記」を発明した。 ・初期段階では、書記は事実と数に限られていた。 書記の最も重要な任務は 大量の数理的データを保存すること。 ・2種類の記号が使われ、一方の記号は数、もう一方は人や動物、品物、領土、日付を表していた。 ・古代の筆写者は、情報の目録作りや検索、処理の技術を勉強し、身につけた。 このシステムを運営する人は、正常に機能するためには、普通の人間として考えるのをやめて、整理係や会計士として考えるように頭をプログラムし直さなければならない。 ・書記体系が人類の歴史に与えた最も重要な影響は、 人類が世の中について考えたり、世の中を眺めたりする方法を徐々に変えたこと。 と網羅的思考は、分類と官僚制に道を譲った。 想像上のと差別 大抵の社会政治的は、論理的基盤や生物学的基盤を欠いており、偶然の出来事を神話で支えて永続させたものに他ならない。 人類の統一 現代の世界は、自由と平等との折り合いをつけられずにいる。 だが、これは欠陥ではない。 このような矛盾はあらゆる人間文化につきものの、不可分の要素なのだ。 それどころか、それは文化の原動力であり、私たちの種の創造性と活力の根源でもある。 ・は、人々は「私たち」と「彼ら」の二つに分けられると考えるように進化した。 ・紀元前1000年紀に普遍的な秩序となる可能性をもったものが3つ登場し、その信奉者たちは初めて、一組の法則に支配された単一の集団として全世界と全人類を想像することができた。 それは、 貨幣・帝国・普遍的宗教 貨幣 狩猟採集時代、農業革命後も、大半の人は、小さく親密なコミュニティで暮らし続け、自給自足の経済単位で、相互の恩恵と義務に加えて、外部の人との若干の物々交換で維持されていた。 しかし、都市や王国が台頭し、輸送インフラが充実した。 それは純粋に、精神的な革命だった。 人々が共有する想像の中にだけ存在する新しい共同主観的現実があればよかった。 貨幣は相互信頼の制度であり、しかも、これまで考案されたもののうちで、最も普遍的で最も効率的な相互信頼の制度。 品物やサービスを交換する目的で、他のものの価値を体系的に表すために人々が進んで使うものであればそれは何であれ貨幣だ。 紀元前3000年 シュメールにて「 大麦貨幣」が出現 大麦は、本質的な生物学的価値があるため、信頼を築くことは容易だった。 しかし、保存も運搬も難しかった。 紀元前3000年半ば 古代にて「 銀の」が出現 やがて硬貨の誕生に繋がる。 普遍的原理 1.普遍的転換性 貨幣は師のように、土地を忠誠にに、正義を健康に、暴力を知識に転換できる 2.普遍的信頼性 貨幣は仲介者として、どんな事業においてもどんな人同士でも協力できるようにする。 邪悪な面 ・信頼が個性のない硬貨やの貝殻に依存している時には、各地の伝統や親密な関係、人間の価値が損なわれ、需要と供給の冷酷な法則がそれに取って代わる。 ・見ず知らずの人同士の間に普遍的な信頼を築くが、その信頼は、人間やコミュニティや神聖な価値ではなく、貨幣自体や貨幣を支える非人間的な制度に注ぎ込まれている。 (私たちが信頼するのは、人ではなく、その人が持っている貨幣であり、彼らが貨幣を使い果たしたら、私たちの信頼もそれまで。 ) 人々は貨幣に頼って、見知らぬ人との協力を促進するが、同時に、貨幣が人間の価値や親密な関係を損なうことを恐れている。 帝国 帝国とは ・それぞれが異なる文化的と独自の領土をもった、いくつもの個別の民族を支配していること ・変更可能な境界とに無尽の欲を特徴とする。 自らの基本的な構造もも変えることなく、次から次へと異国民や異国領を飲み込んで消化できる。 グローバル帝国へ 21世紀が進むにつれ、は急速に衰えている。 次第に多くの人が、特定の民族や国籍の人ではなく、全人類が政治低権力の正当な源泉であると信じ、人権を擁護して全人類の利益を守ることが政治の指針であるべきだと考えるようになってきている。 chaserblog.

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サピエンス全史 (上) 要約

認知 革命

認知革命以前の人類 人類の神経ネットワークは二〇〇万年以上にわたって成長に成長を重ねたが、燧石のナイフと尖った棒以外に見るべき成果をほとんど残さなかった。 それでは、その二〇〇万年もの年月に、いったい何が人類の巨大な脳の進化を進めたのか? - 『サピエンス全史』 この頃の進化のスピードは(現代に比べると)とても緩やか。 なぜなら、DNAの進化のスピードと同じだったから。 自らの生活をそのまま続けるのみで、「より良くしよう」という考えがありませんでした。 「人間」ではなく、まだ動物と同じですね。 ざっと年表で並べるとこんな感じ。 私は火の使用開始が重要なのかと考えていたのですが、これを見てわかるように、認知革命と火の使用開始は直接関係しないことがわかります。 700万年前 : サヘラントロプス・チャデンシス … アフリカ中央部。 直立二足歩行。 ジーと共通の祖先から枝分かれ。 400万年前 : ・アナメンシス … 北部• 180万年前 : … 脳の大型化が始まる。 石器を使い始める。 アシュール文化。 アフリカからヨーロッパ・アジアへ移住開始。 150万年前 : ・プロメテウス … 最初の火の使用• 20-3万年前 : ホモ・レンシス … ヨーロッパ・中東。 「人類進化の時間軸でも生存地域としても、私たちに一番近い隣人」。 明らかに火を利用した証拠はから。 暖のため、調理用、獣から防御用かは不明。 少なくとも、彼らは同時期に暮らしていて、一部は交雑し、一部は交戦したと言われています。 だが、とデニソワ人をはじめ、他の人類種はサピエンスと一体化しなかったのなら、なぜ消えてしまったのか? - 『サピエンス全史』 ホモ・レンシスは、2. 8万年前に西ヨーロッパで絶滅したと言われていますが、何があったのかは未解決とされています。 余談ですが、最近こんなニュースもありました。 これは交雑した例ですね。 こうして人類史を追うと、なぜか現代にはしか生き残っていないこと の不自然さ に気づきます。 しかし、これらの謎も認知革命の観点で読み解けば、一つの解は見えてきます。 認知革命から歴史が始まった 認知革命について、実は本書にははっきりとした定義は、書かれていません。 書かれているのは、この頃の数々の発明や大陸間移動などを挙げて、 ほとんどの研究者は、これらの前例のない偉業は、サピエンスの認知的能力に起こった革命の産物だと考えている。 - 『サピエンス全史』 と、 このように七万年前から三万年前にかけて見られた、新しい思考と意思疎通の方法の登場のことを、「認知革命」という。 これによってサピエンスができるようになった能力や起こった影響については詳しく書かれていますが これも認知革命の重要な要素ではありますが 、肝心の認知革命が一体なぜ起きたのか、がすっぽり抜け落ちています。 というか、まだ判明していないのでしょうね。 それでは、認知革命によってサピエンスが得た能力とは何なのか? これがとんでもない史上最凶のスキルになります。 1京2858兆0519億6763万3865個のスキルも敵じゃありません。 いや待てよ、過負荷 マイナス の大嘘憑き オールフィクション はある意味で同義かもしれない。 すみません、脱線しました。 それは敵やライオンが近づいていることを仲間に知らせる、というような直接的なものではありません。 それなら他の動物も サピエンスより上手く やってます。 私達の言語が持つ真に比類ない特徴は、人間やライオンについての情報を伝達する能力ではない。 むしろそれは、まったく存在しないものについての情報を伝達する能力だ。 見たことも、触れたことも、匂いを嗅いだこともない、ありとあらゆる種類の存在について話す能力があるのは、私たちの知るかぎりではサピエンスだけだ。 中略 虚構、すなわち架空の事物について語るこの能力こそが、サピエンスの言語の特徴として異彩を放っている。 - 『サピエンス全史』 著者は、政治・国家・経済・宗教・芸術といったありとあらゆる人間の活動は、虚構である、と断言します。 いきなりそんなこと言われてもピンと来ないかもしれませんが、心配ご無用。 著者が、それを懇切丁寧に説明するため だけ に、豊富な事例と膨大な紙幅を割いて執筆されたのが、本書『サピエンス全史』なのです。 本書では、経済や宗教などさまざまなテーマで人類史が語られますが、全てにおいて一貫したテーマがこの「虚構」。 ここさえ理解すれば、『サピエンス全史』を読むのを苦にはならないと思います。 ページ数に怯むなかれ。 全人類必読の書ですよ。 文化の形成 さて、認知革命により虚構が編み出され、他人と虚構を共有することにより、組織的な協力が可能になりました。 だが虚構のおかげで、私たちはたんに物事を想像するだけではなく、集団でそうできるようになった。 中略 大勢で柔軟に協力するという空前の能力をサピエンスに与える。 - 『サピエンス全史』 さて、協力を行うには、お互いを信頼する必要があります。 交易なんかも協力の一例。 その基盤として、集団で共有されている虚構が「同じ方向を向いている」ことが必要条件となります。 原始的には、その方向を示すものの一つが宗教でした。 詳細は譲りますが、この協力により、1集団が最大150人程度まで拡大したと言われます。 当時は、特に子供の死亡率が高いことや、飢餓に襲われることが多いことから、これらの生命の危機と精神的不安定から逃れるためにも、宗教は役立ったと思われます。 そして、組織ができれば、文化が生まれます。 サピエンスが発明した想像上の現実の計り知れない多様性と、そこから生じた行動パターンの多様性はともに、私たちが「文化」と呼ぶものの主要な構成要素だ。 いったん登場した文化は、けっして変化と発展をやめなかった。 そして、こうした止めようのない変化のことを、私たちは「歴史」と呼ぶ。 - 『サピエンス全史』 文化と言っても、文字や芸術など高度なものはまだなく、集団内での共通ルールくらいのものでしょう。 赤信号をみて「止まれ」と思うのは現代人だけ。 (なぜならという共通ルールを知っているから) - しかし、ルールは権力を生みます。 ルールを決める人とルールに従う人に分かれるからです。 これをベースにした支配者たちは、武力や財力を使って権力を増大していきます。 このあたりは次章以降で。 ここで最初の疑問に戻ると、「なぜサピエンス以外の人類が絶滅したのか?」に対する答えは、「虚構を持っていなかったから」となります。 集団で協力することを覚え、社会的、文化的な力を身につけたサピエンスに、虚構を持たない他の人種が敵うわけがありません。 これが本書のいうところの、他人種が絶滅していった理由です。 そして虚構という最強のスキルを身につけたサピエンスが生き残り、地球上の覇者になっていくのです。 これは、とんでもないスゴい話だと思います。 人間の心には愛がない? したがって、認知革命は歴史が生物学から独立を宣言した時点だ。 認知革命までは、すべての人類種の行為は、生物学(あるいは、もしお望みなら先史学と呼んでもいい)の領域に属していた。 - 『サピエンス全史』 認知革命によって、サピエンスは「人間」になりました。 私は、この認知の獲得がの原罪(愛の喪失)に相当するのでは?と考えます。 上のリンクによれば、「思った通りにしたい」というのが原罪ですが、そもそも動物は「思わない」。 動物は、目の前の出来事に対してどうにか対処しますが、現実を「思った通りに」変えたいなどは思いません。 虚構をもってしまったサピエンスは、目の前の現実とは別のものを見ていることになります。 「愛とは、見ること」とはどこで読んだか忘れましたが、虚構から考えても矛盾しないように思えます。 必要以上の狩りや蓄えをするのは、その場にない富や危機を見ているから。 それでも人も動物なので、自分や身近な人々の維持のほうが重要です。 人間は、個体では非常に力が弱いです。 私の妄想では、おそらくこの弱い力が、ゆえに、不安や将来の危険を察知する必要を 他の動物や人種よりも強く 感じ、虚構を生み出したのかもしれません。 現代でも、不安や恐怖は人類の最大の敵とはよく言われることです。 すると、他の動物がどれだけ絶滅しようが、人類はどんどん開拓を進めていく道を選ぶことになります。 さて、人の手が入っていないところは、人にとって不安が残ることになります。 すべてを人の手で埋め尽くさないと、安心して夜も寝られない。 10年もすれば「島」は、おとぎ話にしか出てこなくなるでしょう。 - 『Future Report Vol. 294』 対象は、土地だけではありません。 未知は不安を生み、不安は恐怖を生みます。 未知とは、究極的には、種が絶滅させられる可能性を残すという意味です。 ざっと振り返るだけでも史上最も凶悪な種であるサピエンスが、そのような未知を残すことを許容するとは考えにくい。 まずは直接的に牙を剥く肉食動物を狩り、その次は、危機になりうる大型動物を殲滅または家畜化していきます。 そして地球上に人類に敵がいなくなると、その次にふと隣人が目に入ってきます。 この論理は、最終的に以下の質問にいきつく可能性を秘めています。 もしを駆逐する(より優秀な)新種の人類が現れたら、それが成長する前にあらかじめ殺してしまうのは、犯罪か? - 『スパイラル』 これはフィクションですが、本書を読むと「ありえない」と安易に切り捨てることもできないのが怖いところ。 作家の仕事の1つは、未来を描くことですから、可能性の一つとしてはありうるわけです。 だからこそ、人は虚構で理想を語ることを求めるのかもしれません。 そして、に対しては「ちゃんと見る」のです。 虚構を通して現実を見る 認知革命の本質は、人間が嘘をつけるようになったことにあります。 隠し事やフィクション、物語も嘘に含まれます。 つまり、良くも悪くも、現実に存在しない現象について言葉にする能力を身につけた、ということです。 言葉とは、音声と意味をつなげたもの。 文字を含めるなら、さらに記号をつなげることになります。 音声と記号と意味をつなげる。 - 『は人間を超えるか』松尾豊 サピエンスをサピエンスたらしめる虚構。 私は、その最たるものが、現代のインターネットだと考えます。 現実空間は指くらいしか動かないのに、世界を動かす影響力を持っていて、実際に世界を動かしています。 2014年に起きた「」しかり、日常生活ののや「炎上」しかり。 この観点だけでも、IT革命の重要さが垣間見えます。 今後テクノロジーの発達により、もし指すら動かす必要がなくなれば、完全な虚構世界がサピエンスの前に現れるのかもしれません。

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[『サピエンス全史』を読む]サピエンスの強みはどこにあるのか?(第1部 認知革命)

認知 革命

認知革命(にんちかくめい、: Cognitive revolution)とは、と呼ばれる諸学問を生み出した、1950年代に始まった知的運動の総称。 的な連携と研究が大規模に進行する現代的文脈の中で始まった動きである。 中心となった学問領域には、、があり、当時生まれたばかりの研究、、のアプローチが用いられた。 で鍵となったのは、人工知能と計算機科学で成功した機能を研究し発展させることで、人間の心的プロセスについて検証可能な推論を立てることができる、という考えだった。 この手法はと呼ばれている。 認知革命に火をつける上で重要な役割を果たした文献には次のものがある。 の論文で、『サイコロジカル・レビュー(Psychological Review)』(1956年)に掲載された「マジカルナンバー7プラスマイナス2(The Magical Number Seven, Plus or Minus Two) 」(これは心理学において最も頻繁に引用される文献の一つである )、の著作『知覚とコミュニケーション(Perception and Communication) 』(1958年)、の書評論文「スキナー『言語的行動』の書評(Review of Verbal Behavior, by B. Skinner) 」(1959年)、、、「人間の問題解決についての理論の諸要素(Elements of a Theory of Human Problem Solving) 」。 中でも、の著書『認知心理学(Cognitive Psychology) 』(1967年)の出版が画期的な出来事であった。 1960年代以降、の認知研究センターとの人間情報処理センターが認知科学の発展において大きな影響力を持つようになった。 1970年代初期までに、認知革命運動はそれまで心理学のパラダイムだったを「打ち負かした」という論者もおり 、1980年代初期までに認知科学的アプローチは心理学に関連するほとんどの研究領域において支配的な手法となった。 認知革命の柱となる5つの主張 [ ] は著書『人間の本性を考える(The Blank Slate)』(2002年)において、認知革命の中心となる主張を以下の5つにまとめている。 心的世界は、、、という概念によって物理的世界に位置づけることができる。 心はではありえない。 なぜなら空白の石版は何もしないからである。 無限の幅を持つ行動は、心のの有限の組み合わせによって生み出されうる。 基盤となる心的メカニズムは普遍的である一方で、それを覆う表層部分は文化によって異なりうる。 心は多くの相互作用する部分から構成される複雑なシステムである。 歴史的背景 [ ] 行動主義への応答 [ ] 心理学における認知革命は認知心理学という形をとったが、このアプローチは当時、科学的心理学において支配的だった行動主義に対する応答としての意味合いを多分に有していた。 行動主義はとの強い影響下にあり、初期の最も著名な実践者にはがいた。 彼は、心理学が客観的な科学になるためには、被験者の観察可能な行動に基礎を置くしかないという考えを持っていた。 心的出来事は観察不可能なのであるから、心理学者は心的処理過程や心そのものの記述を理論で扱うことは避けるべきだ、と方法論的行動主義者は考えたのである。 しかし、のようなラディカルな行動主義者はこのアプローチに反対し、科学としての心理学は心的出来事を取り扱わねばならないと主張した。 したがって、当時の行動主義者は認知(または私的行動)を拒絶したというわけではなく、心という概念を説明のためのフィクションとして用いること批判したのである(心という概念そのものを拒絶したわけではない)。 認知心理学者はこの方針のもと、心的状態に対して実験的探求を行うことで、より信頼度の高い予測が可能な理論を生み出した。 「認知革命」に対する伝統的な説明では、行動主義と心的出来事が水と油の関係にあったとされてきたが、はそれを否定し、次のように述べている。 [認知革命は、]意味という概念を心理学の中心に位置づけようとする全面的な試みとして特徴づけることができる。 […]それは行動主義に対抗する革命などではなかったし、心理学研究のためのよりよい方針を打ち立てるために行動主義に少しばかり心理主義を加えて改善させることが目指されていたわけでもない。 […]認知革命の目標とは、人間が世界との出会いの中で生み出した意味という概念を発見し形式的に記述することであり、それによって(meaning-making)というプロセスが何を含意するかに関する仮説を提案しようとしたのである。 (Bruner, 1990, Acts of Meaning, p. 2) しかし注意すべきは、行動主義が影響力をもったのはほとんど北米に限られており、認知革命のような反応は大部分においてヨーロッパ流の心理学の再輸入だったということである。 がこの観点から学説史を記述している。 批判 [ ] ら(Lachman, Lachman and Butterfield)が、認知心理学は革命的な起源だと主張した最初期の人物である。 その後、理論の支持者と認知主義者は、(cognitivism)の興隆はであると考えた。 それに反して、多くの研究者は、知ってか知らずか認知心理学は行動主義と繋がりがあると主張した。 によれば、認知科学者が革命を信じる理由は、それが自分の研究する学問の起源を正当化してくれる「」になっているからだという。 また、認知主義とは新たな言語を得た行動主義に他ならず、少々モデルが変形し、関心が異なっているけれども、行動の記述、予測、そして制御を目標としている点では変わらないという論者もいる。 行動主義から認知主義への変遷は段階的である。 認知科学とは、行動主義を起源とし、その上に打ち立てられ、ゆるやかに進化する学問なのである。 進化と構築はいまだに続いている。 の項目も参照のこと。 関連文献 [ ] 著作 [ ]• Baars, Bernard J. 1986 The cognitive revolution in psychology Guilford Press, New York,• Johnson, David Martel and Emeling, Christina E. 1997 The future of the cognitive revolution Oxford University Press, New York,• LePan, Don 1989 The cognitive revolution in Western culture Macmillan, Basingstoke, England,• Murray, David J. 1995 Gestalt psychology and the cognitive revolution Harvester Wheatsheaf, New York,• Olson, David R. 2007 Jerome Bruner: the cognitive revolution in educational theory Continuum, London,• Richardson, Alan and Steen, Francis F. editors 2002 Literature and the cognitive revolution Duke University Press, Durham, North Carolina, being Poetics today 23 1 ,• Royer, James M. 2005 The cognitive revolution in educational psychology Information Age Publishing, Greenwich, Connecticut,• Simon, Herbert A. et al. 1992 Economics, bounded rationality and the cognitive revolution E. Elgar, Aldershot, England,• Todd, James T. and Morris, Edward K. editors 1995 Modern perspectives on B. Skinner and contemporary behaviorism Series: Contributions in psychology, no. 28 Greenwood Press, Westport, Connecticut, 学術論文 [ ]• Cohen-Cole, Jamie 2005 "The reflexivity of cognitive science: the scientist as model of human nature" History of the Human Sciences 18 4 : pp. 107—139• Greenwood, John D. 1999 "Understanding the "cognitive revolution" in psychology" Journal of the History of the Behavioral Sciences 35 1 : pp. 1—22• 2003. 7 3. Pinker, Steven 2011 "" Harvard Gazette 脚注 [ ] []• 1956. Psychological Review 63 2 : 81—97. Gorenflo, Daniel W. , 1991. "The Most Frequently Cited Journal Articles and Authors in Introductory Psychology Textbooks", , 18: 8 — 12• Kintsch W, Cacioppo JT. 1994. Psychological Review. 101: 195-199• , 1985. , 8: 187-196; , 20, p. 3-12, May 20• Broadbent, D. 1958. Perception and Communication. London: Pergamon Press. Chomsky, N. 1959 Review of Verbal Behavior, by B. Skinner. Language 35: 26-57. ; ; 1958. 65 3 : 151-166. Neisser, U 1967 Cognitive Psychology Appleton-Century-Crofts, New York. 2010. Thagard, P. 2002. Stanford Encyclopedia of Philosophy. Waldrop M. 2002. The Dream Machine: JCR Licklider and the revolution that made computing personal. New York: Penguin Books. 139, p. 140. Pinker 2003, p. Pinker 2003, p. Pinker 2003, p. Pinker 2003, p. Skinner, B. Beyond Freedom and Dignity. page 24 Hardback edition• Mandler, George 2002. Journal of the History of the Behavioral Sciences 38 4 : 339—353. Lachman, Roy, Lachman, Janet L. and Butterfield, Earl C. 1979 , Cognitive Psychology and Information Processing: An Introduction, Hillsdale, NJ: Lawrence Erlbaum Associates. Leahey, T. 1992. The mythical revolutions of American psychology. American Psychologist, 47, 308 —318• Roediger, R. 2004. What happened to behaviorism. American Psychological Society, 17,Presidential Column. 参考文献 [ ]• Bruner 1990 Acts of Meaning. Chomsky 1959. 35 1 :pp. 26—58. 2003. The Blank Slate. Penguin. Mandler, G. 2007 A history of modern experimental psychology: From James and Wundt to cognitive science. Cambridge, MA: MIT Press. Skinner, B. 1989. Review of Hull's Principles of Behavior. Journal of the Experimental Analysis of Behavior, 51, 287—290 関連項目 [ ]•

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