毎日頑張っていますね。 だからこそ、「新生児に必要なミルクの量はどのくらい? 」「これでたりてるの? 」「こんなに飲んで大丈夫? 」「欲しがるだけあげないとグズる…」など、気がかりをたくさん抱えているのではないでしょうか。 赤ちゃんに与えるミルク量は個人差があり、成長とともに変わるようです。 そんなミルクの気がかりについて、助産師の小澤千恵先生に回答をいただきました。 コンテンツ (1)新生児にどう飲ませる? 用意するものは? ミルクの上手な飲ませ方とは? ミルクの量と授乳回数は多くのママが迷うんです 新生児にどう飲ませる? 用意するものは? ミルクの上手な飲ませ方とは? 現在、市販されている育児用粉ミルクは、牛乳を原料にして加工されたものです。 長年の研究と改良により、母乳に近いものになっています。 主要成分の組成には基準がありますが、よりよい粉ミルクを作るために各メーカー独自の開発・研究が重ねられているため、製品ごとに少しずつ特徴が異なります。 また、先天的に栄養素の代謝異常がある赤ちゃんのための治療用ミルクや、ミルクアレルギー用ミルクなどもあります。 ミルクは哺乳びんと乳首を用意し、湯に粉ミルクを溶かして作ります。 これを「調乳」と呼びます。 調乳するときはやけどや衛生面に注意しましょう。 ミルクはママ以外の人でも授乳することができ、病気で母乳をあげられないときなどにも使えます。 母乳育児が軌道に乗るまでの補足として使う場合は、母乳を十分に吸わせてからにしましょう。 また、ミルクをあげるときには、必ず抱っこして、赤ちゃんを見つめながら飲ませ、スキンシップを図りましょう。 ミルクを飲ませるのに必要なグッズは? 赤ちゃんは舌とあご、口のまわりの筋肉を使って母乳を飲みます。 ここを一生懸命動かすことは食べ物をかんで飲み込むための大切な練習に。 哺乳びんや乳首は母乳を飲むときと同じ運 動ができるように作られています。 さまざまな種類があるので、迷ったときは助産師や母乳外来の専門家、小児科医などに相談するといいでしょう。 [哺乳びんの主な素材・サイズ] 大きく分けてガラス製とプラスチック製の2種類があり、プラスチック製のほうが人気のようです。 赤ちゃんが外出できるようになったら、お出かけ用にはプラスチック製を、自宅ではガラス製と使い分けるママ・パパもいます。 サイズは、赤ちゃんの月齢によって、1回に飲む量が変わっていくので、成長に合わせて買いたしていきましょう。 一般的には、新生児で120~150ml、生後2~3ヶ月で200〜240mlのものを購入するママ・パパが多いようです。 素材 メリット デメリット サイズ 耐熱性ガラス 劣化しにくい 傷がつきにくい 臭いがつきにくい 熱に強い 汚れが落ちやすい ミルクを冷ましやすい 重い 割れやすい 50ml、 120~150ml、 200~240mlなどが一般的 プラスチック 軽い 割れにくい 傷がつきやすい 劣化しやすい ミルクを冷ましにくい 50ml、 120~150ml、 200~240mlなどが一般的 [哺乳びん乳首の素材] かたい・やわらかい、多少のニオイの有無などはありますが、どれを選んでも問題ありません。 ただし、赤ちゃんによっては、好みがはっきりしている場合も。 新生児期に使った素材のものをずっと使い続ける赤ちゃんは多いようです。 消毒のしかたなどは、取扱説明書で確認しましょう。 素材 メリット デメリット 天然ゴム ママの乳首にいちばん近い感触 熱に弱い 耐久性が低い ゴムのニオイが多少する イソプレンゴム やわらかくて弾力性がある 熱に強い 耐久性が高い 熱にそれほど強くない ほんのりゴムのニオイがする シリコーンゴム 熱に強い ゴムのニオイがしない 傷つきやすい [哺乳びん乳首のサイズ・穴の形] メーカーによって、サイズ表記などは異なりますが、赤ちゃんの成長に応じてサイズや穴の形を選びます。 赤ちゃんとの相性もあるので、様子を見て買いたしていきましょう。 一般的には哺乳びん乳首は4~5サイズ。 穴の形は主に3種類あり、形やその大きさによって、ミルクの出方に違いがあります。 赤ちゃんの吸う力や飲む量などに応じて、替えていくことがポイントに。 1回の授乳で、10~15分かけて飲めるかどうかが、乳首選びの目安です。 商品に明記してある対象月齢を参考に選びましょう。 1:哺乳びんに適量の湯を入れます 手を洗ってから、衛生的な場所で哺乳びんに適量の湯を入れます。 やけどしないよう注意しましょう。 湯は 一度沸騰させたのち、70~80度以上に保った温度の湯を使用します。 2:正しく量った粉ミルクを哺乳びんに入れます 缶の指示に従い、粉ミルクを付属の 計量スプーンですりきりにして、正確に量ります。 正しい量を哺乳びんに入れます。 少なすぎても多すぎてもだめです。 <ココがポイント! >使った計量スプーンは缶に戻さず、ふき取って、粉ミルクの缶とは別に保管します。 万が一、計量スプーンに湿気がついてそのまま缶の中に戻すと、カビが生える恐れがあります。 3:円を描くように揺らして溶かします 泡立てないように、円を描くように揺らして溶かします。 ミルクが泡立ってしまうと、赤ちゃんが飲みにくくなります。 4:流水で人肌になるまで 冷まします 粉ミルクが十分に混ざったら、哺乳びんのキャップの下あたりから流水を当てて冷まします。 温度は人肌になるくらいが目安です。 5:腕の内側に垂らし、温度を確認します 飲みごろになったかどうかは、腕の内側にミルクを1滴落として確認します。 「生温かい」と感じられるくらいが適温です。 6:赤ちゃんに飲ませます 授乳クッションなどで高さを調節し、赤ちゃんを横抱きしてママの乳房の近くまで引き寄せます。 乳首がミルクで満たされるくらいに哺乳びんを傾け、飲ませます。 このとき、乳首全体を口に含ませます。 <ココがポイント! > ミルクを与えるときには、赤ちゃんの目を見つめながらあげましょう。 親子のよいコミュニケーションタイムになります。 また、衛生上ミルクは作り置きをせず、飲み残しや2時間以上たったミルクは捨てましょう。 7:たて抱きにして、げっぷをさせます 飲んだあとは、げっぷをさせます。 哺乳びんで飲む場合は、ミルクと一緒に空気も飲み込んでいることが多いため、げっぷがよく出るで しょう。 8:哺乳びんと乳首をきれいに洗います 哺乳びんは底まで届く、乳首は小さい穴まで洗える専用の洗浄ブラシを使い、台所用洗剤をつけてきれいに洗います。 洗剤は念入りに洗い流します。 9:哺乳びんと乳首を消毒しておきます 哺乳びんと乳首の取扱説明書を確認し、(1)鍋で煮沸(2)電子レンジで加熱(3)薬液につけ置き、いずれかの方法で消毒します。 この新生児に与える1回のミルク量と1日の回数を生後1週間・2週間・3~4週間ごとに解説します。 ただし、ミルクの量と回数は一人一人異なり、授乳のスタイルがミルク中心、母乳中心、母乳とミルクの混合でも違いがあります。 ここに示すものはあくまでも目安。 迷ったときは産婦人科や母乳外来などで相談するのがおすすめです。 新生児に与えるミルク量・授乳間隔・授乳回数の目安はコレが基本! ただし、飲みすぎてしまうこともあるので、授乳量は赤ちゃんの様子に合わせて調整が必要です。 母乳中心の場合は、「赤ちゃんが欲しがるときに何度でも吸わせる」が基本ですが、母乳よりもゆっくり消化するミルク中心の場合は、与える間隔が長く、回数も少なめになります。 生後7ヶ月目までは1日10mlずつ増やしていくケースが多い。 ミルク缶に記載された規定量を目安に、多少の増減は気にしすぎなくてOK。 離乳食が始まったら、ミルクは食後に与えるのが基本です。 でも、おなかがすいているときは、すぐに満腹感を得られるミルクを欲しがることが多いもの。 離乳食を食べないときは、食前にミルクを少量だけならあげてもいいでしょう。 9ヶ月ごろからは1日3回の離乳食になります。 3食しっかり食べられるまでは、離乳食後にミルクを飲ませるのがおすすめです。 1才ごろまでは様子をみましょう。 栄養がしっかりとれている、体重増加が順調である、赤ちゃんが欲しがらない様子があれば、離乳食後のミルクは与えなくてもOKです。 39~5. 84~8. 74~9. 32~9. 71~10. 授乳のスタイルが母乳中心か、母乳とミルクが半々もしくはミルクの比率が高い場合などによって、ミルク量も回数も個人差が大きいです。 赤ちゃんの様子や体重増加などを見据えたうえで、ミルクの適正量をアドバイスしてもらうと安心でしょう。 母乳中心の母乳育児の場合、ミルク量は? ミルクをたす場合は母乳を与えたあとが基本です。 また、母乳の分泌量が減ってしまうため、ミルクだけを飲ませることは控えます。 生後2ヶ月未満で、たりているか心配な場合は、母乳を与えたあとに30~40mlのミルクを飲ませてみてもいいでしょう。 おしっこを1日6回以上しているといった様子があれば、母乳やミルクがたりている一つの目安となります。 母乳とミルクが半々もしくはミルクの比率が高い混合育児の場合のミルク量は? 母乳の出は赤ちゃんに何度も飲んでもらうことでよくなります。 産後すぐはそれほど出なくてつらいでしょうけれど、少しずつでも母乳量が増えるように1日8回を目安に根気よく吸わせてみましょう。 母乳を与えたあとに赤ちゃん用の体重計などで計測し、飲んだ量を確認してミルクをたす方法も。 そのサインについて詳しく解説します。 ミルクがたりている新生児の赤ちゃん5つのサイン (1)血色がよく元気な様子である (2)機嫌がいい (3)肌の張りがいい (4)その子なりに体重が増えている(1日平均30gが目安・それ以上でもあまり気にしなくてOK) (5)おしっこが1日6回以上出ている ミルクがたりていない新生児の赤ちゃん5つのサイン (1)体重が増えていない (2)激しく吐いて、体重が減る (3)おしっこが1日6回以上出ていない (4)授乳後、すぐにミルクを欲しがる (5)元気がない ミルク飲みすぎ新生児の赤ちゃん5つのサイン (1)ミルクをよく吐くけれど、抱っこすると重い感覚がある (2)おなかが張っていて苦しそうに泣く (3)口からダラダラとミルクをこぼす (4)便秘や下痢をしている (5)授乳間隔が4~5時間空くことが多い 悩んでいるのはあなた1人だけじゃない! ミルク缶に明記してあるとおりの量を与えても、多すぎる子やたりない子もいます。 新米ママやベテランママなどさまざまなママの声が集まるサイト「ウィメンズパーク」でも、わが子に最適な授乳量で悩むママは多数。 どんなことで悩んでいるのでしょう? ママたちの赤裸々な声に対して、助産師の小澤千恵先生がアンサーします。 今後のヒントになるかもしれませんよ。 ママの悩みに先生がアンサー! 【ミルク中心ママの悩み】 授乳後30分から1時間後に大泣き。 たりないの? ( 1ヶ月男の子ママ) 生後37日の完ミ派です。 今は1回100~120mlを1日7~8回で残しませんが、飲んだあとも目はパッチリ。 30分から1時間後に大泣きします。 抱っこでユラユラすると寝るのですが、次の授乳時間も熟睡するので、起こしてミルクを与えることがほとんど。 ミルク缶に書いてある目安より増やしても状況は変わらず…。 ミルクがたりていないのでしょうか? 【小澤先生の回答】 赤ちゃんにとって最良なミルクの量を見つけようと頑張っていますね。 ミルクの量は1日のトータル量で調整して大丈夫です。 授乳量がたりているかどうかは、 (1)おしっこが1日6回以上出ている (2)機嫌や顔色がいい (3)体重が発育曲線に入っている (4)月齢別の授乳回数の目安に合っている、の4つ。 3ヶ月ごろまでは、この4つすべてに該当していたらOKです。 様子から見ると、決してたりていないわけではないと思います。 生後1ヶ月ごろは、まだ上手に眠ることができないので、ミルクを飲んで眠くはなったけれど深く眠れずグズグズしているのかもしれませんね。 【ミルク中心ママの悩み】 うちの子に合った必要なミルク量と授乳間隔を知る方法は?(1ヶ月女の子ママ) ほぼミルク派です。 泣いている理由はミルクだけじゃないと思って、おむつ替えをしたり、検温したり、抱っこするなどトライしましたが、3時間持たせるのが限界です。 ミルクの与えすぎはよくないと聞き、100mlや120mlを3時間おきに飲ませてみましたが、授乳後すぐご機嫌ななめに。 うちの子に合ったミルク量と授乳間隔をつかむ方法は? 【小澤先生の回答】 ミルクの量や授乳間隔をしっかりと考え、赤ちゃんと向き合ってお世話をしてすばらしいですね。 生後1~2ヶ月ごろに必要なミルク量は、1日120~160mlを6~7回で合計700~1000mlを目安に見るのも一つの手。 ねんねのタイミングなどで授乳間隔が空くこともありますが、長くても3~4時間おきにあげるのが基本です。 この時期は、抱っこしてほしくて泣いてしまうことも多いです。 哺乳瓶の乳首が頑張って吸わなくても飲めてしまう、少したりないこともあります。 早飲みだと満腹感を得にくいので、乳首のサイズを見直してみたり、10ml程度ミルクを増やしてみては。 うまく行かないときは、ママ1人で悩まずに保健センターなどの専門家に相談してみましょう。 【母乳とミルク混合ママの悩み】 おっぱいを何度あげても大泣き。 でも、ミルクをたすと吐く。 泣く理由と正しいミルクのたし方は?(1ヶ月男の子ママ) ほぼ毎晩、おっぱいを何度あげても大泣きし、指を吸ってたりない様子があります。 ほとんど眠らず、ひどいと深夜までグズる日も…。 そういうときは、1回60~80mlほどミルクをたしますが、ガブガブ飲んで大量に吐いてしまうことも。 夕方から母乳の出が悪く感じますが、翌朝は乳房が張るので、母乳が出ていないとも言いきれません。 正しいミルクのたし方と泣く理由が知りたいです。 【小澤先生の回答】 赤ちゃんが授乳後、毎晩のように泣いてしまうと、ママも寝不足になってつらいですよね。 生後1~2ヶ月のころは、ママの乳房が張ってかたくなっていると、赤ちゃんがずっとくわえていることができずに口から乳首を離してしまいます。 授乳前に少ししぼる、親指・人さし指・中指を乳輪の外側にあてて乳輪部の中心に向かってやさしくしぼり出すようにマッサージするといいでしょう。 また、赤ちゃんの顔が乳頭に対して斜めに向かっていたり、乳輪を深くくわえられないとおっぱいを上手に飲めません。 赤ちゃんをたて抱きする、赤ちゃんの口が乳頭の高さに合うように高さ調節するなどして飲ませてみましょう。 また、1~2ヶ月ごろは、一気に飲んでおなかが苦しかったり、抱っこして欲しくて泣く子も多くいます。 【母乳とミルク混合ママの悩み】 母乳をあげたあと、ミルクをたすまでぐずる娘。 母乳オンリーにするなら、ミルクはやめるべき?(0カ月女の子ママ) 先日、保健センターの助産師さんが新生児訪問に来てくれて、赤ちゃんの状態は良好、乳管も開いているから、しだいに母乳が出るようになるとのこと。 でも、授乳後すぐに泣き、ミルクをたさないと授乳間隔が空かないと伝えると、授乳姿勢、1回の授乳時間、1日のミルクの回数を減らすよう指摘されました。 やってみても、ミルクをたさないと間隔は空かず…。 母乳中心で進めたいけれどくじけそう。 娘が欲しがるなら、ミルクをたすべき? それとも、母乳だけでしのぐべき? 【小澤先生の回答】 産後すぐは、母乳育児がうまくいかないのが当たり前。 でも、たくさんあげたいのにうまく行かないともどかしいですよね。 赤ちゃんが吸うほど、母乳は出るようになります。 一度にまとまった量はまだ飲めない時期なので、日中は抱っこひもなどで赤ちゃんと触れ合う時間を長くし、頻繁におっぱいをあげてみてはいかがでしょう。 3食しっかり食べる、こまめに水分補給をする、体を冷やさない、家族や自治体の産後サポートを利用して1人で育児を抱え込まないことも大切ですね。 つらいときは母乳外来などで相談すると安心でしょう。 授乳のカタチは赤ちゃんとママの数だけあり、ミルクの量もその子に合った適量があるようですね。 授乳後に赤ちゃんが泣いてしまうと、「たりないの? 」「飲ませすぎ? 」などと心配になるのは当然。 赤ちゃんを大事に思うからこその気持ちだと思います。 生後すぐの赤ちゃんは、2~3時間おきに寝起きを繰り返し、授乳リズムが整うのも2~3ヶ月かかる場合も。 泣いてしまったら、まずは深呼吸してリラックスしてみては? 授乳は、親子の深い絆を築く初めの一歩と考えて、赤ちゃんをあやしてみるのもいいかもしれませんよ。 (取材・文/茶畑美治子) 監修/小澤千恵先生(埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター 母子胎児部門 副看護師長 アドバンス助産師) 助産師歴24年。 母乳指導やママの心や体の悩みに関するカウンセリングも担当。 ママに寄り添った丁寧なアドバイスが人気。 8歳の女の子のママ。
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一日の終わりになると、ママの母乳の分泌は減る傾向にあります。 ミルクは母乳に比べて腹持ちが良いといわれており、夜はミルクを飲ませるという家庭も多いようですね。 母乳を作ることを促すプロラクチンというホルモンは、睡眠開始直後から覚醒する直前に分泌されるといわれています。 夜間にママがゆっくり休むことで、ママの母乳の分泌が促されますよ。 パパがいるときはミルクをお任せして、ママがお休みをとるのも良いかもしれません。 特に夜間の授乳間隔があかないママは、「休息をとる必要があること」をパパに理解してもらいましょう。 普段からパパが授乳をしていると、赤ちゃんが人見知りをする時期にパパ見知りする可能性を減らせるかもしれませんよ。 生後4ヶ月頃になると母乳を飲む時間が急に短くなる一方で、赤ちゃんが遊び飲みを始め、かえって授乳に時間がかかることがあります。 おっぱいやミルクを飲むのを休んでママの目をじっと見たり、ママの服をいじって遊び始めたりするといった行動が増えるようです。 遊び飲みは、赤ちゃんの好奇心が育ってきた証ともいえます。 赤ちゃんが遊び飲みを始めてもあまり思いつめずに、呼びかけたり頬っぺたをつっついたりしてみて、コミュニケーションを楽しみましょう。 忙しいときは、いったん授乳を切り上げると良いようですよ。
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社会的微笑が見られるようになります 早い子は生後2ヶ月で、自分の意志で笑うようになります。 産まれてすぐの赤ちゃんも口元をニヤッとさせる笑顔を見せてくれましたよね。 これは新生児微笑といってうれしいことや楽しいこととは関係なく無意識に見せていた本能的な笑顔でした。 生後2ヶ月になると、この新生児微笑が徐々になくなり、抱っこしたりあやしたりすると笑う社会的微笑が見られるようになります。 赤ちゃんといえばキャッキャッと笑っているイメージがありますが、始めは少し笑う程度です。 笑い方を覚えると、少しずつ大きな笑いになってきますよ。 笑う時期は早くて生後2ヶ月頃ですが、個人差が大きく生後6ヶ月頃に笑い始める子もいます。 大人の顔を真似して表情を学習するので、ママやパパが笑顔で接すると、早く笑顔が見られるようになりますよ。 追視の範囲が広がり、手足の動きも活発に! 出典: 動いている物を目で追いかける追視の範囲が広がってきます。 首周りの筋肉も発達してくるので、上下左右に顔を動かして動く物を目で追いかけます。 視力が弱く、0. 01程度なので遠く離れた所まで見られません。 赤ちゃんの顔から30cm程度近づけた場所でガラガラなどを動かしましょう。 速いスピードにも付いていけないので、ゆっくりと動かすのがコツです。 左右の追視が十分にできるのは生後3~4ヶ月頃です。 左右の追視がまだないと不安になるママもいるかと思います。 しかし、ママが見えていないと思い込んで目に注意していなかっただけということもよくあります。 また、おもちゃを動かすスピードが速すぎてついていけない場合もあります。 目を見ながら、ゆっくりおもちゃを動かしてあげてくださいね。 追視は目で見た物を脳で認識できるようになった証なので、ママはたくさん笑って話しかけてくださいね。 また、生後2ヶ月になると手足をばたつかせたりすることが増えてきて、動きが活発になります。 足で布団を蹴り上げたりする子もいます。 手の動きも活発になるので、ガラガラを持たせると少しの間なら握っていられるようになります。 しかし、自分で振って遊ぶのは、まだ先です。 今は握ったガラガラを落として自分の顔にぶつけることもよくありますよ。 手を見つめ、こぶしをくわえます 生後2~3ヶ月頃から手をジーッと見つめる「ハンドリガード」が始まり、生後4ヶ月頃まで続きます。 こぶしをくわえて舐めたり、指をチュパチュパ吸い始めたりもします。 この動きは成長の証で、自分の存在に気付くための行動です。 今までは、自分の存在を認識してなかった赤ちゃんですが、目の前に動く物があると「なんだろう?」と不思議になります。 赤ちゃんは口の感覚が敏感なので、くわえてみようと口に入れると、「なんだか気持ちいいな」「自分の手だ」と気付くのです。 次第に自分の手が自分の意志で動かせることに気付きます。 赤ちゃんにとって楽しい遊びなので無理にやめさせないでくださいね。 左手ばかり舐める子や「おえっ」と餌付くまで舐める子もいて、舐め方は赤ちゃんによって様々です。 遠くからでも「チュパチュパ」聞こえて、今起きたなと気付くことも。 赤ちゃんの指は固く握りしめられていて、指の間にホコリが溜まりがちです。 食べてしまうと吐き出せないので、こまめにホコリをとってあげてくださいね。 見ていて心配になるほどチュパチュパする子もいますが、次第におさまります。 見られる時期は短いので見守ってあげてください。 写真や動画を撮っておくと、いい記念になりますよ。 睡眠と覚醒のサイクルと1日の過ごし方 出典: 昼夜の区別がつき始めるので、昼間に起きている時間が長くなります。 夜もまとめて寝るようになり、夜間の授乳が1回減る赤ちゃんもいます。 1日の睡眠時間の平均は14~15時間程度です。 睡眠リズムが整ってくるのは生後4ヶ月以降と言われているので、昼夜逆転する子も多いのがこの時期です。 焦らなくても大丈夫ですが、少しずつ生活リズムが整いやすいように調整しましょう。 夜は部屋を暗くして朝は太陽の光を浴びせるようにしてください。 生活リズムが整うのは先なので、焦り過ぎは禁物です。 昼夜逆転はママもつらいですが、そのうちに戻るので大丈夫。 筆者の娘も生後2ヶ月から、朝の5時まで寝ない日が続き参りました。 パパにお願いして、最低限の家事だけして、娘が寝てから私も寝るようにして乗り切りました。 太陽を浴びせるのを続けたらいつの間にか夜寝るようになりましたよ。 今の時期は仕方ないと割り切るのも1つの手です。 授乳の回数・量は? 出典: 口の周りの筋肉が発達し、飲むのが上手になってきます。 1回の授乳での哺乳量が増えてくるので、授乳の間隔が長くなってきます。 1日の授乳回数は8~10回前後で、昼間は1~3時間おきの授乳になります。 昼夜の区別がつき始め、夜にまとまって寝るようになってくると、夜中の授乳は4~5時間間隔になる赤ちゃんもいます。 ただ授乳間隔や1回の授乳量は個人差が大きいので、授乳間隔があいてこなくても心配しないようにしましょう。 特に母乳ママは飲んでいる量が目に見えないので、心配になると思います。 WHO/ユニセフの基準では1ヶ月に500g~1kgの増加が正常範囲と言われていますので、1日当たり17g程度の増加があれば大丈夫です。 おしっこの回数が減っていないかも見てあげてくださいね。 1日に6回以上の排尿が見られるかを目安にしてください。 ミルクをダラダラと吐きます ミルクを静かにダラダラと吐く「溢乳(いつにゅう)」は、生後2ヶ月になっても見られます。 赤ちゃんは胃の入り口の筋肉が未熟なので、少しの刺激で胃の内容物が外に出てしまいます。 生後1ヶ月頃から見られ、生後3ヶ月頃にはおさまってきます。 ミルクのような乳白色の液体だけでなく、カッテージチーズの様な固形物が混じることがあります。 ミルクをダラダラ吐くのは、多く飲みすぎた場合やげっぷが上手に出せずに胃の中に空気が溜まった場合によく見られます。 ミルクを飲んだ後に寝かすと「う~んう~ん」とうなるのも空気が溜まって苦しいからです。 ミルクをダラダラと吐くようなら、げっぷがちゃんと出ているかも確認してあげてください。 生後3~4ヶ月頃には空気が溜まりにくくなるので、今はしっかりげっぷさせてください。 ミルクを吐いたら、口の中にミルクが残ってないかをチェックして横向きに寝かせたり縦抱きをしたりしましょう。 吐き戻し防止クッションや授乳枕を使って頭に傾斜をつけるのもおすすめです。 噴水のように吐く場合や、嘔吐物が緑色の場合は、幽門狭窄症や髄膜炎、腸閉塞などの病気が隠れていることがありますので、すぐに病院を受診してくださいね。 生後2ヶ月から予防接種が始まります! 出典: 生後2ヶ月から受けられる予防接種は定期接種のヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンと、任意接種のロタウィルスワクチン、B型肝炎のワクチンになります。 任意接種は受けるかどうか自由なので、受けないという選択をすることもできます。 ロタウィルスワクチンは経口ワクチンで口から接種しますが、残りの3つは注射で接種します。 ロタウィルスワクチンは接種できる期間が短いので、受けるならば生後2ヶ月から受け始めなければ、後のスケジュールが大変になります。 生後5~6ヶ月までは毎月のように予防接種があります。 任意接種を受けるのかどうかを決めて、スケジュールを組んでおくようにしましょう。 スケジュールを組んでくれる小児科もあるので、相談してみるのもいいですね。 定期接種は無料で受けられますが、任意接種は自費になります。 ただし、任意接種に自治体から補助がある場合もあります。 ロタウィルスワクチンは2回接種と3回接種の2つの方法があり、値段は合計で26000円ほどです。 B型肝炎のワクチンは全部で3回の接種が必要で、病院にもよりますが1回4000~8000円程度です。 肌が乾燥し始めます!清潔と保湿が大切 出典: ママのホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んだった赤ちゃんですが、生後2ヶ月頃から皮脂の分泌が減って皮脂膜が大人の3分の1まで減少し、乾燥肌になってきます。 ほほやお腹、太ももが乾燥しやすく、皮脂の分泌が盛んな手のひらや小鼻は乾燥しにくいです。 乾燥による湿疹は冬にかけて症状がきつくなるので、乾燥し始める時期と冬場が重なる赤ちゃんは要注意です。 「清潔」と「保湿」をこころがけるようにしてください。 赤ちゃんは新陳代謝が活発ですし、ミルクで口周りが汚れやすいです。 こまめに拭いて保湿をしてあげてくださいね。 お風呂でも熱いお湯は乾燥をひどくしますので、39~40度程度のぬるめのお湯にしましょう。 ゴシゴシこすらずに濡らしたガーゼで優しく洗い、お風呂上りはすぐに保湿してあげてくださいね。 湿疹が酷いときは小児科を受診してください。 乾燥性の湿疹の場合は石鹸を控えた方がいい場合もあるので、先生に相談してみましょう。 赤ちゃんの頃からの保湿はアトピー性皮膚炎の発症を3割減らすというデータがありますので、乾燥にかかわらず保湿してあげるのがおすすめです。
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