好みのサイズや大きさでささっと作れる「あずま袋」。 形も想像が付くし、なんとなく簡単そうだってことは知ってるけれど、いざ作ろうと思うと、(あれっ、どこをどう縫えばいいんだっけ??)となりませんか? 今回は、水彩の優しいタッチのテキスタイルとを使いましたよ。 透き通る白さや繊細な薄さ、散りばめられたカラフルなモチーフやそのサイズ感など、このテキスタイルは小物作りにとっても向いていると思います。 (以前ご紹介したぬいしろの始末の方法で処理してみました。 ) 短い辺(タテ)は三つ折りで縫います。 このときにアレンジとしてポンポンリボンを挟み込んでみましたよ。 リボンを挟むときは向きに注意してくださいね。 また、ずれそうならば仮縫いをしてもよいでしょう。 反対からもぱたんと折りたたんで、今度は上の辺を縫い合わせます。 ここがポイント! このとき、下の布を縫ってしまうと袋状になりません。 必ず縫わないようにぺろん、とめくっておきますよ。 3.ぬいしろを割る 2箇所の直線縫いのぬいしろをアイロンで割ります。 そのまま持ち手部分にも押さえのステッチをかけましょう。 (今回はポンポンリボンを挟み込んだため、交わるところでステッチをとめました) 5.袋の形になるように立たせる 両方の持ち手の端っこを持つと、自然と立つはずです。 よいしょ! 立ちましたね。 ここまできたらもうどうみてあずま袋ですよね。 あずま袋が完成! あとは表側にひっくり返せば、あずま袋の完成です! あっという間に作れました〜。 スウィートな印象のテキスタイルなので、さらに可愛い要素を足してみたくて今回ポンポンリボンをつけてみましたが、もちろんすっきりシンプルに仕上げるのも良いと思います。 手縫いでも十分作れますし、ワンポイントにステッチをしてみたり、リバーシブルにしたり、アレンジも自由にできます。 長ほそーい布1枚あれば簡単に作れちゃうあずま袋。 お弁当を包んだり、エコバッグにしたり、小さく作ってバッグの中の小物をまとめたり。 なんにでも使えて便利ですよ。 ご参考までに。 おまけショット あずま袋、下から見ると・・・。
次の
あずま袋って何?特徴3つと使い方 作り方に入る前に、このあずま袋について少しご説明いたします。 私自身は自分で製作したものを10年以上使っているのですが、なかなか飽きのこない特別な袋です。 ちょっと順を追ってその特徴を見ていきましょう。 その1、風呂敷に似ている 使っている時の雰囲気としては、風呂敷とよく似ています。 持ち手部分をくくることによって、バッグとしての機能が完成する点では風呂敷ともよく似ています。 風呂敷は、正方形から包む物の形に合わせて自在に形が変化できるのに対し、あずま袋は袋型。 持ち手が空いているとこのような形です。 なかなか愛嬌のある形…。 その2、優秀なサブバッグ 持ち手や留め具がないので、あずま袋はコンパクトに折り畳め、しかも軽いです。 昨今では買い物袋用としてエコバッグをカバンに1つ忍ばせている人も多い事でしょう。 急な荷物の増加に楽々対応できるので、旅行先でも重宝します。 出かける際に、メインのカバンに1枚入れておくと安心。 その3、夏服にはメインのバッグにしても合う サブバッグとのご紹介をしましたが、もちろんメインのバッグにしてもOK。 布だけでできた軽やかな仕様ですので、夏服に良く合います。 大きめに作った時は、内ポケットを付けておくとサイフやスマホが取り出しやすくて便利です。 こんな風に。 また王道といえば王道の、和服に合わせるパターン。 浴衣にもよく映えます。 何故ならその方がメリットが多いから…! 少なく見積もっても、3つはメリットあります。 その1、丈夫で洗濯にも強い 1枚よりリバーシブルで2枚になっている方が丈夫なのは、当たり前といえば当たり前。 また、ただ二重だから丈夫ってだけじゃありません。 縫い代が全て裏に隠れる仕様ですので、一番ほつれやすい布の端が守られた状態になるのです。 長年の使用にも耐えてくれる堅牢さはエコバック界の王者と言っても過言ではありません…! その2、1枚で2枚分の楽しさ どちらの面でも利用可能ですので、気分に合わせて装いに合わせて二通りの楽しみ方ができます。 ただただ全ての辺を直線縫いするだけ。 そしてひっくり返せば出来上がり。 リバーシブルあずま袋は、機能美と便利さ丈夫さ、そして作りやすさまで兼ね備えた優秀アイテムなのです。 あずま袋の型紙 直線縫いだけの型紙もシンプルなあずま袋。 この大きさの長方形を2枚ご用意くださいませ。 この大きさはスーパのレジ袋の中〜大の間くらいのサイズ。 持った感じは、 このくらい。 りんごなら10個以上は入りそうですね。 風呂敷と同様に、あずま袋は平面から物を包む形に近いので、結構な収納力があります。 こちらのミチミチに詰まったあずま袋の中身は、 ・布9mほど(デニムの厚地3m含む) ・帽子 ・ストール です。 「大丈夫かなー…」と思いつつ、全部収まった時のありがたさはは旅先ならハンパない。 重量は5kg近くありましたが、持ち手をしっかり結べば大丈夫。 また以下の図の要領でお好きなサイズの、あずま袋の型紙となります。 中学1年で習うXの計算です。 ちょっと懐かしい…。 こちらの公式を当てはめれば、どんな大きさにも応用可能です。 あずま袋は 3つの正方形を合わせたサイズに、 縫い代分 の +2 というわけです。 何故ならば、袋の大きさとしての使い勝手もよく 生地のとりも良いからです。 生地のとりとは、無駄なく生地を使い切れるかどうかという意味。 大抵の生地の幅が 110cm前後ですので、 三等分する形となります。 あずま袋の作り方 ここからは縫う作業のご紹介です。 リバーシブルのあずま袋は同じ形が2枚合わさった形ですので、 ・あずま袋を2枚縫う ・縫い合わせる ・アイロンしてからひっくり返す ・最終ステッチ と、大きく分けて4工程からなります。 では順を追って細かく見ていきましょう。 あずま袋を2枚縫う 以下の図のように中表(生地の裏面が外側になるように)折ります。 実際の布地。 縫い代は1. 0cmです。 下側の辺を縫ったら、次は反対側を35cmに折りなおして同じ作業。 計4ヶ所をミシンで走ります。 縫止りは1. 0cm手前。 次に、マチを付けるなら、このように角を落とすようにステッチ。 マチの大きさは好みですが、おおよそ6cm分くらいがバランス良いでしょう。 そして縫い終わったところ。 計4カ所を縫い上がると次のような形です。 もう、それらしくなってきましたね。 縫い合わせる いよいよ、別々に縫われたあずま袋が出会います。 改めて図にすると、こんな感じに2枚のあずま袋が合わさっていく形。 縫い合わせの作業も引き続き中表(生地の裏面が外側になるように)です。 そして同じく縫い代1. 0cm。 ミシンの写真のみでは分かりずらいので、図でいうとこの部分。 黄色の辺同士、緑色の辺同士を縫います。 ぬい終わるとこのような形です。 またひっくり返す用の口として10cmほど開けておきます。 アイロンしてからひっくり返す 次はミシンの作業の次に大事なアイロンの工程です。 しっかり折り目を付けておくとキレイに仕上がります。 こちらの写真のように、縫い目を折山としてアイロンで縫い代を倒す事を「片倒し」と言います。 次にマチを軽く縫い付けておきます。 このように。 そして全体図としてはこちらです。 片倒しが終わり、マチの縫い付けも終わったところです。 あとはひっくり返してアイロンで表側から整えましょう。 最終ステッチ もはや最終形態になっているリバーシブルあずま袋ですが、 ・ひっくり返した口を閉じるため ・強度upのため 最終ステッチをかけましょう。 縫い代は0. 15cmくらいが適当でしょう。 15mmと言うと難しく聞こえますが、ミシンの押さえ金の片方が布から落ちている感じです。 全体の流れが分かりやすいように、繰り返しの作業も省かずに動画にしてみました。 静止画ではイメージしずらい部分が解消できればと思い作成しました。 14分少々と長いので、 2倍速で見るのもおすすめです。 笑 また今後も動画を追加しますので、チャンネル登録お忘れなく。 笑 リバーシブルあずま袋のコツ3つ 最後に、作業が早くなったりキレイに仕上げたりするコツを3つご紹介します。 その1、あずま袋はタテ地で裁断しよう あずま袋に限った事ではありませんが、キレイで丈夫な布製品を作るのに大切な地の目の向き。 地の目って普段はあまり聞きなれない言葉ですが、図にするとこちらです。 こちらの図のように、布地のタテ方向が長い辺になるように裁断するのがベストです。 逆にヨコ地で裁断してしまうと縫っている間に伸びやすいので、ズレが発生したり、袋としての強度もやや落ちます。 「地の目」に関してはここで話すと長くなりすぎるので、興味のある人はこちらをチェックしてみてくださいね。 些細な点ですが、洋裁を長くする上では必ず押さえておきたいポイントの1つです。 その2、先染めの布地や和の反物を使うと楽 あずま袋の型紙のパートでもご紹介したように、型紙なんてものはなく、ただの長方形でした。 ですので、ストライプやチェックなどの模様に沿って裁断できれば楽!! 線を引く手間も省けます。 ストライプやチェックを選ぶ際は、糸を先に染めてから織られた 先染めの布地がおすすめです。 ストライプやチェックでも、プリント柄は寸法がズレている恐れがあります。 見分け方は、 裏まで同じ色柄かどうか。 裏が白ければ、残念ながらそれはプリントです…。 布地としてはプリントよりも先染めの方が高級とされています。 また着物や浴衣用の反物もおすすめです。 幅が40cm前後でそのまま活かせるものが多く、存在感のあるあずま袋が仕上がります。 こちらは伊勢木綿で、 こちらは会津木綿。 明治時代から使われている織機で織られた先染めの織物です。 存在感と高級感が出ます。 その3、待ち針やしつけはなくてOK プロの現場では、よっぽどの事がない限り待ち針やしつけはしません。 動画では布の持ち方やミシンの使い方など、実際の手の動かし方を見て頂けます。 ミシンの素早い作業について、詳しく知りたい人はこちらの記事もおすすめ。 待ち針やしつけ糸なし慣れてしまうと、作業スピードが大幅up…! 要らない布でちょっと練習してでもマスターする価値はアリです。 ご購入ならSewing Logへ ここまでの長文を読んで頂いている人は、もはや 作る気満々かと思いますが、一応宣伝させてください…!! 私のショップを…。 1番の売れ筋である事と、作業性が良いので当ショップの看板商品「リバーシブルあずま袋」です。 動画編集までして自分の手の内を明かしましたが、あずま袋は日本に昔から伝わる形ですので、著作権フリーといったところでしょう…。 リバーシブル仕様を考えたのは自分だと信じているのですが、通販でも街角でも同じようなものを見かけます。 そんな時は心の中で、「元祖は私やで…」とほくそ笑みます。
次の
作ってみよう!あずま袋 まずは型紙を作りましょう。 縦:横=1:3で作ります。 一番簡単なのは、幅90㎝の布を使って、長さを30cmにします。 この場合90cmの両端はミミになりますので、始末しないで大丈夫ですね。 布を裁断するとき、30㎝とった上下は1㎝ずつ縫い代をとってください。 もちろん布のミミを使わない場合は両脇も1㎝ずつ縫い代をとってください。 次に裁断した布を縫っていきます。 布の上下をほつれないように織り込んで縫っておきます。 (両脇も縫い代をとってある場合はそちらも端を縫っておきましょう。 )終わったら、布を横長に置き、チャコペンなどで90㎝の幅を30㎝ずつの3等分で印をつけます。 30㎝角の正方形が横に3つになる状態です。 (印をつけるだけです。 切りません。 ) 表を上にして置きます。 左の正方形をA、真ん中をB、右をCとします。 AをBに、中表に重ねて、上側を縫います。 次にAの下側をめくりあげ(三角にめくりあげます)Cを重ね合わせて下を縫います。 簡単にいえば、AとBの上側、BとCの下側を縫い合わせる、ということですね。 終わったら、表を外側にひっくり返してみましょう。 これで完成です。 簡単ですね!直線縫いのみのシンプルな作り方、これは初心者でも大丈夫! あずま袋ってこんなに使える! 小さめに作ってお弁当包みのかわりに。 これなら結ぶ手間も一回、子供にも楽々です。 また、化粧品や衛生用品を入れておくポーチ代わりにも。 いくつあっても困らなそうですね。 大きめに作ってお買い物時のエコバッグに。 詰めやすくきちんと縛ってくれば運んでいる最中に落ちる心配もなし。 和柄の布を使って作れば、ゆかたにも合いそう。 ケータイやお財布、ハンカチをあずま袋に入れて持てば、雰囲気も壊れませんね。 夏祭りなどで活躍しそうですよね。 綿などの丈夫な布であれば、使い道はどんどん広がっていきますよ。 小さめのあずま袋は、手ぬぐいなどを使って作るのもいいですし、手芸店で「ハギレ」として売られているものでも作れそうですね。 スポンサーリンク デザインも一工夫。 手芸サイトなどではいろいろなあずま袋を載せています。 リバーシブルにしてみたり、布をツートンカラーにしてみたり、作り方さえきちんと理解すると自分でいろいろなアレンジや色使いが楽しめるのが手作りのいいところです。 布や持ち手を工夫するだけで洋服にも合いますので、普段使いのバッグの代わりにもできますね。 持つときも、持ち手を長く作って結ぶのと、キュッと結ぶのでは雰囲気が変わってきます。 同じあずま袋でも、その日の服装や使い道によって変化させられるのがバッグとはまた違って楽しいところですね。 手芸は苦手だということで、ミシンが埃かぶっている方でも絶対作れます。 そして自分で作ったらいいことだらけ。 しかも簡単。 そして物を入れた時の抜群の安定感。 昔の人の知恵ですね。 あずま袋は本当に便利ですので、作ってみてはいかがでしょうか? 注意点があるとすれば、布の選び方かもしれません。 結んで使うので、できるだけ厚手の布は避けたほうが使いやすいかと思います。 かんたんに結べるくらいの布にしましょう。 ミシンは苦手な人は手縫いでもいけます!使いだしたら手放せなくなるかもしれませんよ!.
次の