「お待ちください」は正しい敬語?誤用3選 「お待ちください」はメールでも口語でも正しい敬語 「お待ちください」は「待つ」に丁寧語の「お」と敬語の「ください」をつけた表現で、メールでも口敬語として正しい表現といえます。 ただしお待ちくださいという言葉は、強制するニュアンスもあるので、柔らかい印象を与えたいときには「いただけますか」や「いただけますでしょうか」といった語尾にする方が良いでしょう。 また文頭に「少々」や「しばらく」をつけることで、どれだけ待てば良いのかを相手の方に伝えることができます。 「お待ちください」でも間違いではありませんが、使い方を少し工夫する方がメールなどで相手の方に良い印象を与えることができます。 「ちょっと」という言葉は、目上の方などに使うにはカジュアルすぎる言葉になります。 ビジネスなど公式な場面では、「ちょっと」という言葉を使うのは控えて「少々」や「しばらく」といった言葉を使うようにしましょう。 とはいえ「ちょっとお待ちください」は、ややくだけた表現ではあるもののよく耳にする表現です。 丁寧な言い方にしないまま言い方が癖になってしまっている場合もあるでしょうが、なるべく「少々」と言えるように意識しておくと良い印象を与えられます。 「待ってて」というのは敬語ではありませんので、「ください」を語尾につけても敬語表現にはなりません。 友人や親しい同僚などフランクな関係の相手には使えますが、目上の方には使わない方が良い表現でしょう。 まれに「ちょっと待っててくださいね」という表現を使っている方もいらっしゃいますが、あまり良い表現とは言えません。 使うのであれば「少々お待ちいただけますか」という表現にした方が、相手の方に良い印象を与えることができます。 少しという単語は間違いではありませんが、丁寧さでいうと「少々」の方が適切な表現となります。 「少しお待ちください」よりは「少々お待ちください」と言った方が、相手の印象が良くなるのでおすすめです。 語尾の部分を「いただけますでしょうか」とすることで、より丁寧な印象を与えることができます。 「お待ちください」と断定的に言うのではなく、相手の意思も確認するような語尾の方が相手の方のストレスも少ないでしょう。 「少々お待ちいただけますでしょうか」の例文• ・〇〇は現在席を外しております。 申し訳ありませんが、少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか。 ・ただいま〇〇に電話を替わります。 少々お待ちいただけますでしょうか。 「少々」の代わりに「しばらく」「今しばらく」といった言葉を使います。 「しばらく」「今しばらく」は少々よりも長い時間を指しているので、少し長く持ってもらう状況のときに使うと良いでしょう。 「しばらく(今しばらく)お待ちください」の例文• ・〇〇は今こちらに向かっております。 今しばらくお待ちいただけますでしょうか。 ・すぐ〇〇の帰社は〇時でございます。 しばらくお待ちいただけますでしょうか。 「くださいませ」を語尾につけることで、丁寧になります。 飲食店などでよく使われる表現です。 「いただけますでしょうか」よりも丁寧さは下がりますが、今すぐに行きますといったニュアンスになります。 「少々お待ちくださいませ」の例文• ・少々お待ちくださいませ。 ただいまお伺いいたします。 ・ただいまお水をお持ちいたします。 少々お待ちくださいませ。 「少々お待ちください」というときよりも長時間待ってもらう必要があるときにもよく使われます。 「少々お待ちください」は数分ですが、「お時間いただきたく存じます」は数日後に返事をする場合にも使う表現です。 「お時間を頂きたく存じます」の例文• ・お誘いいただいた件のお返事について、少々お時間を頂きたく存じます。 ・今回の面接の結果についてですが、少々お時間を頂きたく存じます。 上記の「頂きたく存じます」は断定的な言い方ですが、「頂戴したいのですが」は待ってもらえるかどうかを相手に尋ねています。 相手の返答次第で結果が変わる状況のときは、「頂戴したいのですが(いかがでしょうか。 )」を使うと良いでしょう。 「お時間を頂戴したいのですが」の例文• ・今回ご提示いただいた提案を検討したいので、お時間を頂戴したいのですがよろしいでしょうか。 ・今回の件をご説明するために、お時間を頂戴したいのですがよろしいでしょうか。 また、下記の記事は「厚く御礼申し上げます」の使い方について書かれた記事です。 そのほか「感謝いたします」などお礼を表現する敬語についても紹介されています。 「厚く御礼申し上げます」の使い方などに興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。 momentは瞬間という意味の英単語で、直訳すると「ちょっと待って」という意味になります。 Pleaseをつけることで、丁寧な言い方になるので目上の方やビジネスに使うときはPleaseをつけると良いでしょう。 「Wait a moment」の例文• ・Please wait a moment. 直訳すると「ちょっと時間をください」という訳になります。 wait a momentと同じような意味ですが、wait a momentよりも少しだけお願いする感じのニュアンスになります。 「Give me a moment」の例文• ・Give me a moment,please. 意味は「ほんのちょっとの間」という意味になります。 ~をするまでたいした時間はかからないよ!という伝え方です。 「すぐにそこに行くから」という状況下でよく使われます。 「in a moment」の例文• ・I'll be there in a moment. また、下記の記事は「引き受ける」の謙譲語について書かれた記事です。 そのほか「依頼を受ける」や受諾・承諾の敬語のメール文の文例についても紹介されています。 「引き受ける」の謙譲語などに興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
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「お待ちください」の意味と例文 「お待ちください」の意味は「待ってくれ」 「お待ちください」とは「待ってくれ」を意味する言葉です。 ビジネスシーンでは取引先や、上司などの目上の人へ使用されます。 例えば、「お調べいたしますので、少々お待ちください」という例文。 上記は、「調べるから少し待ってほしい」を意味しており、相手へ「待ってくれ」と伝える状況で使用できます。 「お待ちください」は丁寧語を使った言葉 「お待ちください」は丁寧語を使った敬語表現です。 「お待ち」の「お」は、丁寧な表現を表す「接頭語」の「御(お)」であり、「ください」は「くれ」を丁寧語で表した言葉となります。 「お待ちください」を使った例文• もうしばらくお待ちください• お待ちくださいますよう、お願いいたします• 丁寧に表現したとはいえ、目上の人へは「感じが悪い」「生意気だ」と捉えられることがあるため、使用は控えましょう。 「お待ちください」以外に「待ってほしいこと」を表す言葉には、「お待ちいただけますか?」や「お待ちいただけますようお願いいたします」などがあります。 目上であっても親しい間柄や、相手の受け取り方によって失礼ではない場合もあるため、相手と状況によって使い分けましょう。 「お待ちくださいませ」で表現を柔らかく 「お待ちください」の使い方の1つが「お待ちくださいませ」です。 「お待ちください」は命令形であるため失礼と捉えられることがあると説明しましたが、「ませ」を加えることで柔らかい表現となります。 丁寧な「お待ちくださいますようお願い申し上げます」 「お待ちください」を丁寧にした表現が「お待ちくださいますようお願い申し上げます」です。 「お待ちください」の後ろに「お願い申し上げます」を加えることで、丁寧に「待ってほしい」とお願いする表現になります。 ただ、丁寧な表現であるものの、「お待ちください」が命令形であることに変わりはありません。 失礼と捉えられる危険がある場合は、「お待ちください」を「お待ちいただく」に代えて、「お待ちいただけますよう、お願い申し上げます」へと言い換えてみましょう。 「お待ちください」のメールでの使い方 ビジネスメールで「お待ちください」は使用を控えた方がいい 「お待ちください」はメールでも使えますが、使用は控えた方がいい表現です。 メールや手紙などの書き言葉は、自分の声色や表情が伝わらない分、話し言葉よりも丁寧な表現を心がける必要があります。 「お待ちください」は命令形の言葉であり、「お待ちくださいませ」などの柔らかい表現を使用したとしても、与える印象が悪くなる可能性があります。 「お待ちいただけますようお願いいたします」や「お時間いただきたく存じます」を使用するようにしましょう。 「お待ちください」をメールで使う場合は「理由や返信期間」を記す メールで「お待ちください」を使用する場合、単に「お待ちください」と記すのは丁寧ではありません。 「待ってほしい理由」や「いつまでに返事をするか」を、「お待ちください」に加えましょう。 例えば、「現在、調査中のため今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。 調査結果に関しましては、明日の10時までにご連絡いたします」という例文。 上記のように「理由」と「返信期間」を記すことで、相手に丁寧な印象を与えるだけでなく、スムーズなやり取りが可能となります。 「お待ちください」への返信は簡潔に 「お待ちください」に対する返信は、簡潔になるよう心掛けましょう。 連絡を待ちわびる気持ちもあるでしょうが、なにかしらの理由から「待ってほしい」と言われているのですから、相手を焦らさないなめにも何度も連絡をするのは控えてください。 返信内容としては、「お返事いただきありがとうございます。 調査中とのこと、承知いたしました。 よろしくお願いします」のように、お礼と承諾の言葉を記しましょう。 「お待ちください」の英語表現 「お待ちください」は英語で「Just a moment」 「お待ちください」は英語で「Just a moment」と表します。 「moment」とは「一瞬」を意味する単語で、「少々お待ちください」と言いたい状況で使用できます。 また、「Please」を加えた「Just a moment, please」だと、より丁寧な表現になるため使用してみましょう。 英語のメールで「お待ちください」は「Would it be possible for~」 メールで使用できる「お待ちください」の英語表現は、「Would it be possible for~」が適しています。 「Would it be possible for~」は、とても丁寧に依頼をするときの表現であるため、メールでの使用に適しています。 たとえば、「Would it be possible for you to wait by next week? 」という例文。 上記の文章は「来週までお待ちいただけますか?」という意味になります。 まとめ 「お待ちください」とは「待ってくれ」を意味する言葉で、「お待ちくださいませ」や「お待ちくださいますようお願い申し上げます」などの使い方をします。 ビジネスシーンでも使用できる表現ですが、命令形であることから失礼と捉えられる場合があります。 とくに、メールなどの書き言葉では声色等が伝わらないため、「お待ちいただけますようお願いいたします」などに言い換えましょう。
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日本のビジネスシーンにおいて敬語は常に飛び交っています。 たとえ自分より年下の相手であったとしても、取引先には敬語を使用するのは一般的です。 よく「いただけますでしょうか」や「ございますでしょうか」とうい敬語を耳にしますが、この「いただけますでしょうか」は一般的に間違いという声が多くあります。 「ます」と「です」を2つ重ねると二重敬語になる ひとつの言葉に対して、敬語を2つ重ねて使用することを二重敬語と呼びます。 つまり「いただけますでしょうか」の場合、丁寧語である「ます」と「です」を2つ重ねて使用していることから二重敬語となるのです。 この二重敬語は一般的に間違いとされています。 相手に対する配慮でも二重敬語は間違い 「いただけますでしょうか」「ございますでしょうか」といった二重敬語は、日本人が他国民に比べ「相手へ配慮する心」が非常に強く、常に相手がどう思うかを考えているからです。 この相手へ配慮する心があることから、「いただけますでしょうか」や「ございますでしょうか」といった通常の敬語よりもへりくだった言い方が生まれたと考えられています。 「いただけますでしょうか」の正しい敬語は「いただけますか」 「いただけますでしょうか」と表現したいときの正しい敬語は「いただけますか」です。 しかし間違いで、ほとんどの日本人が「いただけまでしょうか」よりも「いただけますか」を断定的な言い方できつく捉える傾向があります。 間違いですが、「いただけますでしょうか」と言われる方が丁寧に感じます。 敬語としては間違いです。 「いただけますでしょうか」は間違いでも「よろしかったでしょうか」は正しい 「いただけますでしょうか」とうい敬語に類似しているもので「よろしかったでしょうか」という敬語があります。 これは一般的にバイト敬語と呼ばれ間違いとして認識している人が多くいます。 しかし専門家によるとこの敬語、実は間違いではなく正しいのです。 「よろしかったでしょうか」は相手への配慮 この言葉は「あなたの判断はもう聞きましたが、私の認識で間違いないですか?」という意味が込められています。 敬語的には相手へ配慮した言い回しとなり間違いではないのです。 さらに一般的なバイト敬語とされている「1万円からお預かりします」や「お弁当の方、あたためますか」といった敬語も実は間違いではなく正しい敬語です。 「いただけますでしょうか」は敬語として間違いなので「いただけますか」を使う 「いただけますでしょうか」などの間違い敬語は聞いて嫌な二重敬語です。 ビジネスシーンにおいて先方がもし敬語に神経質な人であった場合、間違い敬語は悪い印象を与える結果になりかねません。 そのため「いただけますでしょうか」のような二重敬語は使用せず、正しい敬語を心がけましょう。
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