さまざまな治療を試して、ようやくうつ病を治すことができました。 今回は、うつ病が治るきっかけとなった体験談をまとめます。 僕の体験談を通じて、うつ病で苦しむ人がそれを克服するヒントを何か感じて頂ければ嬉しいです。 スポンサーリンク ハズレの医師 僕の場合そんなにうつ病の症状はひどくはなかったので、かかりつけの医師からは当初すぐ症状はよくなりますよと言われたので、安心して治療をはじめたのですが、半年たっても一向に症状が良くなりませんでした。 むしろ症状がどんどん悪い方向に向かってしまいました。 今にして思えば、始めに診てもらったこの医師ははずれだったと思います。 軽いことを言って、むやみにうつ病が悪化する結果になりました。 その後セカンドオピニオンを受けて、他の病院へ通うことにしました。 食欲が異常になくなった 特にひどかったのは、食欲がなくなることでした。 何にも食べることができなくなってしまう日もありました。 体重はどんどん減って来てしまって、病院に行って点滴によって栄養を補給することもありました。 とにかく、食べないとまずいと思えば思うほど食事がのどに通らないという状態になってしまいました。 家族も心配して高級な食材を用意してくれたり、僕の好きなものを用意してくれたのですが、効果はありませんでした。 家族に申し訳ないという気持ちだけがどんどん大きくなってしまいました。 おにぎりが食欲回復のきっかけに うつ病はもう治らないのかと思っていたある日、体調が良い日に散歩に出かけた時に小学生の男の子が河原で家族とキャンプをしていました。 お父さんと一緒に、男の子はおにぎりをとてもおいしそうに食べていました。 普段ならば、それを見ても決して食べたいとは思わないのですが、なぜかその日に限っておいしそうという感覚を覚えました。 さらには、おいしく食べるって本当に楽しいものだということがその男の子をみていて感じました。 思わず、おにぎり少し分けてもらえる? と男の子に聞いてしまいました。 男の子はにっこりと笑って、自分の食べているおにぎりを半分僕にくれました。 この時は、自然にそれを口に入れて食べていました。 更にはとてもおいしいと思えるようになりました。 自分の場合には、周囲においしそうに食べている人がいるのを見るのが食欲の原因になるんだとその時直感的に感じたので、家族にお願いしていつもおいしそうに食べてもらうようにしました。 僕の直感は的中して、それをきっかけにもちろん徐々にですが、食事ができるようになりました。 それをきっかけにうつ病を克服して、治ることができました。 まさかこんなことがきっかけで自分のうつ病が克服できるとは思いませんでした。 これが僕の体験談です。 この体験談が役に立つかどうかはしりませんが、もしかしたら、日常のどこかにうつ病を克服するためのヒントのようなものが隠れているのかもしれませんよね! スポンサーリンク きっかけを掴んだら回復が早い 「人間、食べられなくなったら終わり」なんて言葉がありますが、まさに本当だと体感しました。 うつ病が少し回復しても、仕事に復職できるまでには体調が回復しなかったとき、おにぎりをおいしく食べられたことはまさに転機となりました。 人は食事をおいしくたくさん食べられると、それだけで体が丈夫になり、気持ちまで明るくなるのだと実感しました。 そこからは回復のスピードが速く、食べることによって満足感が得られるのか、自然と夜は眠くなって、睡眠を十分にとる事ができるようになりました。 朝食は母がおにぎりと味噌汁とヨーグルトを作ってくれるのですが、その匂いにつられて起きられるようになってきました。 それまでは、夜寝つけないので朝も起きれず、起きたとしても日中強い睡魔に襲われていました。 血液検査でエタノールアミンリン酸の数値も回復し、「数値的にうつ病とは言えない」ところまで回復しました。 あとは精神的な面だけ、体調が良いときに電車に乗ったり、仲の良かった同僚と話をしたり、できることをやっていきました。 これができるようになるということが、凄いことなんですよね。 結局僕の場合は元いた職場には復職することなく、プログラマーに転職しています。 統合失調症も同時に併発していたので、一人でやれる仕事を医師から進められて、興味があったプログラムを勉強しました。 一応今のところは再発も防げており、このまま完璧な完治を目指して、日々ストレスをためない生活を研究しています。 核となるきっかけがある この体験から、うつ病の回復には何か核となる、一つのきっかけが重要ということが分かりました。 そのきっかけになることは人それぞれで、散歩に楽しみを見出して、人生は楽しいことに気が付けた。 スポーツで汗を流して、体を動かす気持ちよさを知った。 周りの人のありがたみを再認識し、人のぬくもりを知った。 など、うつ病を克服した人からは、さまざまなきっかけを聞くことができます。 何でも当たり前のことなんですが、うつ病になるとそれが分からなくなります。 それは言葉で知っていて、例え発症前の自分が分かっていたことだとしても、うつ病を経てそれに気が付かないといけないのです。 それに自分で心の底から、ハッ!っと気が付けた時、そこからはうつ病の回復は急激なものになるんだと思います。 スポンサーリンク - , , , , , ,.
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うつ病の初期段階ならば、薬で改善する。 だから早期に発見し医師の診断を受けることが大事だ、とうつ病に関する雑誌記事や本には書かれてある。 ところが、薬が効かない人たちはどうすればいいのか。 投薬が中心となる医師の治療と、カウンセリングで改善させていく臨床心理士との違いはどこにあるのか。 産業カウンセラーとして定評のあるSOTカウンセリング研究所所長の緒方俊雄氏に、投薬とカウンセリング手法、うつ病に陥る要因などについて聞いた。 緒方俊雄(おがた・としお) 早稲田大学理工学研究科修士課程終了。 1988年ソニー入社。 半導体レーザーの研究開発、半導体の企画、マーケッティングを経て社内カウンセリングに従事。 2009年から大手EAPにて休職者のカウンセリングやメンタルヘルス研修を担当。 2009年うつ病者の復職支援の研究で日本産業カウンセリング学会より学術賞を受賞。 2011年7月SOTカウンセリング研究所を設立。 臨床心理士、産業カウンセラー。 主な著書に(幻冬舎新書)、(同)など多数。 これまで専門家から話を聞いてきました。 それぞれ正しいと思うが、すべてのうつ病罹患者に通じるとは言い難い。 この点について、どのような考え方をお持ちですか。 緒方俊雄さん 緒方:薬を飲み休息をとることで立ち直れる人は、それでいいと思います。 ただ、根本的な解決とはなっていないので、何がしかの出来事、きっかけで再びうつ病に陥る可能性が高いといえます。 再発を繰り返している人、10年も薬を飲み続けていても良くならない人がいます。 それは、うつ病になりやすい性格、行動パターンをもっているからです。 薬で気分を盛り上げても原因を変えてやらないと治らないでしょう。 近年、脳科学の分野が進展し、脳の神経伝達物質をコントロールする薬を飲めば、人間の感情を変えられることが分かってきました。 これで将来は心の問題を解決できる、と考えるのが現在のトレンドです。 私は感情のコントロールでうつ病が解決できるとは考えていません。 躁鬱病のように遺伝的要因が強い場合もありますが、ほとんどのうつ病は生まれてから現在に至るまでの多くの体験が形として表れた病気だからです。
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そのため、現在の時点では根治治療はなく、対処療法しかなく、その既存の治療法をフル活用しても 約7割しか寛解に至らないのだそうです。 残りの3割の方は、現在の治療法では治りにくい 「難治性のうつ病」ということになるそうです。 一般的に、治療に反応する方は、 治療を開始すると、その多くは 平均6~12週間くらいで寛解するそうです。 ただし、 寛解後、3ヶ月から半年は治療を継続します。 その後も症状の安定が見られれば、 少しずつ減薬していき、 再発予防のための継続治療を行われます。 ということで、最終的に服薬が終了し、治療を終えるまでには、かなり長い期間を要するというのが実状のようです。 参考資料: そのような点を踏まえ、うつ病の治療期間にはどれくらいかかっているのかというデータを集めてみましたので、以下で、紹介します。 うつ病の治療期間、回復までの期間に関するデータ うつ病の経過とその期間の目安をまとめたものが下図です。 *クリックすると、図が拡大されます。 参考サイト: この図によると、 4ヶ月位すると正常気分のレベルまで回復するようですね。 次に、うつ病の回復期間を図示したものが下図です。 *クリックすると、図が拡大されます。 日本うつ病学会 第2回総会 市民公開講座より 参考サイト この図から 1年以内に約7割の方が回復に向かっていることが明らかですね。 しかし、 その残りの3割は4年以上かけて、ゆるやかに回復率が上昇していることが見て取れます。 ここから、12ヶ月という 1年という年月が、順調な早期の回復に至るかの分かれ目になることが予測されます。 また、別の調査による、実際に治療期間にどれくらい要したかとの質問への回答からは、次のような結果が得られています。 *クリックすると、グラフが拡大表示されます。 参考データ: このデータは、このサイトにアクセスした患者さん1123名のデータを元にした結果ですが、先に示した、 7割が1年で寛解に至るという結果とは、かなり異なる結果が示されていることが分かります。 この2つの調査結果のどちらが、現実を映し出しているものなのでしょうか? 私個人的な実感としましては、2つ目のうつドリルさん独自に集められたデータから示された結果の方が、現場の医療機関内の様子を患者の目から見た場合には、それをよく反映しているように感じられます。 実際、 なかなか治らない 良くならない と悩み苦しまれている方が多いというのが、実感だからです。 まとめ 以上のように、うつ病の寛解に至るまでの期間については、まちまちな結果が出ている感があります。 しかし、 治療現場の 医師としては、 約7割が1年で寛解に至るという感覚で治療に当たられているのでしょう。 しかし、うつ病を患って治療を受けいている 患者側からすると、 約8割の方が治療には、 5年の期間が必要である。 つまり、5年経てば、約8割の方が治療の目処が付いたという感覚を得られるという感じなのだと思われます。 この 治療者側の医師と治療を受けている患者間との間の寛解に対する感覚の違いは、ある意味、とても大きい物のように感じます。 つまり、 治療期間は個人差が非常に大きいということです。 一概に、 「これこれの期間で良くなりますよ!」といえるような問題ではないということです。 ですから、 治療期間、寛解までの期間には平均値的なものはなく、非常に、個人差が大きいということ。 ですから、「うつ病は治る病気です」と言われるわけです。
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