Contents• マルサラワイン ブドウの品種 マルサラは多くのブドウ品種を使用していますが、カタッラット種やインツォリオ種やグリッコ種をおもに用います。 後、 に やワイン蒸留酒などを加えた後、オーク樽で熟成します。 この熟成期間が1年のものはフィーネと呼びます。 2年のものは 、4年は ・レゼルヴァ、10年はヴェルジネ・ストラヴェッキオと呼ばれます。 シチリアの太陽をたっぷりと浴び、土壌は溶岩土壌となるためミネラル豊富で糖分の高いブドウが育ちます。 もともと日照量が大変につよく、エアコンなどの設備がない時代は だと品質の劣化がみられていました。 そこでワインに蒸留アルコールを添加し、微生物の発生を抑制することで長期熟成に耐えうる製法をうみ出したのです。 そのワインは、実際にワイン単体としても味わい深く、シチリアを代表する名産ワインとなったのです。 マルサラの特徴 マルサラワインは強い木の香りやカラメルのブーケなど、豊かなアロマが感じられるワインとなります。 これは樽熟成中におこる化学反応(アミノカルボニル反応)などの影響です。 辛口ワインから甘味の強いデザートワインまであり、デザートの調理酒として使用される場合もあります。 ローストビーフのグレイビーソースの味わいにコクを出すためにマルサラワインを加えるシェフもいます。 色によって大きく3種類に分けられており、黄金色はオーロ、琥珀色はアンブラ、ルビー色の物はルビーノとなります。 ルビーノは 種との混合が認められています。 辛さによっても3種類に分けられており、セッコ 辛口・セミ・セッコ 中辛口・ドルチェ 甘口となります。 相性の良い料理 やデザートワインとして飲まれることが多いワインとなります。 高いアルコール度数となるため、 として飲めば胃を刺激して食欲を増進させます。 ただし甘口のワインは糖分が高すぎるので には辛口のものが合います。 食後にはデザートワインとして楽しむため、甘口のものが相性良くなります。 ティラミスを作る際にも使用され、料理のソースやお菓子の風味付けにも使用されます。
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概要 [ ] 酒精強化ワインはなど気温が高く温度管理が難しい栽培地域において、・防止など保存性を高めると同時に、味わいに個性を持たせるために工夫されたワイン群である。 また、保存性の良い酒精強化ワインは長期の輸送に耐えるため、船便による遠国への輸出にも向いたものであった。 特にやのものは、に英仏関係が悪化してとの取引が低迷したへワインを輸出するために発達したとも言われている。 酒精強化は、液中のアルコール分が一定量を超えるとが働かなくなり、によるの分解が止まる現象を利用している。 添加アルコールには、ワインと同様にブドウを原料としたが多く用いられる。 通常のワインのアルコール度数が概ね10-14度であるのに対し、酒精強化ワインは18度前後になる。 発酵のどの段階でアルコールを加えるかで甘口・辛口の違いが生じる。 基本的に、未発酵もしくは発酵途中に加えると糖分が多く残るために甘口、発酵後に加えたものは辛口となる。 (アペリティフ)または()として利用される。 前者は酒精強化ワインの高いアルコール分によるへの刺激、の増進を期待したもので、辛口のドライ・シェリーなどが好まれる。 後者としては、の促進とともに食後の満足感を高める甘口のものが向く。 飲用の他、の風味付けやのなどにも利用される。 主な酒精強化ワイン [ ] 代表的なものにはの、の・、のなどがある。 ピノ・デ・シャラント V. スペイン [ ] 南部地方、に近い3つの町、、、周辺が産地。 呼称統制があり、この地方で作られたブドウを用い、この場所で製造されたワインのみがシェリーの名を許される。 主な栽培品種はパロミーノ、ペドロ・ヒメネスである。 以下のタイプがあり、いずれもソレラ・システムという独特の熟成手法が採られる。 詳細はを参照。 フィノ : 軽い辛口。 パロミノ種のみから作られる。 アルコール分は15-17度。 アモンティリャード : フィノをさらに熟成させたタイプ。 琥珀色で口当たりがよい。 オロロソ: 独特の香味とこくが特徴。 17-23度。 オロロソはさらにラージャ、オロロソ、パロ・コルタド、クレマの4タイプに分けられる。 ペドロ・ヒメネス : ブドウの品種名でもある。 18度前後。 マンサニージャ : サンルカール・デ・バラメダ産のフィノ・タイプ。 フィノよりも古い歴史がある。 同じくアンダルシア地方の港町で生み出される酒精強化ワイン。 マラガはからワイン産地として知られる。 栽培品種はペドロ・ヒメネス、モスカテルなどで、大半が白ワイン。 ポルトガル [ ] ポルトー・ワインとも。 日本に初めてもたらされたワインとされており、その出荷港がであったためにこの名が付いた。 北部の沿岸が産地。 原料となるブドウの品種は多彩で、全29種がポートワインの推奨品種となっている。 発酵途中にブランデーを加えるため甘口となる。 やでもポート・タイプのワインが作られている。 ポートワインには以下のタイプがある。 詳細はを参照。 ルビー・ポート : 若い甘口で熟成期間が2-3年と短く、果実香が豊か。 もっとも一般的なタイプ。 ホワイト・ポート : 白ブドウを原料とする。 甘口から辛口まである。 トウニー・ポート : 黄褐色をしている。 熟成期間は10年程度。 安価なものから高級品まで。 ヴィンテージ・ポート : 作柄のよい年に収穫されたブドウだけで作られる高級品。 さらに澱を丁寧に除いたレイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポートもある。 の西600キロの海上にある(ポルトガル領)で作られる。 発酵させたブドウ果汁を樽詰めし、樽ごと乾燥炉に入れて約50度で3-6ヶ月間加熱処理(エストファ)した上でブランデーを加える。 マデイラワインには以下のタイプがある。 セルシアル : 辛口• ヴェルデーリョ : 中辛口• ブアル : 中甘口• マルムジー : 暗褐色をした甘口 イタリア [ ] () 島が産地。 1773年、イギリスの商人ジョン・ウッドハウスがでマデイラワインをまねて作ったのが最初とされる。 熟成度合によって以下の3タイプがある。 フィーネ : 4ヶ月以上熟成。 スペリオーレ : 2年以上熟成。 辛口が主体。 ヴェルジーネ : 5年以上熟成。 フランス [ ] () 未発酵の果汁にアルコールを添加し、数年の熟成を経て馴染ませたもの。 アルコールとしてを用いるの()や、同じくを添加する()などが有名。 () 天然甘口ワイン、もしくは天然甘味ワイン。 発酵中にアルコール添加するため甘口。 栽培品種はマカベオ、グルナッシュ、マルヴォワジー、ミュスカなど。 赤ワインではと共に供される()や()、白では()などがある。 ヴァン・ドゥー・ナチュレルの製法はにのアルノー・ド・ヴィルヌーヴ()によって確立され、現代ではやにおいて一般的なものとなった(も参照のこと)。 このタイプの白ワインは、ミュスカ・ド・リヴザルトをはじめとして()、ミュスカ・ド・フロティニアン()、ミュスカ・ド・リュネル()、ミュスカ・ド・ミルヴァル()、ミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォワ()などの名前が示すように、すべてから造られている。 一方赤ワインであるバニュルスやモーリー()にはが使われている。 参考図書 [ ]• 『世界の名酒事典』講談社、講談社、1996年。。 辻静雄『ワインの本』新潮文庫、2000年。。 木村克己『ワインの教科書』新星出版社、2006年。。 野田宏子『ベスト・ワイン』ナツメ社、2006年。。 辻調理師専門学校・山田健 監修『ワインを愉しむ基本大図鑑』講談社、2007年。。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 製法が類似している.
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マルサラ酒とは、イタリアのシチリア島で生産される酒精強化ワインで、別名「マルサラワイン」ともいわれます。 酒精強化ワイン(しゅせいきょうかワイン)とは、ワインにアルコール(酒精)を加えてアルコール度数を高めたワインのことです。 気温が高く、温度管理が難しい地域で腐らないようにするために工夫されたワインで、船便による長期の輸送のために考えられました。 酒精強化ワインは、スペインのシェリー、ポルトガルのポートワインとマデイラワインを3大酒精強化ワイン、そしてマルサラワインを含めたものが4大酒精強化ワインと呼ばれています。 このワインは、アルコール分がある量を超えると酵母が止まり、発酵による糖の分解がストップする状態を使って作られます。 加えるアルコールは、ブドウ原料のブランデーが使われることが多いよう。 通常のワインのアルコール度数は10~14度ですが、酒精強化ワインは18度前後になります。 またマルサラ酒は、ブドウの品種や育てた場所、作り方に至るまで伝統の方法で行うことが決められています。 実は、マルサラ酒は偶然生まれたそうです。 18世紀の大航海時代にイギリス人貿易商ジョンウッドハウスがシチリア西岸部を航海中に悪天候に見舞われ、シチリア西岸部の街「マルサラ」に避難することになりました。 このマルサラのレストランで飲んだワインが当時イギリスで流行していたポートワインやマデラワインに似ていたため、イギリスで売れるのではないかと考え、 当時の数ヶ月もの月日がかかる航海でも腐らないようにとアルコールを加えたのが始まりだそうです。 まさに、偶然の産物ですね。 しばらくの間、マルサラワイン市場は、イギリス人によってコントロールされていましたが、1833年にイタリア人で地元の大富豪だったヴィンチェンツォ・フローリオ氏が参入。 当時から近代的な考えのもと、輸送に便利な海に近い土地に醸造所を建築したり、イタリア国内外にマルサラを紹介していき、現在では、フローリオ社がマルサラワインの最大手ワイナリーとなっています。 マルサラ酒は、熟成年数の違いや甘さの違いによってさまざまなタイプに分けられます。 熟成度合によっては 、1年のものはフィーネ、2年はスペリオーレ、4年はスペリオーレ・レゼルヴァ、5年はヴェルジオ、10年はヴニルジネ・ストラヴェッキオと呼ばれています。 また、発酵のどの段階でアルコールを加えるかで甘口・辛口の違いが生まれます。 基本的に、未発酵もしくは発酵途中に加えると糖分が多く残るために甘口、発酵後に加えたものは辛口となり、辛口は「セッコ」、半辛口は「セミ・セッコ」、甘口は「ドルチェ」と呼ばれます。 また、白ワインに「オーロ(金色)」と「アンブア(琥珀色)」、赤ワインに黒ブドウ種であるペッリコーネ、ネーロ・ダヴオーラ、ネレッロ・マスカレーゼを使用した「ルビーノ(ルビー色)」と、大きく3種類のワインがあります。
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