枝垂柳(シダレヤナギ) 枝垂柳 (しだれやなぎ) (柳(やなぎ)、 糸柳(いとやなぎ)) Weeping willow (全体) 2018. 29 国分寺本堂 (全体) (花、葉っぱ) ・柳科。 ・学名 Salix babylonica Salix : ヤナギ属 babylonica : バビロニアの Salix(サリックス)は、 ケルト語の 「sal(近い)+ lis(水)」 が語源(水辺に多いことから) といわれるが、 ラテン語の 「salire(跳ぶ)」 が語源(生長が速いことから) との説もある。 ・北半球の温帯に分布する。 ・ふつう「柳」というと この「枝垂柳」のことを指す。 細い枝が枝垂れる。 奈良時代に渡来し、 その後日本全土に植えられた。 ・4月になると葉を広げてくる。 葉っぱだけで見ると 「川柳(かわやなぎ)」 に似ているが、 枝がしだれるので区別できる (川柳は、しだれない) ・柳は「楊」とも書く。 ・別名 「糸柳(いとやなぎ)」 ・「ももしきの 大宮人(ひと)の かづらける しだれ柳は 見れど飽かぬかも」 万葉集 「浅みどり 染めかけたりと 見るまでに 春の やなぎは 芽 も えにけるかも」 万葉集 「あさみどり 染めてかけたる 青 柳の 糸に玉貫く 春雨ぞ降る」 金槐和歌集 源実朝 「やはらかに 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」 石川啄木 ・「柳」シリーズ 枝垂柳 __________________ __________________ __________________ 大判写真 __________________ Copyright C Since 1997 Atsushi Yamamoto. All rights reserved.
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シダレヤナギ シダレヤナギ Salix babylonica ( ヤナギ) シダレヤナギは中国原産の落葉高木で、奈良時代に持ち込まれたという。 各地で水路沿いや公園などに植栽されており、街路樹にも多用されている。 雌雄異株であるが、雌株は少なく、繁殖は挿し木による。 風に柳、暖簾に腕押し・・・梢から垂れ下がった枝は風にそよいでまことに涼しげである。 この清涼感が樹下の「お化け」を連想させるのであろうか。 お化けは別として、このような垂れ下がる枝は風には強いであろう。 葉や枝を風に吹き飛ばされない仕組みとしては当を得ている。 太い幹や枝はちゃんと直立しているので立ち上がるほどの強い幹を作ることができないわけではなく、枝先だけを垂らしている。 葉を支えるために枝に投資するのではなく、当面は細い枝でぶら下げ、省力化して無駄を省いているように考えることができる。 このような戦略は周辺にもたくさんの樹木が生育しているような場所では通用しない。 樹木が点々としか生育していない場所や、水際で少なくとも片方は水面に面していて光があたることが保証されているような場合にのみ、通用する戦略である。 ヤナギの仲間は挿し木によって簡単に繁殖する。 逆に言えば、枝が風に吹き飛ばされ、あるいは水に流されていく方法も1つの繁殖方法である。 小さな種子による繁殖よりも効率は高いのではなかろうか。 河川の調査を行うと、時折シダレヤナギが河原に生育している。 上流から流されてきた枝から定着したのではないかと思う。 普段の風にはそこそこ柳腰で対応し、強風には吹き飛ばされて子供を作って繁殖する。 こんな人生もアリ である。
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シダレヤナギ シダレヤナギ Salix babylonica ( ヤナギ) シダレヤナギは中国原産の落葉高木で、奈良時代に持ち込まれたという。 各地で水路沿いや公園などに植栽されており、街路樹にも多用されている。 雌雄異株であるが、雌株は少なく、繁殖は挿し木による。 風に柳、暖簾に腕押し・・・梢から垂れ下がった枝は風にそよいでまことに涼しげである。 この清涼感が樹下の「お化け」を連想させるのであろうか。 お化けは別として、このような垂れ下がる枝は風には強いであろう。 葉や枝を風に吹き飛ばされない仕組みとしては当を得ている。 太い幹や枝はちゃんと直立しているので立ち上がるほどの強い幹を作ることができないわけではなく、枝先だけを垂らしている。 葉を支えるために枝に投資するのではなく、当面は細い枝でぶら下げ、省力化して無駄を省いているように考えることができる。 このような戦略は周辺にもたくさんの樹木が生育しているような場所では通用しない。 樹木が点々としか生育していない場所や、水際で少なくとも片方は水面に面していて光があたることが保証されているような場合にのみ、通用する戦略である。 ヤナギの仲間は挿し木によって簡単に繁殖する。 逆に言えば、枝が風に吹き飛ばされ、あるいは水に流されていく方法も1つの繁殖方法である。 小さな種子による繁殖よりも効率は高いのではなかろうか。 河川の調査を行うと、時折シダレヤナギが河原に生育している。 上流から流されてきた枝から定着したのではないかと思う。 普段の風にはそこそこ柳腰で対応し、強風には吹き飛ばされて子供を作って繁殖する。 こんな人生もアリ である。
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