長崎くんち2019踊り町の元相は今博多町だった 今博多町は、諏訪神社と、眼鏡橋の中間にある町です。 長崎には博多商人の町がありました。 現在は万才町(まんざいまち)といいます。 万才町は、今は長崎裁判所や大手保険会社のビルが立ち並ぶビジネス街です。 この万才町を昔は本博多町といいました。 今博多町は踊り町の始まり 今博多町は、本博多町の商人が新しく移り住んだ町です。 そして、ここは花街でもありました。 この花街に住む遊女、高尾と音羽が舞を奉納したことが、奉納踊の始まりです。 ということは、踊り町の奉納踊の始まりは、今博多町だったんですね。 そんなに歴史がある町だとは私も知りませんでした。 高尾と音羽が舞を奉納したのが1634年、今から385年も前のことです。 それから今博多町は、現在まで一度も欠かすことなく、舞を奉納し続けています。 【長崎くんち】今博多町の本踊り。 — 長崎市観光推進課 nagasakikanko 踊り子の着物は、鶴をイメージした白い羽織が印象的です。 着物を始め、着付け、かつら、メイクはすべてからプロの方を呼んで行ってもらいます。 予算の関係上、踊り子さんは6人までということのようです。 こんなに美しい着物とプロの方のメイクをしてもらえるなら、参加したくなりますが、本番までの道のりはかなり大変なんですよ。 厳しい練習があるからこそ、本番に美しく羽ばたけるんですよね。 踊りの師匠は花柳流の先生 今博多町の舞を指導するのは、花柳流の花柳寿々初(すずはつ)師匠です。 花柳寿々初師匠は、今博多町だけではなく、馬町、万才町の本踊の師匠もされています。 約45年前から、おくんちの本踊りの指導に携わり、踊りの素晴らしさを広めたいと貢献されています。 今博多町のスケジュール 今博多町の各曜日と演目場所での時間です。 10月7日(月)• 諏訪神社 7:00• 中央公園 8:10 招待席のみ• お 旅 所 9:10 10月7日(月)おくんちの夕べ• 諏訪神社 16:00• 中央公園 17:10 10月8日(火)• 八坂神社 8:00• 中央公園 9:00 10月9日(水)• お 旅 所 8:30• 諏訪神社 9:20 と、ご紹介しましたが、こちらはほぼ事前チケットで完売になっています。 桟敷席をゲットできた方は参考にしてください。 桟敷席以外で見るには立ち見席 長崎くんち、諏訪神社奉納会場なう。 いやスゴイ人出です。 — 無尽探査機 muzintansaki 立ち見席の場所は、桟敷席の外側になります。 この写真でみると、ほぼ座っている人達ですが、この周りを囲んで立ち見席があります。 立ち見席は諏訪神社で当日に販売しています。 値段は1500円で300席となっています。 立ち見席を買うには 10月7日をおくんちでは、前日と言います。 前日の始まりは午前7時。 各踊り町が順番に諏訪神社の神様の前で奉納踊を捧げます。 立ち見席販売開始時間は午前6時からです。 しかし、もうこの時間は行列ができています。 早い人は前日の夜10時頃から夜通し並んでいます。 遅くとも、夜中3時には並んでいたほうがいいです。 庭先回りを見る そんな、前日や夜中から並ぶなんて無理という方にはこちらです。 諏訪神社に奉納踊を済ませた後、各踊り町は、町を練り周りながら、御旅所や、八坂神社に向かいます。 向かう先々で、商店や、企業の玄関先で踊りを披露します。 それが「庭先回り(にわさきまわり)」と呼ばれるものです。
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長崎くんち2019年の踊り町と奉納踊と見どころは? 今年の踊り町と奉納踊は次の通りです。 各町ごとに奉納踊りを紹介していきたいと思います。 今博多町の奉納踊り 傘鉾と本踊 今博多町は、博多商人が長崎に移り住み開いた町です。 今年の本踊りは、踊子(おどりこ)として参加する花柳流、唄と三味線を担う「地方(じかた)」を四芳会(しほうかい)が今博多町から出演することになり、先日出演契約を結ぶ結納が執り行われています。 長崎くんちの「結納」は、踊町(おどりちょう)が日本舞踊の師匠などから出演の確約を得ることで、師匠や踊子、地方ら出演者に結納金を贈るのが慣例となっています。 前回、2012年の今博多町の傘鉾と本踊の動画です。 本職の舞妓さんが踊るも見応えがありますが、小さい子供の踊りは可愛らしくて微笑ましいです。 今博多町の傘鉾と本踊 魚の町の奉納踊り 傘鉾と川船 その昔魚市場があったことから、今魚町と呼ばれていて、昭和38年に魚の町に変名した町で、川船の歴史は、わかっているだけでも1828年に絵師の川原慶賀の絵の中に川船が描かれているのが、確認できる一番古い事項になります。 現在の船は昭和30年に造られた重量約2トンの檜造りの船です。 川船には子供の囃子方が乗っており、その船を大人が縦横無尽に船を引き廻すのは豪快の一言です。 また、川船の影に隠れがちですが、魚の町の傘鉾の飾(ダシ)は市指定有形文化財で町名に因んで鯛、海老わせ魚籠うたせ網を中にして、ビードロ細工の葦を配していて、そちらもみどころです。 前回、2012年の魚の町の傘鉾と川船の動画です。 川船の一番の見所は、子供の船頭による網打ちと、勇壮な船廻しでしょう。 大観衆の中でプレッシャーと戦いながら子供が投網するところは特に見どころでしょう。 魚の町 傘鉾と川船 玉園町の奉納踊り 傘鉾と獅子踊り 諏訪神社がある玉園山の近くということから命名された玉園町。 上筑後町と東上町の一部と下筑後町の一部を合わせて現在の町が構成されています。 昔から筑後獅子として奉納踊りでは評判だったとの事ですが、昭和に入った頃から伝統が途絶え、近年は長与町吉無田郷で200年間受け継がれたでんと芸能の獅子踊り保存会に助力を願って行っているとのこと。 前回は親獅子を獅子踊り保存会の16名、子獅子を玉園町に住む小学生8名にて演じており、今回も似た形で演じられるものと期待しております。 前回、2012年玉園町の傘鉾と獅子踊りの動画です。 獅子踊りの見どころは、「花しぶり」と呼ばれる高さ3mほどの牡丹の花に向かい上体を反らしたり反動をつけたりして伸び上がるダイナミックな技です。 これは、「獅子身中の虫」と呼ばれる獅子の身体の中にいる寄生虫を退治する為に牡丹の花の蜜を吸う仕草だそうです。 玉園町 傘鉾と獅子踊り 江戸町の奉納踊り 傘鉾と阿蘭陀船 江戸時代、長崎奉行所西役所(旧長崎県庁跡)があった江戸町。 江戸から赴任してくる役人が多くいた事や、江戸のように栄える事を願って名付けられた江戸町。 出島が出来てからは唯一オランダと石橋1つで繋がっていた江戸町はオランダ人と親交が深く、オランダ人が、江戸町をオランダ語表記した「JEDOMATI」から取ったJとDとMを組み合わせて紋章を作り、江戸町に贈ったと言われています。 通称、「タコノマクラ」と言われ、2018年に商標登録されたことでも有名になりました。 もちろん、江戸町の奉納踊り、阿蘭陀船にもこの紋章がつけられております。 すぐにわかると思いますが、阿蘭陀船を見かけたら確認して見て下さい。 前回、2012年江戸町の傘鉾と阿蘭陀船の動画です。 阿蘭陀船の見どころは、3トンもの船を豪快に引き廻す様子や、350キロある小船を子供たちが力強く引き廻すところです。 江戸町 傘鉾と阿蘭陀船 籠町の奉納踊り 傘鉾と龍踊 長崎くんちでも、一番人気のある龍踊。 龍踊の起源は、中国の五穀豊穣を祈る雨乞いの神事からきていると言われています。 江戸時代、元禄年間に籠町に隣接する唐人屋敷のある館内町で龍踊りをしているのを籠町の人が教わり、享保年間から長崎くんちの奉納踊りに披露されてきたとされています。 館内町の中国人も、隣の籠町の住人と親交が深く、寛政年間に龍踊りを教え始めた頃から進んで籠町の人の為に本国から龍踊に必要な楽器や衣装の一切を取り寄せて指導にあたったとされています。 前回、2012年籠町の傘鉾と龍踊の動画です。 龍踊の龍は、全長20m、鱗8000枚総重量150Kgで「宝珠衆」と10名の「龍衆」による生きているかのような龍の動きは見応え充分です。 籠町 傘鉾と龍踊り その他の踊り町 古町、桜町、勝山町は今回は不参加との事です。 日程とスケジュールは? 各会場の奉納踊りのスケジュールを紹介したいと思います。 尚、雨天、荒天時はスケジュールに変更がありますのでご了承下さい。 諏訪神社の奉納踊りスケジュール 10月7日 7:00開始 時刻 踊り町 奉納踊り 7:00 今博多町 本踊 7:30 魚の町 川船 8:00 玉園町 獅子踊 8:30 江戸町 阿蘭陀船 9:00 籠町 龍踊 10月7日 16:00開始(くんちの夕べ) 時刻 踊り町 奉納踊り 16:00 今博多町 本踊 16:30 魚の町 川船 17:00 玉園町 獅子踊 17:30 江戸町 阿蘭陀船 18:00 籠町 龍踊 10月9日 8:20開始 時刻 踊り町 奉納踊り 8:20 江戸町 阿蘭陀船 8:50 玉園町 獅子踊 9:20 籠町 龍踊 9:50 今博多町 本踊 10:20 魚の町 川船 中央公園の奉納踊りスケジュール 10月7日 8:10開始 時刻 踊り町 奉納踊り 8:10 今博多町 本踊 8:40 魚の町 川船 9:10 玉園町 獅子踊 9:40 江戸町 阿蘭陀船 10:10 籠町 龍踊 10月7日 17:10開始 時刻 踊り町 奉納踊り 17:10 今博多町 本踊 17:40 魚の町 川船 18:10 玉園町 獅子踊 18:40 江戸町 阿蘭陀船 19:10 籠町 龍踊 10月8日 8:00開始 時刻 踊り町 奉納踊り 8:10 魚の町 川船 8:40 籠町 龍踊 9:10 今博多町 本踊 9:40 玉園町 獅子踊 10:10 江戸町 阿蘭陀船 八坂神社の奉納踊りスケジュール 10月8日 7:00開始 時刻 踊り町 奉納踊り 7:00 魚の町 川船 7:30 籠町 龍踊 8:00 今博多町 本踊 8:30 玉園町 獅子踊 9:00 江戸町 阿蘭陀船 御旅所の奉納踊りスケジュール 10月7日 9:10 開始 時刻 踊り町 奉納踊り 9:10 今博多町 本踊 9:40 魚の町 川船 10:10 玉園町 獅子踊 10:40 江戸町 阿蘭陀船 11:10 籠町 龍踊 10月9日 7:00開始 時刻 踊り町 奉納踊り 7:00 江戸町 阿蘭陀船 7:30 玉園町 獅子踊 8:00 籠町 龍踊 8:30 今博多町 本踊 9:00 魚の町 川船 7月7日現在、令和元年の各踊町の庭先回りスケジュールはまだ発表されていないので、発表され次第追記したいと思います。 お下り・お上りのスケジュール 派手な奉納踊りの影に隠れてしまいがちですが、おくんちはお下りで諏訪、住吉、森崎の御神輿を御旅所に安置し、お上りで諏訪神社に戻すという神事からきているので、どっちかと言うとこちらがメインなんです。 こちらも諏訪神社の長坂を一気に下り、上りする様子はなかなか勇壮で見応えありです。 お下りは10月7日の13時から、お上りは10月9日の13時からとなります。
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籠町は中華街のすぐそばにあります。 冬の風物詩、ランタンフェスティバルの会場になる湊公園(みなとこうえん)から道路を渡ると籠町です。 この町は、竹籠を作る職人さんが多い町だったので「籠町 かごまち 」と名付けられました。 籠町には、本籠町(ほんかごまち)と今籠町(いまかごまち)という町名があります。 龍踊りは本籠町、今籠町は本踊りを奉納する踊り町になっています。 名前は似ていますが、お互いの場所は離れたところにあります。 籠町と龍踊りの関係 今から約三百年前、本籠町の隣町にある、館内(かんない)というところに、中国の人達が住んでいる、唐人屋敷(とうじんやしき)がありました。 龍踊りは、唐人屋敷の中で、毎年旧暦の正月1月15日に踊られていました。 籠町の人達は、唐人屋敷内の中国の人達と親しく交友していて、そこで中国の龍踊りを教えてもらい、それを長崎くんちの奉納踊(ほうのうおどり)として踊るようになりました。 籠町は、日本の龍踊りの元祖の町です。 その後、龍踊りは他の3つの町でも踊られ、長崎くんちの奉納踊の出し物となりました。 龍踊りとはどんなもの? 龍踊りは、中国から伝わったものです。 数千年前の中国では、五穀豊じょうを願う雨乞いの儀式に龍踊りが行われていました。 龍踊りは、金の玉を龍が追い求めて回る様子を描いています。 金の玉は、太陽や月を表しています。 この玉を龍が飲み込むことによって、太陽が消え、空が暗転して雨が降るというものです。 日照りに苦しむ農民が、雨を祈る儀式として、龍踊りは始まりました。 その後、この踊りは、中国内でお祝いやお祭りに使われるようになりました。 龍は麒麟(きりん)がモチーフになっています。 眼はオオカミの眼• 獅子のたてがみ• 馬の耳• 鹿の角• 鷲 ワシ の足 麒麟はこれらを併せ持った想像上の霊獣です。 龍踊りの演技内容 龍踊りの演技は、太陽である金の玉を、龍が追いかけて飲み込むというものです。 玉は飲み込まれないように逃げ回ります。 王追い 龍は体を上下左右に振り、くねらせながら玉を追いかけます。 玉は龍の胴体をくぐって逃げ回るので、龍も自分の胴体をくぐりぬけようとします。 ずぐら(玉探し) 龍はとぐろを巻いて、玉を探します。 頭を振って左右を見回したり、上に、下にとなって玉を探し回ります。 玉を見つけると、胴をくぐって玉追いを始めます。 龍は激しく玉を追いかけ回してたかと思うと、玉を見失い、息をひそめるように静かに探し回ります。 見つけるとまた激しく追いかけ回す。 龍踊りだけではなく、長崎くんちの奉納踊は、それぞれ物語になっています。 3体の龍が一緒に踊りまわる「巴踊り」が筑後町の見どころです。 五島町の龍踊り 五島町は五嶋町とも書きます。 この町も、長崎駅の近くにある町で、筑後町と近くです。 五島町が龍踊りを始めたのは平成12年からで、まだ歴史的には浅いですね。 でも、踊り町としての参加は古い時代から傘鉾(かさぼこ)で参加していました。 おくんちの踊り町は、町民が一体になって奉納踊りを成功させるものです。 五嶋町は、龍踊りをたくさんの町民に参加してもらいたという願いではじめたそうです。 五嶋町の龍踊りの特徴 【2014長崎ランタンフェスティバル】 本日、2月14日(金)でフィナーレです。 期間中、龍踊りを披露していただいた長崎女子高の龍踊り部の皆さん。 本日で3年生が引退となる出演です。 皆さんの応援ともってこーい!で盛り上げましょう! — 長崎市観光推進課 nagasakikanko 今回は、長崎くんち2019の龍踊り じゃおどり はどの踊り町なのか? そして、4つの町の龍の違いを紹介しました。 7年に一度しかみることができない奉納踊の出し物ですが、4つの町が、龍踊りをもっていることで、他の出し物よりも頻繁に見ることができます。 龍踊りは、コッコデショと並んで、長崎を代表する出し物です。 おくんちを見物に来る県外の人にも、たくさん見てもらえますね。 また、龍踊りは長崎くんち以外に、ランタンフェスティバルでも活躍します。 2019年、令和元年の長崎くんちの龍踊りは、本家の籠町です。 ぜひ、楽しみに見にきてくださいね。
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