蓮と睡蓮の違い・見分け方 見た目で蓮と睡蓮の違いを見つけるならば、一番わかりやすい場所が花のつく場所と葉の形です。 蓮は、水目より高い所に花や葉をつけ葉の形が丸くなっています。 それに対して睡蓮は、水面に浮かべたように低い位置で花を咲かせます。 葉の形状も真ん中から切れ目が入っているのが特徴です。 睡蓮には班入りの葉や紅い葉などもありますが、蓮の葉には、緑色のものだけしかありません。 蓮(ハス)• 葉っぱに切れ込みがない。 水面に浮いた葉と水面より高く上がる葉がある。 葉には、撥水性があり、水をかけると水玉になる。 水面より上で花が咲く。 睡蓮(スイレン)• 基本的に葉っぱに切れ込みが入る。 水面に浮いた葉のみ。 葉に撥水性がない。 水面で花が咲く。 蓮(ハス)の特徴・見頃など 蓮は地中の地下茎から茎を伸ばし、その茎には通気性のための穴が通っています。 水面より高く花や葉をつけるのが特徴です。 葉の形状は円形をしていて、撥水性があります。 蓮の地下茎は、レンコンとして食用に使われ、実も食用として生食され、トウモロコシに似た食感です。 花の見ごろの時期は、7月~8月で白やピンク色の花を咲かせ、咲く時間帯は、早朝に咲き始め昼には閉じてしまいます。 睡蓮(スイレン)の特徴・見頃など 日本に咲いている睡蓮は、ヒツジグサといわれるものだけです。 この睡蓮の特徴は、白い花を午後の未の刻頃に咲かせます。 比較的水位が安定している池などに生息し、水面近くに花を咲かせます。 葉の形は円形から広い楕円形をしていて、葉の中心付近に葉柄がありその部分から深い切れ込みが入っているのが特徴です。 葉にあまり撥水性はなく、気孔が葉の表面にあるのも睡蓮の特徴だといえるでしょう。 見ごろは5月下旬~7月の中旬まで楽しむことができます。 蓮と睡蓮の共通点 蓮も睡蓮も両方とも水の底の土や泥に根を張ることで生育しています。 水面に花や葉をつけるのもよく似た点です。 時間的な差はありますが、花の咲いている時間は日中で、午後になれば閉じてしまいます。 そして、この花の開閉が3日繰り返されたのち花の寿命は終わりを迎えます。 花の雰囲気もよく似ている蓮と睡蓮は、見ごろの時期も近いので間違われることが多いのでしょう。 池に佇む蓮や睡蓮の姿の美しさは、両方とも見るものを和ませてくれるといえるでしょう。
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学名…Nelumbo nucifera 和名…蓮 ハス 科名…ハス科 属名…ハス属 原産国…熱帯~温帯アジア、オーストラリア北部、北アメリカ 花色…ピンク、白、黄色 草丈…50㎝~100㎝ 日照…日なた 難易度… USDA Hardiness Zone:4 to 9 ハスとは ハスは、熱帯から温帯アジア、オーストラリア北部、北アメリカに2種が自生するハス科ハス属の多年草です。 世界に自生するハス属の植物は二種のみで、ピンクの花を咲かせるヌシフェラ種 Nelumbo nucifera 、黄色の花を咲かせるルテア種 キバナハス:N. lutea が知られています。 ヌシフェラ種はインド亜大陸とその周辺を原産としており、ルテア種は北アメリカ南部および中央アメリカに分布しています。 現在ではこれらの品種を交雑することにより、数多くの品種が生まれています。 日本には非常に古い時代に中国から渡来し、各地の水田や池、沼などで広く栽培されています。 ハスの花期は7月~9月。 花期になると、水面から花茎を長く伸ばし、頂部に花径15~28㎝程度の花を一輪咲かせます。 花の中心には特徴的な花托があり、花托の周囲には透き通るように美しい花弁が多数あります。 花は午前中に開き、午後には閉じてしまいます。 果実は未熟の状態では生食、熟すと過熱して食用にすることが出来ますが、若干の苦味があり、あまり美味しいものではありません。 葉には撥水性があり、雨粒がコロコロと転がります。 いわゆるレンコンですが、ハスには花を楽しむための観賞用のものと食用にする系統があり、観賞用のものはレンコンがあまり太らず、食用には向いていません。 耐寒性はまずまずで、自生地の北限は青森県です。 土の中の蓮根まで凍ってしまうような場所でなければ戸外で冬越し可能です。 ハスというと池や水田での栽培を思い浮かべますが、大きな睡蓮鉢や樽でも育てることが可能です。 ハスの主な品種 大賀ハス Nelumbo nucifera 千葉県千葉市検見川の落合遺跡で発掘された、2000年以上前の古代ハスです。 遺跡から発見されたハスの種は3粒のみで、その内1粒のみが育ち、花を咲かせました。 大賀ハスの名前は、種の発掘、育成を行った植物学者、大賀一郎氏に因みます。 ちなみに上の写真のハスは、その大賀ハスを増やしたものが回り回って管理人宅にやって来たものです。 キバナハス Nelumbo lutea 北アメリカ南部および中央アメリカに分布する、クリーム色~黄色の花を咲かせる品種です。 普通のハスに比べるやや気難しく花付きもあまり良くありません。 そのため、栽培されることは稀です。 四角い容器に植えると、根が角にぶつかって成長が止まるので必ず丸い容器を使用します。 日当たりを好みます。 一日を通して日が当たる場所で管理して下さい。 少なくとも半日以上陽が当たらないと生育、花付き共に悪くなります。 上手く育てるにはとにかく日照が大切です。 冬越し 蓮根が凍らない限りは大丈夫です。 水全体が凍ってしまうような寒冷地では、防寒対策が必要になります。 穴を掘って鉢ごと地中に埋めて、小さな穴を開けた板や発砲スチロールで蓋をして蓮根の凍結を防ぎます。 この期間も水は切らさないように注意して下さい。 水やり 常に10㎝以上の水深を保って下さい。 夏場は非常に多くの水を消費するので、水切れには特に注意して下さい。 肥料 元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。 追肥は生育期間の間、月に1回程度、緩効性化成肥料を用土に埋め込んで下さい。 植え付け、植え替え 適期は3月です。 用土 田土が手に入るのであれば、田土が最も栽培に適しています。 田土8に完熟腐葉土2を混ぜて用土を作ります。 田土が手に入らない場合は、赤玉土8に完熟腐葉土2、または栄養堆肥2で代用可能です。 いずれの場合も苦土石灰を少量入れ、水を入れたらとろとろになるまでよくかき混ぜます。 出来れば田土を用意して栽培して下さい。 植え付け 芽が伸びると傷みやすくなるので、早目に植え付けて下さい。 土の中に蓮根が水平に、芽が上になるように植え付けます。 鉢の中でうまくトグロを巻いて成長できるよう、蓮根は鉢の縁に沿うように植えて下さい。 すぐに植え付けない場合は、蓮根を乾かさないよう、濡れた布などで包んでおきます。 植え替え すぐに根がいっぱいになるので毎年、株分けを兼ねて植え替えを行います。 鉢を傾けて水を捨て、土を洗い流して根を傷めないようにして取り出します。 新芽を付けた蓮根を3~4節ずつに切り取って、植え付けて下さい。 増やし方 株分け、種まき 株分けと種まきで増やすことが出来ます。 種まきについては下記「種まき」の項目を参照下さい。 株分け 植え替え時に、新芽を付けた蓮根を3~4節ずつに切り取って、植え付けてます。 種まき 種の採取 花弁が散って残った果実が茶色くなり、中の種が黒くなったら採取できます。 取り出して日陰で乾燥させた後、ネットなどに入れて保管して下さい。 種まき 適期は4月~5月です。 ハスの種はこのまま何百年も眠り続けることが出来ます。 発芽しやすくするために、先をヤスリ等で削ります。 目安は中の白い部分が見える程度です。 かなり固いので頑張って削って下さい。 透明な容器に水を張って種を沈めます。 明るい場所で発芽まで管理しますが、水が煮えないように注意して下さい。 発芽したらそのまましばらく育て、葉が出て根がある程度伸びたら定植します。 その後は親株と同じように管理して下さい。 台風に注意…! ハスの葉や蕾が強風に当たると傷んでしまいます。 蕾の場合はそのまま花が咲かなくなることもあります。 可能であれば風の当たらない場所に移動してください。 移動が無理な場合は暴風対策を施しますが、それでもかなり葉が傷みます。 暴風対策についてはの記事を参照下さい。 病気、害虫 まれにアブラムシが発生することがあります。 見付け次第駆除して下さい。
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千葉公園の大賀ハスの見頃 千葉公園のハスの見頃は、例年6月中旬から7月初旬頃です。 千葉公園の大賀ハスの開花状況 現在の大賀ハスの開花状況については、千葉市役所のホームページで確認することができます。 千葉公園の大賀ハスまつり 大賀ハスが見頃を迎える6月中旬から6下旬にかけて毎年「大賀ハスまつり」が開催されます。 2020年は残念ながら中止です。 ハスの葉にお酒や飲み物を注ぎ、茎から飲む象鼻杯を体験できたり、演奏などの様々なイベントが予定されています。 詳しい日程やイベント情報については、千葉市観光協会のホームページでご確認ください。 私が訪れたときには、南門入口のところには、カラフルなビニール傘が飾られていました。 「大賀ハスまつり」のナイトエンターテイメントとして行われる「YohaS(夜ハス)」のイベントの一つのようです。 蓮華亭が期間中、Barになったり、様々なアーティストのライブパフォーマンスも行われます。 千葉公園の大賀ハスが咲いている場所 千葉公園の大賀ハスが咲いている場所は、綿打池になります。 園内マップには、蓮華亭のすぐ近くに可愛らしいオオガハスの絵が描かれています。 ハスが見頃を迎える少し前には、南門周辺で花菖蒲とアジサイが見頃を迎えます。
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