正反射光と拡散光 ボールが壁にぶつかってはね返る場合、ボールが飛んできた角度と逆方向の同じ角度ではね返るように、光源から照明された角度と逆方向の同じ角度にはね返った光を正反射光と言います。 正反射光は、鏡のように反射する光のことです。 逆に、正反射でなく、いろいろな方向へ拡散して反射する光を拡散光と言います。 つやつやした表面の物は、正反射光が強く、拡散光が弱くなります。 ざらざらした表面(低光沢)の物は、正反射光が弱く、拡散光が強くなります。 電球などで照らされているつやつやな表面の青いプラスチックを正反射光の方向から見ると、光源の色が強く見え、プラスチックの青い色はよく見えません。 光沢の違いによって色の見え方が違うというのは、拡散光の強さが違うということなのです。 通常、人が物の色を見るときは、正反射光がない角度で見ています。 つまり、人が物の色を見るのと同じように色を測るためには、正反射光を除いて、拡散光だけを測ればいいということになります。 SCE(正反射光除去)方式と SCI(正反射光含む)方式 人が物の色を見るときは、拡散反射光を見ています。 表面状態が変わると色が違って見えますが、素材の色は変わっていないはずです。 では、素材の色はどうすればわかるのでしょうか? 拡散反射光には、物体内部からの反射光と表面からの反射光があります。 物体内部からの拡散反射光の量は表面状態が変わっても変化しませんが、表面からの拡散反射光の量は変化し、正反射光との量の割合が変化します。 ただ、表面からの拡散反射光と正反射光とを合わせた光の量は同じなのです。 つやつやな表面の青いプラスチックをサンドペーパーでこすると表面からの拡散反射光の量は増しますが、逆に正反射光の量は同じ量だけ減っているのです。 つまり、表面状態に関係なく素材の色を測るためには、正反射光と拡散反射光をすべて測ればいいのです。
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LED電球や蛍光灯の色には、「昼光色」「昼白色」「白色」「温白色」「電球色」があり、主に使われるのは「昼光色」と「昼白色」と「電球色」の3色である。 昼光色は、寒色系の青っぽい色で、パナソニックでは「クール色」、NECでは「フレッシュ色」とも呼ばれる。 昼白色は、自然な白っぽい色で、パナソニックでは「ナチュラル色」、NECでは「マイルド色」とも呼ばれる。 電球色は、暖色系のオレンジっぽい色で、パナソニックでは「ウォーム色」、NECでは「リラックス色」とも呼ばれる。 昼光色は、部屋をすっきりと明るくし、読み書きや裁縫など細かなものを見るのに向いている。 また、青みがかった光の色は集中力を高め、脳を覚醒させる効果があるため、昼光色は勉強部屋や書斎・オフィスなどに適した色である。 ただし、明るくはっきり見やすい分、疲れやすく、偏頭痛の原因にもなる。 昼白色は、太陽に近い自然な光で部屋を明るくするため、洋服選びや化粧などに向いている。 昼光色が明るすぎると感じる場合は、昼白色を選ぶとよい。 電球色は、暖かみのある落ち着いた光で、寝室やリビング・和室に向いている。 また、電球色は料理が美しく見える色なので、食卓や飲食店にも適した色である。 これらの色は、色温度(光の色を求める温度)で分けられ、色温度にはK(ケルビン)という単位を用いる。 色温度が低い時は暗いオレンジで、色温度が高くなるにつれて明るくなり、色も黄色、白色、青色へ変わっていく。 昼光色・昼白色・白色・温白色・電球色の色温度は、おおむね以下の通りである。 昼光色は、6,500~6,700K 昼白色は、5,000K 白色は、4,200K 温白色は、3,500K 電球色は、2,800~3,000K なお、普通の太陽光は5,000~6,000K、澄み切った場所の正午の太陽光は6,500K、朝日や夕日は2,000Kぐらいといわれる。 最近のシーリングライトは、場面に合わせて光の色・明るさを変えられるよう、色温度調整機能が付いたものも多く販売されている。
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このページの目次• 【青、蒼、碧】三つの「あお」の色と意味の違い 【青】 「青」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、晴れ渡った日の昼間の青空の「青」。 真夏の炎天下の中の「青」い海。 しかし「青」は、本来は白や黒、そして草木の緑まで範囲の広い色を指す言葉として使われていました。 現代もでつややかな黒毛の馬のことを「青毛の馬」。 信号機の「ススメ」のシグナルの色がグリーンであるにも関わらず「青」と呼ぶのは、「青」という言葉の古い使い方の名残りと言われています。 なお、現代の「青」は英語でいうブルー系統の色の総称として最も一般的に使われ、また「青」「蒼」「碧」の三つの「あお」の中では 唯一の常用漢字です。 「ブルー」系統の色を書き表す場合には「青」を使っていれば間違いありません。 【蒼】 「蒼」は、草木が茂るさまを表す言葉で、草木が生い茂っていることを意味する「鬱蒼」に「蒼」という漢字が含まれています。 そのため、 日本の伝統色の「蒼色」はブルーではなくグリーンです。 ところで「蒼」という言葉は、もともとは目立たない色を表し、そこには灰色も含まれていました。 顔面蒼白、蒼白い顔などという時の「蒼」は、ブルーというよりは、目立たない色や灰色など寒々とした色を意味するとも言われています。 また、天候の悪い日の寒々とした海の様子を「蒼い海」などと表現しますが、これも目立たない色や灰色の名残ではないでしょうか。 ただし最近では、快晴の日の空を「蒼天」「蒼空」などと呼び、「青空」と同様の使われ方をされるケースが少なくありません。 【碧】 大半の国語辞典では 「碧」を「あおみどり色」と解説しています。 ブルーと比べるとグリーンに見え、グリーンと比べるとブルーに見えるのが「碧」で、実際に「碧」という漢字は「みどり」「あお」という訓読みを持っています。 「碧」は色の表す言葉であると同時に「碧玉」の意味も持っています。 「碧玉」とは石英の結晶で、縄文時代の祭祀などに使われた勾玉の素材が「碧玉」です。 「碧玉」の色は一定ではなく、ブルーに見える「碧玉」、グリーンに見える「碧玉」、ブルーにもグリーンにも見える「碧玉」など様々な色があります。 【青、蒼、碧】三つの「あお」の違い、まとめ 「青」「蒼」「碧」、三つの「あお」の違いはこのページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。 「蒼」と「碧」は、これらの言葉の受け取り方によって誤解を生じかねません。 必要がない限り「青」を使うのが無難な使い分けと言えそうです。
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